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処方された薬で悪化→相談は?

レビー小体型認知症の人は、薬物(特に抗精神病薬)に対して悪い影響が現われやすいのが大きな特徴である。これを「薬剤過敏性」という。
アルツハイマー型などの他の認知症やパーキンソン病においては、こうした過敏性はあまり見られない
(この病気の発見者・小坂憲司著「第二の認知症」P.92より)

具体的には、いろいろな副作用がでたり、通常の服用量で症状が悪化したり、薬が効き過ぎてしまたりといったことである。市販の胃腸薬や風邪薬で具合が悪くなることもある。
処方された薬が症状を悪化させたり、新たな問題を発生させたりすることが少なくないのである。
(P.94)

抗精神病薬(定型・非定型を問わず)に過敏に反応することがしばしばある。
たとえば、「過鎮静」といって、(略)感情や思考、動作などが思いどおりにはたらかない状態になることもある。ボーッとする、表情が乏しい、口数が減る、眠気が著しいなどだ。
また、歩行障害や筋固縮などのパーキンソン症状を悪化させたりもする。(略)「薬剤性パーキンソニズム」といわれる。徐々に寝たきりになってしまうような例もあるので注意を要する。
(P.136) <以上、「第二の認知症」から原文通り抜き書き>

では、その時、家族は、いったいどうすれば良いのか?
薬を飲んだ途端に体が動かなくなったり異常を感じたら、それ以上飲ませず、直ちに主治医に相談に行くべきだと私(しば)は、思います。
『まさか医師の処方した薬で悪化なんて・・』と思い、飲ませ続ければ、どんどん悪化します。(私が3年前にしたことです。その結果、母は歩けなくなりました。)

しかし多くの家族は、「薬のことなんてわからないし、医師にたてつくようなことは、とても言えない」と言います。
そんな時、街の薬局に居る薬剤師が、介護家族の味方になると、先日「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」の方から伺いました。

確かに医師よりはずっと話しやすい。私も信頼できる薬剤師と偶然出会ってから、かなり細かい質問を繰り返ししましたが、常に丁寧に親切に答えてもらえました。その薬局では、客と薬剤師が対面で座って体調や薬に関する対話の後に薬を渡していました。

信頼できる薬剤師は、信頼できる医師よりも探しやすいです。店で話しかけて、怒る薬剤師はいません。勉強熱心で、誠実な薬剤師を見つけて積極的に相談しましょう
そしてその事実を持って、「こういう症状が出て困っています」と主治医にまず相談しましょう。黙って主治医を変える前に。

<関連記事>
*「抗精神病薬で悪化した体験談」(リンクで多数)
*「処方薬で起こる認知障害」(薬剤一覧。朝日新聞から)
*カテゴリ「レビー小体型認知症・他の認知症の症状チェック」(早期発見のために)
*カテゴリ「レビー小体型認知症について

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クリスマスローズ
今、咲いています。こうしてうつむいて咲きます。
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No title

良心的な医師は、「副作用が出たら、すぐに服用を中止して、電話で相談してください。」と言ってくれますよ。何度かそれをやりました。
私は、処方箋を薬局に出す時に内容に気がついて、薬剤師に相談し、処方医に電話で指示を仰いで貰って、その薬だけ止めたこともあります。

また、医師が出すと言った薬を、患者が断ることは可能です。
うちの息子は中学生のとき、ものもらいでかかった眼科で抗生物質を「いりません」と断って驚かれました。訳を尋ねたら、「自分で、必要ないと判断した」そうです。ま、確かにすぐに治りましたが・・

金を出すのは患者です。法的にも、経済学的にも、患者の方が立場は上なんですよ。無理やり買わせるのは、押し売りです。

No title

「法的にも経済学的にも患者の方が立場は上なんです」が、現実は、そうなっていないことが問題です。

私は、今まで「副作用が出たら、すぐに服用を中止して、電話で相談してください」と言う医師に一度も会ったことがありません。

昨日も友人からこんな話を聞きました。
認知症のお父様とお母様と一緒に有名な病院へ行った時、同居のお母様が、病状の説明をすると、医師はイライラして
「何言ってるのか全然わからないよ!娘さんから説明して!お母さんも認知症なんじゃないの?」
と言ったそうです。
友人は、あまりのショックに言葉もなかったそうです。

処方薬について相談すると
「私の処方に文句があるなら他の病院に行って下さい」
と言われたという話も聞きました。

逆に、勇気をふるって(しかし恐る恐る)相談すると、あっさり
「そうですか。じゃ、減らしましょう。こっちは、合わないみたいだから中止しましょう」
と応じてもらえたという話もあちこちから聞いています。

友人は、「コウノメソッド(認知症薬物療法マニュアル)」http://www.forest-cl.jp/method_2013/kono_metod_2013.pdf
をプリントアウトしたものを病院に持って行ったそうです。

渡された医師は「読んで勉強して、参考にさせてもらいます。どうもありがとう」と笑顔で言ったそうです。

医師も人間ですから、無視する方、怒り出す方、説教する方、喜ぶ方、色々いらっしゃるわけです。

自宅介護をしていれば、よく観察して薬の調整も可能ですが、施設に入所していると、薬は、医師の処方が「絶対」ですから、自宅介護にはない苦労が出て来ます。
サプリメント1つにも医師の許可がいります。

日本の医療は、理想と現実が、かけ離れている部分があります。
現実に即して、あきらめず、賢く対応する必要があります。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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