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怒りを消す方法(1)

漫画「ペコロスの母に会いに行く」2」でご紹介した言葉。

「お母さんの介護が、辛いんじゃないの。お母さんの介護をしているときに、鬼になってしまう自分が、辛いわけよ。介護の辛さって、自分の闇と向き合うことだよね。やらなきゃいけないのに、こんなに嫌とか、優しくしなきゃいけないのにできないってことが、一番辛い」(田口ランディ。作家)

これを聞いてから『じゃあ、どうしたらいいのか』とずっと考え続けていました。

2013年2月10日(日)の日本経済新聞文化欄に「瞑想のすすめ」というエッセイが載りました。執筆者は、永井均氏(哲学者。日本大学教授)。
(以下、永井氏の文章からの引用は、青字で区別)

ヴィパッサナー瞑想(ブッダの実践した瞑想法に近いといわれるもの)を半年続けてみて、「怒りが瞬時にしゅわっと消える」効果があると書いています。

どういう瞑想か、大雑把に言えばこんな感じです。
怒りなどの主観にどっぷり浸かれば、その感情が膨らんでいくばかりだが、客観視すれば、本質も見えるし、苦悩も消える

具体的には、心に浮かんだことをアナウンサーが実況中継するように言い換えます。

「あの野郎、〜しやがって!」
→「誰々の顔が思い浮かんで、あの野郎〜しやがって、という思いが生じた」
客観的視点に立てば、それをたとえば「嫉妬」と本質洞察することもできる。

これはお金もかかりませんし簡単なので、「バカみたい」と思わずに1度試してみて損はないと思います。

ヴィパッサナー瞑想について本を書いている「スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老」(本に書かれた肩書き。)の解説を本から引用します。(以下、青字部分)

怒りが生まれたら「あっ、怒りだ。怒りだ。これは怒りの感情だ」とすぐ自分を観てください。
怒りそのものを観察し、勉強してみてください。
「今この瞬間、私は気持ちが悪い。これは怒りの感情だ。ということは今、私は怒っているんだ」と、外に向いている自分の目を、すぐに内に向けてください。(略)
そうすると、怒りは生まれたその瞬間で消えてしまうはずです。

(「怒らないこと」アルボムッレ・スマナサーラ著P.142〜143)

<関連カテゴリ>
*「介護家族の心理
*「認知症ケア・介護など
*関連記事:『怒りを消す方法(2)

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梅(気の早い梅がやっと咲き始めました。)
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No title

最近、他で見た記事に「ネガティブ思考の勧め」というのがあり、それに近いと思いました。

日本人はとかくポジティブ思考を推奨して、マイナスな感情と、それを抱く自分の人間性を押し殺して否定する。これは実は、とても消耗して自分のパワーを奪っている・・という。

元サッカー選手が提唱しているのですが、彼はブラジルで活動してたとき気付いたんですって。ブラジル選手は最小限の練習で最大限の成果を出す(日本人と逆)。その秘訣が、ラテン系の人達が自分のマイナス感情を引きずらないこと。それを無視しているのではないのです。逆にその感情の存在を認めて、それを持っている自分を許す・・そこから前向きに発展する、ということを知ったとか。

「こんな事を考えてしまう自分は悪だ」で思考と行動をストップさせることから、「こんな事を考える弱い自分が可愛い」と受け止めて、そこから強くなろうという意思へと発展させるそうです。

No title

「ネガティブ思考の勧め」って、面白いですね。

kimiさんのコメントで思い出したんですが、平野 啓一郎の「私とは何か――「個人」から「分人」へ」 (講談社現代新書) の「分人」という考え方がとても面白かったです。
(本自体は、中高生にもピッタリな軽い易しい書き方です。)

「本当の自分」なんてものは、どこにもなく、接する相手によって変わる自分(「分人」)のすべてが(裏でも表でも嘘でも何でもなく)自分だという考え方です。

小学校のクラスメイトといる自分、会社にいる自分、親しい友人といる自分、家庭にいる自分、親を介護している自分、好きな趣味のサークルにいる自分、ネット上の自分・・、数限りなくある自分は、全部相当違うけれど、違って当たり前だと言っています。

その内の1つ2つの自分(学校や職場でいじめられている自分など)が、自分にとってとても嫌なものであったとしても、そんなものは、分人の1つに過ぎず、そこから自分を全面的に否定するのは間違っている・・というような内容です。

どんな人にも(明るい人にも聖人と呼ばれる人にも極悪人と呼ばれる人にも)ポジティブな面(あるいは時)があり、ネガティブな面があり。強い面、弱い面、優しい面、残酷な面、清らかな面、汚い面、何であるんでしょうね。

それが人間で、それを(自分であれ他人であれ)否定してしまうと追い詰められ、とことんまで行くと、自分の存在を消すか、人の存在を消すかという所まで行ってしまうんだろうなぁと思います。

「否定しない、肯定する」というのは、人に対しても自分に対しても、もの凄く重要なことなんだと感じます。



客観視?

