アルツハイマー病原因物質 血液から検出可能に(日経新聞)

2013年3月27日の日本経済新聞(夕刊)に掲載の記事全文。(青字部分。原文通り)


     < アルツハイマー病原因物質、血液から検出可能に
                 ノーベル化学賞、島津の田中氏ら開発 >


島津製作所の田中耕一フェローの研究グループは、血液の中にわずかに含まれるアルツハイマー病の原因物質を検出する技術を開発した。
ノーベル化学賞を受けた質量分析技術を発展させ、ほかの成分があっても正確に見分ける。
今後数年の研究で原因物質の量と発症の関係が明らかになれば、早期診断や新薬の効果を見極める有力な手立てとなる。治療研究が大きく前進する可能性が出てきた。

認知能力を損なうアルツハイマー病の研究目的で血液を調べ、原因物質とされるたんぱく質「アミロイドベータ」の検出に成功した。国立長寿医療研究センターと共同研究を始めた。

アルツハイマー病は、発症する10〜15年前から脳にアミロイドベータが蓄積するという。血液にもしみ出ていると考えられるが、ごく微量のために血液検査で詳細に測るのは事実上不可能だった。

研究グループは、特定のたんぱく質と結びつく微粒子を開発したほか、たんぱく質をふるい分ける質量分析技術の感度を高めた。
体内の膨大なたんぱく質から病気にかかわるたんぱく質を絞り込むのは、世界中からたった1人を探し出すくらい難しいといわれていた。
国立長寿研は「検出感度が高く、複数ある種類や量が詳しく分かる」と話す。

現在、アミロイドベータを調べるには、がん診断に使う陽電子放射断層撮影装置(PET)を活用したり、背骨に注射をして脳髄液を採取したりする。検査の負担が大きかった。

血液検査で簡単に分かれば、治療の手掛かりが見つかるとの期待が高まる。
国立長寿研ではセンターの倫理委員会に研究を要請中で、認可を受けて応用研究を始める。


このブログの中のカテゴリ
*「各種認知症早期発見のための知識とチェックリスト」(アルツハイマー病・レビー小体型認知症・脳血管性認知症・前頭側頭型認知症—ピック病—)
*「認知症の予防・診断・治療
*「認知症とは・ケア・介護など

tanaka.jpg
開発した田中耕一さん(ノーベル賞受賞の頃)
島津製作所公式サイトから。
関連記事

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR