レビー小体型認知症 医師も見抜けず 3(週刊朝日)

雑誌「週刊朝日」(2012年11月16日号)の記事から抜粋。(1)(2)からの続き。

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  <大好評「ボケない」シリーズ第5弾 まだまだある認知症 レビー小体型 >

症状は、謎に満ち、多様だが、家族の対応でも症状が良くなったり悪化したりするという。
「人、動物、虫など様々な幻視がありますが、本人には、本当に見えているんです。初期にはいわゆる認知症の症状は目立たないことが多いので、介護者の対応が難しいのです」(小阪憲司医師)

幻視から妄想に発展し、「窓から人が見ている」と騒ぎ、警察を呼んでトラブルになる例も少なくない。
パートナーの姿や顔は同じなのに中身だけ入れ替わる「替え玉妄想」が起きることもある。

受け入れて寄り添うことだ大事だ。
「幻視であれば『どういう人?』『どういう動物で今、何してる?』と聞いてあげましょう暗がりでの幻視や錯視が多いので、寝るときにも室内や廊下をやや明るめにしておく工夫で症状が治まることがあります

筋肉のこわばりや歩行障害などの運動障害が出る場合も多いので、けがをしないための環境設定も大切だ。
部屋を片付け、電気コード類はまとめておくとよいでしょう。
良いときと悪いときの波が激しいのも症状の1つ。昨日はボーッとして、今日はしっかりしているということが起きるので、記録をつけて欲しい。
血圧機能に障害が出る自律神経症状も出るので、立ちくらみがしないよう急な動きを避けるなど、配慮も必要ですね」

発症してからの寿命は、アルツハイマー型に比べ短いという説もある。
だが小阪医師は、きっぱりと言う。
「私の視た70代の男性で、『家族が俺に内緒で人を集めて大変なことをしようとしている』など幻視と妄想が出た方がいましたが、早く見つけて正しい治療をしたら、3ヶ月で改善し、先日も一人で旅行に出掛けましたよ

希望はある。道は険しいが、諦めないことが肝心だ

(4)に続く。

 <このブログの関連記事>
*「小阪憲司医師によるレビー解説動画
*「レビー小体型認知症の幻視の種類と特徴
*「幻視はどう見えているのか(医師に訴えない幻視)
レビーの見つけ方(多様な初期症状)
様々な種類の認知症チェックリスト

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不如帰(ホトトギス)
今はもう盛りを過ぎました。

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プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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