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レビー小体型認知症を簡単に鑑別する可能性

アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症の鑑別には、交感神経皮膚反応(sympathetic skin response:SSR)と心拍変動率(HRV)の測定が有用である可能性が、金沢大学保健管理センターの根上昌子氏らによる検討の結果より示された。
(出典→CareNet/2013年3月19日)

この内容をわかりやすく説明したものは→こちら。(独立行政法人科学技術振興機構の公式サイトから)以下、その中から一部抜粋一部要約。(青字部分)

この技術は、まだ実用化に至っていないようです。この技術の問題点など詳細は、私にはわかりません。上記CareNetの記事を読まれた方は、教えて下さい。
<追記:レビー小体型認知症患者の薬への反応には、大きな個人差があるようです。アリセプトへの反応にも個人差があり、副作用が出ない例も家族会などで聞いています。>


  <認知症のタイプの脈波もしくは神経伝導検査による簡易判別法>
             金沢大学保健管理センター  丸田高広氏  吉川弘明氏

アルツハイマー病の治療薬アリセプト (注1)が、特にレビー小体型認知症において、徐脈性不整脈や意識障害など、心血管系に重篤な影響を及ぼす報告が相次いでなされた。
内服薬の標的になるアセチルコリンは、脳活動ばかりでなく、心臓(注2)の自律神経にも作用するため。
特に、自律神経障害を伴いやすいレビー小体型認知症で顕著となる。
そのため認知症の原因疾患の鑑別が大切である。(P.5)

レビー小体型認知症は、副交感神経ではなく交感神経が弱い。(P.9)
交感神経が弱いことで認知症治療薬・アリセプトの副作用が出やすい。(P.8)

脳画像検査(MRI/SPECT)でレビー小体型認知症とアルツハイマー病の区別はつかない。(P.6)

交感神経皮膚反応(SSR)、 脈波スペクトル解析(AISA)を利用することによって、今後、ごく小さな装置で測定し、自動鑑別が可能(P.12)になる。(装置の写真 P.9, P.11)

MIBG心筋シンチグラフィ詳細)(注3)と比べ、次の利点がある。(P.16)

• (心筋シンチグラフィーで起こる)放射線被爆がない。
• いつでも検査可能になる。(初診時検査も可能で、検査目的再診が要らない。)
• 経済的、時間的負担を患者・施設共になくす。(1件4-6万円、3-4時間の軽減)
• どこの施設でも検査可能になる。(診療所、介護施設、健康増進設備など)

この実用化には、今後、機材のコンパクト化と自動判定ソフト開発が必要。(P.19)
問い合わせ先(電話・ファックス・メールアドレス)掲載。(P.24)


注1 byしば:原文では、商品名(アリセプト)ではなく「Donepezil」。
注2 byしば:原文では、「心」ですが、文脈から「心臓」と思われます。
注3 byしば:MIBG心筋シンチグラフィは、レビー小体型認知症患者の心臓の自律神経(心臓交感神経)の障害を発見する検査です。精度が高く、患者の9割を識別しますが、費用も時間もかかります。(詳細

*「レビー小体型認知症の特集記事(朝日新聞)」(脳血管性認知症も)
*カテゴリ:「レビー小体型認知症他の症状チェック」(各種認知症早期発見のための知識とチェックリスト)
*カテゴリ:「レビー小体型認知症について
*カテゴリ:「認知症の予防・診断・治療

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寒緋桜(カンヒザクラ)。別名 : 緋寒桜(ヒカンザクラ)
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No title

この技術は、3~4年前に存在を確認していました。
特許申請中という事で、詳細は判りませんでしたが・・・・。
この放送を契機に製品化されると良いのですが・・・。

hokehoke先生

そんな前からあったのですか。知りませんでした。

これは、放送されたものではなく、たまたまネット上で見つけたものです。
CareNetの会員(医師、医療従事者限定)であれば、下のアドレスで詳しい記事を読めるのですが、私は、会員でないので読めません。
http://www.carenet.com/news/general/carenet/33942

この記事に書かれた通り、介護施設でも保健所でもどこでもパッと検査ができて、「レビーです」と自動鑑別できるようになれば、本当に夢のような話です。

3年前に母の主治医(神経内科医)は「レビーかどうかなんて、解剖しなきゃわからないんだ」と言っていましたから。
「そんなひどい、そんなバカな時代があったの?!」という時が、1日も早く来て欲しいです。

No title

昨年のレビー小体型認知症研究会では、診断方法については、いろいろな科が、それなりの研究をしていることがわかりました。
皮膚とか、鼻粘膜とか。別のところでは眼科から、、なんていう話も聞きました。
皮膚が早く進むかなあ。
わかりませんが。
早期診断も必要だけど、やっぱり正しく理解してほしい。
早期診断、早期絶望、あとが続かない現状をナントカしないとって思います。

No title

コメントありがとうございます。
皮膚ですか・・。この記事に出て来た「交感神経皮膚反応」とは、また違う方法なのでしょうか?興味があります。
植物の写真を見せて顔に見えるかどうかという検査もまだ実物を見たことがありません。見てみたいものです。

私は、早期診断によって「薬で劇的悪化」という悲劇を止めて欲しいです。
そのためには、医師の皆さんの努力も必要ですが、家族に知識があれば、ある程度食い止めることもできるのではないかと思っています。

介護家族は、レビー患者が、右肩下がりで悪くなっていく(進行していく)だけではないことを医療関係者や介護・福祉関係者よりも知っているかも知れません。
介護家族ができること、想像以上に大きいかも知れませんね。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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