認知症の医療知識を得られる新刊紹介

「コウノメソッドでみる認知症診療」(河野和彦著)(2012年10月17日第1版)という新刊を実家でもらってきました。(左上の書籍名をクリックするとアマゾンにつながり「クリックなか見検索」で目次など本の中身も一部見られます。)

これは、名古屋フォレストクリニックの院長が、医師(プライマリケア医)向けに書いた認知症診断・治療のための極めて実践的な教科書(マニュアル)です。

認知症関連の本は、中身も見ずにすべて買って来る父(ピック病)が入手したのですが、理解できないと譲ってくれました。

このブログでご紹介している程度の基礎知識があれば、この本は、楽に理解できます。
実践的な(すぐ役立てる)情報が満載で、様々な疑問が解決します。
主治医と治療について話し合う時には、とても参考になると思います。
(→話し合う理由を書いた記事

もちろんこれは、河野医師の経験に基づいた考え方で、他の専門医には他の考え方があります。
レビー患者の薬への反応は、個人差が非常に大きいので、ある患者に良かった処方が、ある患者には効果が出ない、それどころか悪化するということが起こります。(→レビーにも安全と言われている薬で悪化した例
ですから唯一絶対の処方などどこにもありません。家族の観察と薬の微調整が必須です。

ある方も仰っていましたが、レビー小体型認知症専門医の先生方は、治療の情報を公開して欲しいです。
成功例と併せて一般的な治療で特異な副作用が出た例外的な事例も。
専門医が集まって、医師や介護家族の前で徹底的な公開討論をして欲しいです。
患者とその家族を救うという唯一最大の目的のために、知恵と経験を共有し、より良い診断と治療を確立するために協力し合って欲しいです。

圧倒的多数の患者は、レビー専門医のいる病院になど通えません。数が少な過ぎます。
レビーは、歩けなくなりますし、体調も不安定で、長距離移動は負担が大き過ぎます。
待合室で何時間も待つことも無理です。
近くに勉強熱心で誠実な医師を捜すしかありません。

日本中どこに住んでいてもレビー患者が、近くの病院で安心して治療が受けられる日が来ることを介護家族は切望しています。

*「向精神薬を処方されて悪化した4例
*カテゴリー:「レビー小体型認知症について

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錦木(ニシキギ)だそうです。


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この実は

ニシキギっぽいですね。
葉が真っ赤に紅葉してませんでしたか?

ニシキギだったら、幹や枝に恐竜みたいなヒレがついてると思います。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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