介護する人のための手帳(2)

9月にご紹介した介護手帳「ケアダイアリー」(→記事)が、紀伊國屋書店に置かれました。実用的で大変役立つものです。実物を手に取って見てみて下さい。

新宿本店5階で開催中の医療系手帳展にもあります。(公式サイト)
紀伊國屋書店の札幌本店、新宿本店、新宿南店、国分寺店、北千住マルイ店、玉川高島屋店、横浜店、さいたま新都心店、流山おおたかの森店、福井店、梅田本店、広島店、長崎店、福岡本店にもあるそうです。(他の店舗でも注文可。)

この手帳を企画販売されている浅井郁子さんは、前頭側頭葉型認知症(ピック病)のお父様を介護されるために1度お仕事を辞められた方です。
以前、このブログにとても貴重な介護体験談(→記事)を提供して下さいました。

浅井さんは、ケアダイアリー公式サイトに介護についてのエッセイを書かれていますが、こちらも面白いです。
少しだけ抜粋します。(青字部分)
人間が正常な状態の時は実は仮面をつけているのだと認知症になった父を見て思う。
●認知症介護の世界はコメディ要素が多い。
●これほどコミュニケーションをとろうと努力する世界は、ほんとのところあまりない。

認知症介護で日常的に起こる大小様々な「騒動」は、アップで見ると(主観で見ると)「大変」でしかありませんが、遠くから見ると(右往左往する自分も含めて)コメディだと私も強く思います。
客観的に見ることができれば、「騒動」に飲み込まれず、心の余裕を失いにくくなります。
心の余裕があれば、深く豊かな人間関係を築くことができ、介護は、幸せに満たされる経験になり得ます。(この点は、育児とまったく同じです。)
そのためにも書く(記録する)ということは、とても大きな効果があると思います。

*このブログのカテゴリ「ピック病について

IMG_2.jpg
B6(B5の半分。12.8×18.2cm)、厚さ9mm、200g。持ち歩きにも便利です。
ビニールカバー付き。白い帯は外せます。
(ちょっと曲がってしまいました。すみません。)
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No title

「人は皆仮面をつけている」・・映画「マスク」のキーワードですね。
確かに、人は仮面(理性)をかぶった猿ですから・・

2〜3歳の頃から何層にも上塗りした仮面がだんだん剥がれていくのですね。「そして赤ちゃんに戻って産まれかわる」は、知り合いの大学教授の名言です。彼は自分が年々幼児化してることを客観的に捉えて、それを肯定していました。そのように穏やかに素直に自分(の老化)と向き合えるには人間修行が必要だ、とそのとき思ったものです。

仮面

「仮面」って何なんでしょうね。
浅井さんのお父様は、ピック病になられて「天使のようになった(その前には悪魔にもなったけど)」と言われました。

認知症になって「純粋無垢の仏様のようになった」という話も聞いたことがありますし、「あれ程優しかった人が・・・」という話も聞いたことがあります。
レビー(うつになる人が多い。)とアルツハイマー(明るくなる人が多いといいますが、%や時期は知りません。)では違うでしょうし、時期や脳のどこを損傷したかによっても違うんでしょうが・・。

母の居たグループホームにも特養にもいつもニコニコと本当に惚れ惚れするような笑顔をたたえている方がいらっしゃるんですよね。
そばにいるだけで救われるような気がするんです。
その方達は、病気になる前は、どんな方だったんでしょうね。
その方達が外した仮面は、いったい何なのかなぁと考えます。
現状に満足できない「欲」?将来を憂う「知」?

今、ふと思い出しましたが、祖母(母の母)がボケた時、「ありがとう」「ありがとう」って周囲の誰にでも感謝ばっかりしていました。
「私も歳を取ったらあんな風にボケたいわ」と親戚の人達が皆、言っていました。

プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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