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レビー小体型認知症の特集記事(朝日新聞)

朝日新聞の医療サイト「アピタル」から笠間睦医師によるレビー小体型認知症特集5回。
やや専門的ですが、患者や家族にとって希望が持てる良い内容が含まれています。
(記事の中からごく一部を抜粋。出典は、記事原文をお読み下さい。)


→「何といっても幻視が特徴的なレビー小体型認知症(2013年1月12日)
幻視は必ずしも消す必要はない。笠間睦)(このブログ内の関連記事

→「激しい寝言(レム睡眠行動障害)があればレビーになるのか(2013年1月13日)
(おそらくレビーを含むレビー小体病の進行形式・速度には大きなバリエーションがある。それに対応して睡眠障害、うつ、パーキンソン症状、嗅覚異常、認知症などの様々な症状で発症。さらに症状が出現した後、進行していく場合ばかりでなく、進行していかない場合もある。自然経過のバリエーションがわかってくるのはもう少し先ではないかと思う。山田正仁)

→「もの忘れを自覚することの多いレビー小体型(2013年1月14日)
(レビーでは、初診時に幻視、幻聴、妄想、誤認妄想、うつ病を有する頻度がアルツハイマー型に比べて高い。長濱康弘)
(レビーの場合、精神科の伝統的なうつというよりは基本的にはアパシー。周りは困っているが本人は何もしなくて当然とケロッとしているような患者さんが比較的多い。朝田 隆)

→「レビーの人物誤認・替え玉妄想・「我が家ではない」妄想など(2013年1月15日)
記事からのリンク→レビー小体型認知症の症状とケアのポイント(方法)  

→「幻視を訴えず誤診の多いレビー小体型(2013年1月16日)
(認知症は治らない疾患と思われがちだが、レビーは早期に発見して適切に治療すれば、長期にわたって症状をコントロールできる。小阪憲司)


*レビー小体型認知症患者にも共通する部分が多いと思った記事(同じアピタルから)
→「血管性認知症患者と接する注意点」(2013年1月9日)
(いつでも誰でもとは言えないが、似た傾向があり、アルツハイマー型の方と同じ対応では傷付いたり混乱したりすると思う。「大勢で一斉に賑やかに」よりも「1対1で落ち着いたムードの中でゆっくり丁寧に対応」することが大切ではないかと感じる。byしば)

<関連記事>
*「家族会の方から見たレビーの特徴と問題点
レビー小体型認知症の発見者・小阪憲司医師がレビーを解説する動画
*「どうやってレビー小体型認知症と知るか(チェックリスト/初期症状等)

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この本はレビー小体型認知症患者介護家族の必読本です。(→アマゾン

追記:この記事のコメント欄にレビー小体型認知症とパーキンソン病の違い、誤診(うつ病、統合失調症等)や処方薬で劇的悪化の理由などが書かれています。
関連記事

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しばさん、そうなんです。

「血管性認知症患者と接する注意点」の内容然り、
しばさんのコメントに同感しております。

No title

笠間睦医師の原文を読みますと、私と同様幻視を直接本人から確認出来ていないと言う印象が強いです。
家族に言っても医師である私には話してくれません。
レビー=特有の幻視と言う方程式が独り歩きしているために、レビーが誤診される大きな理由だと思います。
幻視に対する行動は、日常一緒に過ごしていると確認できることが多いのですが・・・・。
私の経験では、レビーの決め手はパーキンソン症状でしょう。ただこのパーキンソン症状も一筋縄ではいきません。
目につく振戦があまりないのがレビーの特徴です。
固縮も上肢は軽く、体幹~下肢が強いのが特徴です。寝返りも困難な方でも、座位にしてあげ、食器などの位置を工夫することで、自分で食事が可能な方もいます。上肢の機能障害を起こしやすいパーキンソン病と違う点です。
医師が固縮の有無を確認するのは、通常上肢の肘関節です。
固縮があっても軽いため見落とされる場合もあります。
パーキンソン病の場合、振戦は静止時振戦と言って、リラックスすると振戦が激しくなり、動かすと消えます。
レビーにおいては、静止時固縮と私は読んでいますが、力を抜いていると固縮がありますが、自分で動かすと動くと言う現象があります。他動的にほとんど動かすことができないほどの固縮でも、自分で動かす時はかなり素早く動かせます。
このことがレビーの固縮を見落とされる大きな原因だと思います。

「河野先生は、認知症の方を見たら、肘関節の曲げ伸ばしで固縮を確認しないといけない。」と言っていますが、私は「認知症であることが確認できなくとも、高齢者では固縮の有無を確認すべきである」と
考えています。このことで固縮の存在の確認が、他の医師より早いのかも知れません。
私がレビーであると考え根拠で一番多いのはパーキンソン症状です。
高齢発症の固縮は、ほとんどレビーだと考えてよいでしょう。

