グループホームでファッションショー(新聞記事)

2013年1月19日の中日新聞の記事から全文(原文通り)。出典→中日新聞公式サイト
これは施設でも家庭でも是非真似てやってみると良いと思います。大掛かりである必要はなく、ささやかでいいです。きっと驚くことが起こると思います。


   < モデルは認知症のお年寄り グループホームでファッションショー >

認知症を患うお年寄りのファッションショーが岐阜市北山、グループホーム北山で行われた。介護職を目指す学生が、お年寄りの記憶の断片をつなぎ合わせて衣服を再現。身にまとって舞台に立ったお年寄りは、忘れかけていた笑顔を取り戻していた。

出演したのは、グループホームやケアハウスで暮らす69〜91歳の男女9人。スーツやドレス姿で、手を振ったり踊ったりしながら、5メートルの花道をゆっくりと歩んだ。集まった家族から「すっごくきれい」「似合ってる」と声援が飛んだ。

企画したのは中部学院大短期大学部(岐阜県関市)社会福祉学科の2年生9人。4月から週1回グループホームを訪れ、一人一人の若いころの思い出を聞き出し20ページほどの生活史としてまとめた。

毎週会っても、顔や名前を覚えてくれるお年寄りは少ない。それでも、昔の記憶が鮮明だったことが、学生にとって衝撃だった。「もう一度、生き生きした姿を取り戻してほしい」。生活史から、それぞれの人生を象徴する衣装は何か、学生が選んだ。

「こんなドレスはどう?」。学生が写真を見せると、83歳の女性は突然立ち上がって踊り始めた。「昔ダンスやってたの」。軽やかな身のこなしは、若き日の姿そのもの。舞台では黒のロングドレスをまとい、ステップを披露した。

小学校の先生だった84歳の男性。うつむきがちで、よだれを拭くタオルを手放せなかった。スーツ姿で姿見の前に立ってもらうと、曲がっていた背筋をピンと伸ばし、タオルを自ら取った。教壇に立っていたころの自分を、鏡の中に見つけたかのようだった。

グループホーム責任者の田中文子さん(55)は当初「お年寄りを見せ物にするのは嫌だ」と感じていた。思い出にひたり、晴れ晴れとした表情のお年寄りを見て、「忘れかけていた笑顔が出ていた。本当に良かった」と振り返る

学生の松尾一輝さん(26)は「無口で投げやりな感じだった人が、にっこり笑っていた。若いころを思い出してくれたかな」。(中日新聞岐阜支社報道部・松野穂波)


*化粧が認知症に効果があるとする読売新聞の記事
資生堂の化粧療法を紹介する公式サイト

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ファッションショーの様子(中日新聞公式サイトから)

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プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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