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認知症進行抑止へ新薬(新聞記事)

2012年8月8日日本経済新聞朝刊から。
以下、青字部分は、記事からの抜粋。(ほぼ原文通り。一部要約。)


  認知症、進行抑止へ新薬
    エーザイ、16年度にも申請
       武田、機能回復に的

エーザイは、症状の進行を止める新薬の開発を目標に2016年度にも承認申請を目指す。
武田薬品工業は、認知機能を回復させる可能性がある新薬の開発に入った。
これまでの治療薬は、症状の悪化を遅らせる薬が中心。

エーザイの新薬候補は、βアミロイドの生成を抑え、症状の悪化を止める効果が見込まれている。
初期段階の臨床試験ではβアミロイドの減少効果を確認できた。
順調に進めば16~17年度に日米での承認申請を目指す。

武田は、アルツハイマー患者の脳内で利用が低下するグルコース(糖の一種)の利用改善につながる可能性を持つ新薬候補の安全を確認する治験を始めた。
人工的にアルツハイマー病にしたマウスでは、物体を認知する機能が改善したという。
順調に進めば20年度以降に発売できる可能性がある。

武田は、遺伝子変異を調べてアルツハイマー病になる可能性が高い人を見つける診断薬やアルツハイマー病を予防する薬の治験も進めている。

厚生労働省の推計では、認知症を患う国内の高齢者は、200万人強とされる。
だたし医療機関を受診していない人も多く、実際に治療薬を服用しているのは、半数程度にとどまるとの見方もある。
世界保健機関の推計では、認知症の患者数は、世界で約3600万人。
2030年には、約6600万人に達する見込み。

*認知症の予防、診断、治療についてのカテゴリは、こちら。
*認知症ケア・介護についてのカテゴリは、こちらを。

追記:この記事のコメント欄に「βアミロイドは、アルツハイマー病の原因ではない」というお話を医師の方が書かれています。併せてお読み下さい。

P1030182.jpg
デュランタ・タカラヅカ
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No title

アルツハイマーの脳内にたまるβアミロイドは、アルツハイマーの原因ではないことが先日専門医の話としてありました。
βアミロイドに対するワクチン療法は無効と結論されたそうです。
まだ正式に発表されていないようですが・・・・。
この時、最終的にβアミロイドに成るある物質が、細胞障害を起こすことが確認されています。この物質の生成を抑える効果が無ければ、効果はないと言う事に成りますが・・・。

hokehoke先生

コメントありがとうございます。
ネットで調べてみましたが、正式に発表されていないせいか、関連記事が見つけられませんでした。
専門家とはどなたで、どういう場所で話されたのか、もし問題がなければ教えて頂けないでしょうか?

この記事に希望を持った人は多いと思いますが、ぬか喜びでしょうか。

No title

この情報は、ある研究会で仲間内にだけ非公式で公表された情報です。ワクチンを研究している方ではなく、アルツハイマーの発症についての情報から判断されたのかもしれません。
私もその辺の変化は、良くわからないのですが、ある物質がアルツハイマーを引き起こしており、βアミロイドはその物質が最終的に変化して出来るものであり、βアミロイドはアルツハイマーの原因物質ではないことが明らかになったと言う情報でした。
その物質の名前は忘れてしまいました(あまり興味が無いので)。その物質は強い細胞毒性を持っており、神経細胞死を起こし、脳の機能障害(アルツハイマー型認知症)を引き起こしていると言う結論になったようです。ですから、その物質の最終産物であるβアミロイドが出来るときには、細胞は傷害されていると言うことになり、βアミロイドを細胞内から除去しても、細胞の機能は戻らないと言うお話でした。
これ以上は公開してよい情報なのか否かは、オブザーバーの私には判りません。
ただ近いうちにこの研究結果は公開されると思います。


横からすみません

実は私も、(本能的に)違うんじゃないかと感じていました。

βアミロイドは原因ではなく結果ではないかと・・根拠は全くありませんが。老化からくるオヤジ臭(加齢臭)のような・・
いくらデオドラントしても、老化を止める事にはなりませんよね?

だって、脳の認知機能の障害って、言うなればケーブル(神経のシナプス)の断線や混線に近いんでしょ?その辺りに変なタンパク質ができるのも、いろいろショートして電線が焦げるようなものに思えます。

原発の蒸気管も細いのをどっさり束ねていて、10年も経つと1/3くらいがひび割れやなんかで使えなくなって、出力は経年でどんどん下がるそうですね。それを見越して、最初から多めに配管しているのだとか。
電話の海底ケーブルもそうですよね。
なんだか脳の電線も同じなんじゃないかな~って。

素人が口出ししてすみません。

私は「42度の湯で顔を洗うとしわが防げる」というマウスの実験結果も興味津々です。(もう遅いかもしれませんが・・)

hokehoke先生 kimiさん

詳しい情報をありがとうございました。
世界中にこれだけ多くの患者がいて、巨大なお金をつぎ込んで研究しているのに(有効な薬を開発できれば直ぐに元は取れるでしょう。)まだはっきりしたことがわからないというのは、不思議といえば不思議ですね。
脳は宇宙のようなものだからでしょうか。

最近、新聞で「臓器はお互いに情報交換しているらしい。神経やホルモンのような何か、未知のシステムがあるようだ」と書かれていたのを興味深く読みました。
私たちは、人間を万能のように思っていますが、人体は、まだまだ私たちの知らないシステムを秘めているようです。

「Bアミロイドがアルツハイマー病の原因ではない」という記事を探していた時、以前ご紹介した修道女のことを書いたものを見ました。
このブログでは、こちら↓
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-627.html

「お湯でしわ予防」の記事は、私も読んでびっくりしました。
最近、野菜も魚も肉も50度の湯で洗うと美味しくなるという調理法が話題になっていますが、何か関連はあるんでしょうか?