精神科医が良く見る薬剤性パーキンソニズムは、主に振戦やオーラルジスキネジア主体で、固縮はほとんどありません。
個々に大きな落とし穴があるのです。
精神科医は「パーキンソン症状=振戦・オーラルジスキネジア」と言う理解であり、固縮を確認しないのです。
その証拠に、昔からある向精神薬は「薬剤性パーキンソニズムを起こしやすいことは、精神科医では周知の事実です。でも薬剤性パーキンソニズムでは、固縮はあまり起こらないのです。固縮で運動機能障害を起こす方は、非常に稀です。
リスパダール以後の非定型精神病薬は、薬剤性パーキンソニズムを起こさないと言うことに成っています。これは振戦を起こさないためです。しかしリスパダールにより固縮が悪化し、起立歩行が困難になることは、レビーの家族にとって周知の事実となっています。
このような精神科医の無理解が、現在の医療環境を作り出しているのだと思います。
あとレビーで多いのが、抑うつ症状主体の方や幻覚・妄想が強い方でしょう。
私が医師に成ったころは、高齢者のうつ病は仮面うつ病と言って、身体的な不調の訴え(不定愁訴が多いと言います)が多く、症状を抑うつ欠くことが多いので注意する必要がある。と言われていました。「これってレビーでは?」と思うのは私だけでは無いでしょう。
高齢者の幻覚・妄想主体の疾患も昔から、一部の精神科医から注目を集めていました。多くは統合失調症で見られる一次妄想とは違いますので、さすがに統合失調症と言う意見は、昔はありませんでした。
最近の診断基準では、統合失調症として取り扱われることが増えているようです。
昔の精神科医は、疾患ごとに症状をとらえていました。統合失調症では高齢発症は無いと言うのが、私が医師に成ったころの精神科医の常識でした。
今の診断は、症状を各要素に分解し、どのような症状が組み合わされば統合失調症と言う診断法で、「統合失調症とは」と言う考えが無くなっていますので、妄想型のレビーを統合失調症と診断するケースが多いようです。
私は、高齢発症(おおむね70代半ば以降)のうつ病や統合失調症と診断されていれば、レビーと考える場合が多いです。
高齢発症の妄想型レビーの場合、パーキンソン症状を欠くことが多いです。
経過については、レビーは千差万別と言えるでしょう。
私の義母は、若年性認知症と発症時考えていました。それから20年以上たっていますが、最近やっと要介護になったばかりです。現在86歳に成ります。ピック化してアリセプトの継続投与をやめてから、日常生活の実行機能の低下や短期記憶障害が目立ってきたようですが、やはりアルツハイマーと大きく違い、一気に悪化しません。
私は、最近は認知症の方はピックかレビーしか見ていません。
アルツハイマーはどこに行ったのでしょう?
私の誤診でなのでしょうか?

レビー小体型認知症とパーキンソン病の違い

hokehoke先生、ありがとうございました。
重要なポイントで、私自身も頭を整理したいと思いましたので、先生のコメントをごく短くまとめてみました。間違いがありましたらお知らせ下さい。

 <レビーが誤診される(見落とされる)理由>

1. 患者も家族も医師に幻視を訴えない
2. パーキンソン病とレビーのパーキンソン症状に違いがある。

*レビーは、振戦(震え)があまりない。
*レビーは、リラックスしている時、固縮(こわばり)が強いが、自分で動かすとちゃんと動く。
*パーキンソン病は、上肢の機能障害が強いが、レビーでは体幹〜下肢の固縮が強い。(レビーでは、寝返り困難でも食事は自分でできる方もいる。)

 <レビーが処方薬で劇的悪化する理由>

薬剤性パーキンソニズム(パーキンソン症状)で固縮を起こすことは通常ない。
そのため精神科医は「固縮=薬剤性パーキンソン症状」とは考えない。
リスパダールなど非定型精神病薬が、固縮(こわばり)を強め歩行困難を起こすことを多くのレビー介護家族は知っているが、医師は「薬剤性パーキンソニズム(振戦等)は起こさない」と言い続けている。

 <うつ病や統合失調症に誤診されるタイプ>

レビーには、主症状が、「抑うつ症状」タイプ・「幻覚・妄想」タイプも多い。
高齢者に多い仮面うつ病(身体的な不調の訴えが主)は、レビーが疑われる。

高齢者の幻覚・妄想は(最近の診断基準では)統合失調症と診断される例が増えている。
高齢(75才位〜)発症の妄想型レビーの場合、パーキンソン症状を欠くことが多い。

うつ病や統合失調症と診断された高齢者は、レビーを疑うべき。

 <レビーの経過は千差万別>

私の義母は、若年性認知症と考えていたが、20年以上要介護にはならなかった。
レビーは、進行のしかたがアルツハイマーと大きく違い、一気に悪化しない場合も多い。

<レビー小体型認知症とパーキンソン病の違い>

(先日のコメントから http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-920.html#cm )

*レビーは薬物過敏性(激しい副作用が出やすい。)があるが、パーキンソン病には見られない。
*パーキンソン病は抗パーキンソン薬(剤)への反応が良いが、レビーは反応が悪いことが多い。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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