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認知症を悪化させる薬の処方(新聞記事)

2012年8月21日読売新聞(ヨミドクター)の記事です。

繰り返し書き続けていますが、特にレビー小体型認知症(カテゴリはこちら。)の場合は、薬物に対する過敏性(重い副作用が出やすい)という特徴があります。
にも関わらずそれをよく知らない医師の処方によって劇的に悪化する例が多々あります
家族が自衛するしかありません。

以下、青字部分は、新聞記事の一部抜粋(原文通り)。
記事全文は、こちらを。

  認知症治療…薬の服用見直し、不安感を軽減

認知症には、脳の神経細胞が壊れて起きる記憶障害などのほかに、不安や抑うつなど「周辺症状」と呼ばれる症状がある。
その症状を軽くするために、睡眠薬抗精神病薬などが用いられがちだが、使い方によって悪化させる場合もあり、注意が必要だ。
(略)
高瀬医師(「たかせクリニック」東京都大田区)は「認知症の人が、薬が原因でせん妄(注1)を起こしたり、状態を悪化させたりすることは少なくない」と指摘する。
デパスなどの抗不安薬睡眠薬は、心身の緊張を解き、リラックスさせる効果がある。
だが、認知症の人の場合、意識レベルの低下を招き、せん妄を起こしやすい
筋肉の緊張を弛緩(しかん)させるため、特に高齢者は転倒につながりやすい。

胃薬のH2ブロッカー(注2byしば)、リウマチやぜんそくの治療に使うステロイド剤パーキンソン病治療薬、一部の市販の風邪薬なども、せん妄の原因になり得る。
ただし、こうした薬を自己判断で突然やめると、かえって症状を悪化させる場合もある

また、せん妄を抑えようと、さらに強い睡眠薬を出して状態を悪化させるなど、「多剤併用」や「大量処方」の問題もある。

不適切な薬の処方の背景として、北里大東病院副院長の宮岡等教授(精神科)は「眠れないと言われると、生活習慣などの話も聞かずに睡眠薬を出すなど安易な処方や、医師の薬に関する知識不足もある」と問題視する。
高齢者の場合、
〈1〉効果が強く出るので少量から慎重に使う
〈2〉持病がある場合が多いため、副作用や併用する薬との相互作用に注意する
のが基本だが、それさえできていない例もあるという。

では、認知症の本人や家族ができる自衛策は何か。

宮岡教授は「薬の量や種類に関するセカンドオピニオン(別の医師の意見)を求めること」を提案する。
また「服薬について助言をもらえる『かかりつけ薬剤師』を持つのも一つの手だ」と話す。

薬の作用は個人差が大きく、症状の変化を医師が毎日把握するのは難しい。
いつもと違うことがあればすぐに連絡するなど、医師と家族や介護関係者らの連携を密にすることも重要だ。

注1:せん妄とは、意識レベルが低下して、不安やイライラ、不眠などを伴う幻覚や妄想が起きたり、興奮状態になったりすること。認知症などで脳の機能が低下している時に起こりやすい。

注2byしば:ガスター10などの薬。詳しくは、こちらのコメント欄を。

<関連記事>
レビー小体型認知症患者が起こしやすい(通常量の)アリセプトでの副作用(1)(2)
*「認知障害を起こす薬物一覧」(新聞記事から)
*「抗精神病薬で劇的悪化をしたレビー小体型認知症患者の体験談」(リンクを含めると多数)

P1020956.jpg
オシロイバナ
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プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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