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レビー小体型認知症とアルツハイマー病の脳の類似(放医研と千葉大の共同研究)

2012年12月6日に「放射線医学総合研究所」公式サイトに掲載された千葉大学との共同研究の結果を発表した記事から一部抜粋(青字部分)。全文は→こちら
この研究では、「レビー小体型認知症」ではなく「認知症を伴うレヴィ小体病」と書かれています。(この病気の発見者である小阪憲司医師は、レビー小体型認知症と呼んでいます。)


  <三大認知症の一つであるレヴィ小体病の脳萎縮にもアミロイドが関連
    認知症の原因として最多のアルツハイマー病認知症の脳萎縮と同じ状況
         レヴィ小体病の新規治療戦略へつながる知見

  —この研究成果のポイント—

アミロイド蓄積が認知症を伴うレヴィ小体病の脳萎縮に関連
*上記の脳萎縮は、アルツハイマー病の脳萎縮に酷似
アミロイドが認知症を伴うレヴィ小体病における治療標的となる可能性を提唱。

「レヴィ小体病」は、3大認知症の1つで、日本には、約60万人(日本人の約220人に1人の割合)の患者がいるともいわれている。
しかしその原因については不明な点が多く、解明されていない。
放射線医学総合研究所(放医研)と千葉大学大学院医学研究院は、PETとMRIを用いた研究により、認知症を伴うレヴィ小体病の脳萎縮にアルツハイマー病と同じくアミロイドが密接に関連することを世界で初めて明らかにした。
アルツハイマー病への治療が、認知症を伴うレヴィ小体病においても(アミロイド沈着を伴う場合に)応用できる可能性を示す

  —研究の背景と目的—

これまでの研究で、認知症を伴うレヴィ小体病においても、アミロイドの蓄積が生じる例があることや、脳が萎縮する例があることなどは、知られていた。
さらに、病初期に認知症を伴わないレヴィ小体病患者でも、脳が萎縮している症例では、将来認知症が出てくる可能性が高いということも報告されている。
しかし認知症を伴うレヴィ小体病における脳内のアミロイドの蓄積と脳の萎縮との関連は、明らかではなかった。
 
今回の研究結果により、認知症を伴うレヴィ小体病患者においては、脳内にアミロイドが蓄積しているとアルツハイマー病患者と酷似した脳の萎縮を認めることが判明した。
一方で、認知症を伴うレヴィ小体病でアミロイドが蓄積していない患者においては、ほとんど脳萎縮を認めなかった

今回の結果は、現在アルツハイマー病に対する新規治療法として期待されているアミロイドを取り除く新規治療薬が、将来的に認知症を伴うレヴィ小体病においても有効でありうることを示している。
近い将来、分子イメージング技術による病態の詳細な評価が、個々の患者さんにおける治療戦略を左右する、いわばテーラーメード治療の実現に寄与する可能性も示している。

注)分子イメージングとは、生体内で起こるさまざまな現象を分子レベルで画像化することであり、新しいライフサイエンス研究分野。脳の状態を生きたまま調べることが出来るため、さまざまな脳の病気の仕組みの解明や、早期発見が可能となる新しい診断法や、画期的な治療法を確立するための手段として期待されている。

*関連カテゴリ:「レビー小体型認知症について
*関連カテゴリ:「認知症の予防・診断・治療

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踊るチューリップ(去年の春撮影)
今年もまた色々な不思議なチューリップを見ました。
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No title

父を介護しているころ、仲間がC大の医師集会に参加??し、
その知識が家族以上ではなく以下、だったことを知り、愕然としました。
「レヴィ」と表記するのは、意地なのか、なんなのか、、昔は
「レヴィ」多かったですけど。
と、どうでもいいことにひっかかりました。
でも、、レビーとアルツハイマーとの同時進行はすでにわかってることですが、、う〜〜ん。
アミロイドを取除けばレビー小体もでてこないわけだけど、
出ちゃってるレビー小体は消せないでしょう、、
私の書き方ッテ、ド素人ですね〜〜

No title

この研究は、医学的な価値は認めがたいですね。
アルツハイマーでも、脳の萎縮と認知機能は必ずも関係ないことが確認されています。
また、アルツハイマーで神経細胞死を起こすのは、ベータアミロイドの蓄積ではないことが確認されています。
アルツハイマーで、ある物質(名前を忘れました)が出来て、それが強い神経細胞毒性を持ち、神経細胞死をもたらしていると確認されています。ベータアミロイドは、その最終産物だと言われています。
認知症を考えていくうえで、脳のどの部位の障害がおこると、どのような症状が出てくると言うことが重要です。
その部位の障害で認知症が起こることを証明する必要があります。
このような観点での研究はほとんどされていません。
コウノメソッドでは、病理学的な診断より臨床的な診断を優先します。臨床的にレビーであることと、レビー小体の多さが関係するなら、九州の久山町の剖検データを解析すると、日本で一番多い認知症はレビーだと言うことに成ります。
あと、最近の脳科学などのから得られた仮説を組み合わせると、初期のアルツハイマーはベータアミロイドの蓄積とは無関係であると言う仮説が可能です。
ベータアミロイドも仮説でした。前記のようにこの仮説は誤りであることが確認されたと言うことです。

PS:すいません。HNの記入を忘れました。

不思議なこと

ygraciaさん
コメントありがとうございました。

私もこれを読んで、頭の中は「?」で一杯でした。
私も最大の「?」は、「なぜレヴィ?!」でした。

そういえば私の母が、3年前に初めてレビーと診断された時の診断名は、「びまん性レビー小体病」でした。(その頃は、既に「レビー小体型認知症」が正式名称だったはずなのに・・)

私たちは、ド素人ゆえに、常に「自分の知識は欠けているし、間違っているかもしれない(=しっかり確認しなくては)」と思って色々調べます。
でも今まで母を診た多くの医師を見ていると、レビーに関する知識のアップデートがされていないと感じます。

もちろん医師は、レビー患者だけを診ている訳ではありません。何千なのか、数も想像できませんが、無数の病気について一通りは知っていなくてはいけないので、レビー1つをそんなに勉強していられないというのも分かることは分かるんです。

でもせめて、後からでも調べようとか、確認してみようとか、そういう気持ちを(研修医の時に持っていた気持ちを)失わないで欲しいです。
私は、医師は、「わかりません。後で調べてみます」と言っていいと思っています。

追伸:
レビーフォーラム、行けなくなってしまい、とても悔しかったです。
このブログの読者が「とても勉強になり良かった」と、内容を少し教えて下さいました。その方は、「対照的な2つの介護体験がとても参考になった」そうです。
ygraciaさんのブログも読みましたが、お一人おひとり「知っていること」も「知りたいこと」も違うでしょうから、中々難しい所がありますね。


無記名の方へ
コメントありがとうございます。
「アルツハイマーで神経細胞死を起こすのは、ベータアミロイドの蓄積ではないことが確認されている」そうですが、私は、その記事(論文)をまだ読んでいません。是非読みたいです。
出典を教えて頂けますと大変助かります。

βアミロイドについて

熊本の木村先生が、ある勉強会でメンバーの前で説明していました。
学会でも発表される前の、情報だったようです。
1年ほど前の話ですから、どこかの学界で発表されたかも知れません(ただし日本とは限りません)。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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