ハタヨガのレッスンの終わりの「シャバーサナ」の際に

ヨガの呼吸法と共に
「自分の身体(頭→つま先まで順に)と心の状態を 見つめ・ただただ感じ・受け止め・流す。
不安・怒り・悲しみ・・・負の感情を抱えていても 否定せず 感じるだけ。
今の自分に感謝し、少しだけ平和を祈る気持ちを自分の周りや被災地等に向ける。」
という時間がありました。

「客観視のレッスン」でもあったのかなぁ?と認識しています。

時間と場所と費用の面から スロージョギングやウォーキング、踏み台昇降運動の様に簡便ではありません。

とにかく「継続すること」を薦められていましたが 継続出来ていないので力になってません。(恥)


 

ヨガ

私もハタヨガのサークルに長年入っていたんですが、今は、通えなくなってしまっているところです。

私もシャバーサナ(やすらぎのポーズor死体のポーズ)が、凄く好きでしたよ。
でも私の習ったシャバーサナは、見つめるというよりは、「頭を空っぽにしてリラックスする」に近かったです。

色々な瞑想法も習って、その中には、見つめる(観察する)ことに重きを置いたものもありました。
私は、イメージする瞑想が好きでした。(自分が樹になって陽を浴び、水と栄養を吸い込む、とか)

サークルなので会費も格安で通えたんですが、講師が、どんどん変わって・・。
ヨガって、講師によって全然違うものになるんだなぁと知りました。
自分に合う講師にめぐり会って、その講師に習い続けるというのが、中々難しかったりしますね。
今でもヨガをしたいという気持ちは、大いにあるんですが・・。

踏み台昇降運動(スローステップ)もされているんですね。
私もこまめに筋肉を動かそうと思って、ちょこちょこやっています。
(スロージョギングの提唱者である田中宏暁教授が、「筋肉は動かせば動かすほど脳や身体に良く、動かさないとどんどんダメになる。1分の運動を1日に30回やっても30分の運動と効果は同じ」と講演で話されていたので)
3月には、スローステップの効果を書いた本を田中教授が出すそうです。





ごめんなさい。

前文撤回・訂正です。

しばさんの方が ヨガ経験が長いのでご存知でしたね。
にわかヨガの私故 上手な説明できず誤言・失礼しました。
とっても恥ずかしいです。(タラーン、冷や汗)

ヨガの始まりに まず、全身・心をクマナク丁寧に感じ・チェックするのでしたね。 
全身から良くないもの(怒り・不安・苦しみ負の感情)を吐き出し 全身空にしてから 良いものを吸い込む。
リフレッシュ後、自分を肯定 前向きに周囲を思うのでしたね。

またまた、無知蒙昧。トホホ。 


ヨガ

くろまめさん
ヨガって、インストラクターによって全然違うと思いますよ〜。
シャバーサナですら、人によって結構違いました。
何でもアリで、いいじゃないですか〜。

私は、単にリラックスしたくてヨガを続けていたので、何も考えず、言われるままにポワ〜ンとやっていました。
色々なポーズが、何に効果があるとかも全然考えず、調べることもなく。ポワ〜ン、フワ〜ンと何年も。
それが気持ちよかったです。それもアリ、でしょ?
気楽にいきましょ♪

介護とかしていると(長く生きているだけでも)深刻なことが多いですからね。
ゆるめていい所は、どんどんゆるめないと、楽器の弦のようにバチッと切れちゃいますよね。

私は、意識的に「何も考えずにリラックスする時間」を持つようにしてます。(スロージョギングなんかは、まさにそんな時間です。)
でも最近は、無意識に何も考えていないみたいで、ポカ(死語?)ばっかりするので、家族からの信頼度は下がる一方です。(笑)



感謝。

寛容に受け止めて頂き 嬉しいです。

介護の都合で休止していましたが、心身に心地よい『ハタヨガ』、そろそろ再開したいところでしたが、母の症状に変動が見られ 一喜一憂ing.(客観的になれましぇーん。)
はて?さて? 

『スローステップ』について。
転倒予防と膝関節の痛み軽減のため こもりがちだった母に強要していました。
かなり効果があったようで ケアマネがデイケアに向けた初面談の際に驚いていました。

また、友人に『スロージョギング』の話をしたところ 『スローステップ』と同じでしょ?と言われました。
彼女は毎晩スローステップで スッキリ快眠のようです。
両者に大きな違いはあるのでしょうか?


スローステップ

膝の痛み軽減には、スローステップの方が良いようです。
(お母様が効果を実感されたように、かなり効果が高いようですよ。)

高さを調節することで負担を小さくできますし、イスなどを補助にして両手で2つのイスの背につかまりながら行うと、ヨロヨロしている人でも安全にできると田中教授は言っています。
(雑誌「NHKためしてガッテン2011.Vol.10」 スロージョギングや認知症介護が特集されています)

効果もほとんど同じみたいです。(田中宏暁著「スロージョギングで人生が変わる」)
でもスローステップで膝の痛みがなくなったらスロージョギングも並行してすることを田中教授は勧めていますね。

私の個人的な感覚だと、スローステップは、爽快感がありません。
外の景色とか風とかがないせいなのか、脳へのリズミカルな振動がないせいなのか、ちょっとわかりません。
(「脳を鍛えるには運動しかない」という本の中に、リズミカルな振動が高揚感を生むと書いてあったんです。だからランニングハイはあってもスイミングハイはないと)

私は、スローステップをして「あぁ、気持ちがいい〜!」と思ったことがないです。(筋肉をたっぷり使ったという感じはあります。)
私だけなのかも知れません。特異体質??
皆さん、やってみて感想を教えて下さ〜い。




プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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