50度洗い

肉や魚は分かりませんが、野菜は熱に驚いて気孔が閉じて、水分を閉じ込めるのでは?それに細胞壁がある生物は、細胞壁の部分のタンパク質が熱凝縮することによって、細胞質の圧力が高まることも考えられます。

実際にやってみましたが、確かにぱりっとして、時間が経ってもふにゃふにゃになりにくいです。ファミレスのサラダバーの野菜の謎が解けた!
しかし、どうもエンバーミングしたミイラのように思えるのは私だけでしょうか?臭いもなんとなく・・

50度洗い

さっそく実践ですか。私は、まだ試したことがないんですよ。
野菜がパリッとするのは、ヒートショックという現象。葉の気孔が開きそこから水分が入り新鮮な状態になるためとネットには書かれていますね。

料理っていうのは、結構常識が当てにならない世界で、なんでも試せるし、なおかつ簡単で美味しくなる方法が色々あるので理科の実験みたいで面白いですよね。

料理をしなければいけなくなった男性介護者の皆さんには、マニュアル通りに作らなければと嫌々料理をするのは止めて、面白がって頂きたいなと思います。
こちらが参考になれば→http://seseragi.way-nifty.com/
ちょっと変わったレシピを集めた私のもう1つのブログです。

的外れ?

公益財団法人 「東京都医学総合研究所」の公式サイトの情報は役に立つでしょうか?
その中のパーキンソンプロジェクト/橋本研究室のホームページです。

パーキンソン病/レビー小体型認知症の治療についてのサイト

くろまめさん

貴重な情報をどうもありがとうございます。
http://www.igakuken.or.jp/parkinson/ ですね。
凄いなぁ。良く見つけましたねぇ。

とても興味深く読みました。
学術用語で書かれているのと、少し日本語がおかしい所があるので読みにくく、すべてを完全に理解するには、用語を調べなければいけませんが、「原因究明と治療法の研究は、確実に進んでいる」という「良い知らせ」として受け止めればいいのではないかと私は勝手に思いました。

「糖尿病や動脈硬化などの加齢性疾患と同様に、神経変性疾患においてもカロリー制限、運動、良質な環境要因が、ヒトや実験動物モデルにおいて予防効果のあることが報告されてきた。」
という一文も嬉しいです。

「神経変性疾患」というのは、パーキンソン病、レビー小体型認知症、アルツハイマー型認知症などが含まれます。
「良質な環境要因」が、具体的に何を意味するのかはわかりませんが、「ストレスの少ない、気持ちの良い、笑って過ごせる環境」ではないかと想像します。

腹八分にして、習慣的に運動を続け、ストレスを減らし、気持ちよく、笑って過ごしていれば、予防ができるということだと素人の私は理解します。

パーキンソン病、レビー小体型認知症、アルツハイマー型認知症などを治す治療法がいつ出てくるかは、誰にもわかりませんが、それまでは、私たちは、予防に努めていればOKではないでしょうか?

生活習慣

内容が難しい上に ミスリードが得意なもので、悪しからず。
しかもアドレス明記せず、これもポカ。

神経変成疾患(含むDLB?)に関しても、生活習慣の改善で予防効果があるということであれば・・・朗報です。

昨年から鼻炎をこじらせ 犬並みの嗅覚に著しい衰えがあり 遺伝的にDLBへの道を進むのかもしれないと 大袈裟な不安に繋がっていました。(『家族性DLB』 わずかでもあるそうですので。)

「良質な環境要因」?
生甲斐、仕事、趣味、人とのつながりを持つこと。
ストレスを上手にコントロールし、心の負担を軽くして 明朗な日々を心がけたいと思います。

注目は、潜在因子『アディポネクチン』でしょうか。

くろまめさん

「家族性(遺伝性のことをそう呼ぶようですね。)レビー小体型認知症」は、極めて希(まれ)と言われています。

以前ご紹介した記事http://apital.asahi.com/article/kasama/2013010900007.html
にもあるように、寝言で叫んだり暴れたりすれば必ずレビーになるという訳ではありませんし、パーキンソン症状の出た方すべてがレビーになる訳でもありません。

もしかしたらと常に怯えて、脳にストレス(ダメージ)を与え続けるよりは、明るく元気に予防に努める方が良いのは、間違いないと思います。

「脂肪組織から分泌され、肥満、糖尿病、動脈硬化などの加齢性疾患に対して抑制的に働くアディポネクチン」に似た(もしかしたら同じ)物質は、スロージョギングなどの有酸素運動をすると全身からどんどん出て、健康になっていくのだというようなお話を田中宏暁教授が、去年1月、講演の中で話されていました。

錠剤としてのアディポネクチンの(何年先になるかもわからない)発売を待つよりは、今日から運動をした方が、これまた手っ取り早いと私は思います。

「スロージョギングって何なの?」という方は、こちらを↓
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-category-21.html
運動が苦手な方でも高齢者でも今日からできる息の切れない、楽に楽しく走れるジョギングです。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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