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8月の介護2日目(後半)笑顔のない母 食べさせたがる父

母は、歩行は無理ということで車いすでデイサービスから帰って来た。
職員は、沢山の段差のある玄関などをスイスイと乗り越え、車からベッドまで直行した。
車いすにあんなことができるなんて知らなかった。
(私は、特別養護老人ホームで働いた経験がほんの少しだけあるが、特養に段差は全くない。)

職員「お母さんは、”認知”じゃありません。記憶があります。だから(デイサービスに行くことに関して)嘘はつかないで。”また私をだました”って言いますから」
嘘をついた記憶はないが、「デイサービスに行って」と説得もしていない。明日は、説得するか。
確かに母に「何でも忘れる」という症状はない。それは、初期からずっとそうだった。
忘れた方が楽なこと(自分の言動の問題)も覚えていて悲しがることが多い。

母は、体の動きの悪い時は、大抵頭の動きも悪い。
帰宅した母は、ほとんどしゃべらず、感情など全くないかのような無表情。話しかけてもあまり反応しない。

そんな時、ケアマネが、最近出来たばかりのグループホームで、まだ空きのある所が見つかったとチラシを持って来てくれる。
父に「どう?」と訊くと、「そんな遠い所(車で40分)じゃ話にもならん!」と興味も示さない。
しかし母の安全を守るためには、どんなに遠かろうが入るしかないのだ。
グループホーム間の変更は容易だとケアマネに確認は取ってある。
特別養護老人ホーム(特養)は、一度入ったら変更は、ほとんど無理だそうだ。
より近いグループホームに移り住みながら、希望の特養の空きを待つしかないだろう。

夕食を食べ始めてすぐに父が「お母さん、パン食べるか?」と菓子パンを持って来る。
母は、お菓子やパンが大好きだ。見れば食べたいと言うに決まっている。慌てて隠す。
父は、一日中頻繁に母の手を握っては「○○、大丈夫か?何か食べるか?」と優しく訊く。
母は、大抵甘いものを食べたがり、父は、時間に関係なく際限なく食べさせようとする。
父「食べたい時に食べたいものを食べることのどこが悪い?!」

母は、食後すぐに眠ってしまう。「なるべく遅くまで起こしておかないと大変だよ」と言っても
父「寝かせておけ!お母さんは、あんまり寝てないんだ。疲れてるだろう。休ませてやれ!」

母の笑顔を1度も見ることなく1日が終わろうとしている。
介護で最もキツいのは、抱え上げることでも、ウンチの処理でもなく、笑顔が見られないことではないかと、その時、思った。母の無表情は、こたえる。

9時過ぎに目覚めた母は、訳の分からないことをブツブツ独り言のように話し始める。
ふと「あんた、明日、四谷に帰る?」と目を合わさずに言う。(これも症状。)
先月までは、私の住む街の名前を覚えていたのに・・。
父は、母の独り言に一々真面目に反応する。
父「何だ?!何して欲しい?!」(父の声はいつでも大きい。)
母「そんなに怒鳴らないで!」(ヒステリックな悲痛な声。)
父「何だ!怒鳴ってなんかいないじゃないか!!」(怒鳴っている)

優しく「そうだな」と返事をするか、返事をしないかのどちらかにしてくれと父に言って、私は、2階の寝室に上がった。
この夜から母の睡眠導入剤は止めた。
母は、一晩中、亡くなった祖父(母の父)祖母(母の母)伯父(母の兄)に会いたいと言っていたらしい。
やはり30分毎に起こされたと言うが、それ以上の記憶は父にはなかった。

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目を合わせない

とても特徴的な症状ですよね。
他人の言動にお構いなしにブツブツ言ってるのも、目を合わせないのも、自閉症に似ている気がしました。彼等は感覚が過敏で触られるのも嫌がります。
うちの母も、私が普通に話していても「そんなに怒鳴らないで」とよく言います。「近所が聞いてるじゃない」とも。昔はそんな事一切気にしない声のでかい人だったのですが・・

ある意味Autismに似た部分の障害があるのかもしれませんね。

クリちゃん、kimiさん

コメントありがとうございました!
クリちゃん、励まされます!
kimiさん、やっぱり似てるんですねぇ。

今日は、仕事が休みで、取り憑かれたように一日中書いていました。
体が欲するというのか・・書くことで心のバランスが取れるんでしょうね、多分。今の私には、必要な作業なのだと思います。
合間、合間に昼寝もしました。大分復活してきた気がします。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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