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早期発見されず治療で悪化するレビー小体型認知症(1)

このブログの読者から質問を頂きました。
「早期発見早期治療が大事と言いますが、一体何が良いというのでしょうか?」

その方は、お母様の仰ったたった一言の不可解な(妄想と思われる)言葉を症状ととらえ、3年前に大病院を受診。それ以外には、何の症状もなかったそうです。

しかし長谷川式簡易知能評価スケール(テスト)は、高得点。
(レビー小体型認知症では、記憶障害が出ないタイプがあります。)
認知症の診断はされず、半年に1度の受診を続けることになりました。(レビー小体型認知症では、CT等の脳の画像診断でも異常が見つからない場合が少なくありません。)

様々な症状が出てきた最近になって初めて抑肝散とアリセプトを処方されたそうです。
しかしアリセプトで興奮するという副作用が出現。(レビーでは珍しくありません。)
セカンドオピニオンを求めて老人科へ行き、心筋シンチ検査を受け、やっとレビー小体型認知症と診断されました。家族が早期発見をしてから3年かかりました。

確かに早期発見早期治療が進行を遅らせるなど有効に働くのは、レビー小体型認知症と正しく診断し、薬物への過敏性(アリセプトで興奮する。抗精神病薬で動けなくなったりする。)等を十分理解して慎重な処方をする医師に診てもらった場合に限ります。

母も2年前、大病院で「脳の画像に異常はない。認知症ではない。幻視(幻覚)はパーキンソン病薬の副作用だ。レビーかどうかは解剖しなければわからない」と言われました。
(当時、既に幻視と妄想がひどく家族は困り果てていました。)
圧迫骨折の手術後、せん妄で支離滅裂になってから初めてレビー小体型認知症と診断され、幻視を減らすと処方されたリスパダール(抗精神病薬)を飲んで急に歩けなくなりました

2年前に母に起こったこんな信じられないことが、今も日本中で繰り返されているのです。
レビー小体型認知症を熟知している専門医は、患者数(小坂憲司医師の推定で64万人)に対して圧倒的に少ないのです。

しかし過去にも書きましたが、長時間かけて専門医の所に連れて行っても良くなるという保証はありません。
他県の病院に連れて行っても母の症状は、改善しませんでした。
少し処方を変えただけで劇的に良くなることもあれば、母のように改善しない患者が少なくないのもレビー小体型認知症の特徴だそうです。(詳しい記事は、こちら。)

だからこそ家族がこの病気について詳しく知ることが必要です。
家族が守らなければ、治療で劇的に悪化するケースが少なくないのがレビー小体型認知症です。
(薬の副作用は、個人差が大きいです。中には副作用があまり出ない患者もいます。)

(2)に続く。

<関連記事>
*「家族と医療(1)レビーに飲ませてはいけない薬一覧
*「レビー小体型認知症本人と家族の体験記集」(家族会サイト)
*「若年性レビー小体型認知症 本人の語る体験記」(早期発見も早期治療もされなかった)

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ボタンクサキ(牡丹臭木)だそうです。
関連記事

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多分

それはペンタスです。

花びらの形が知ってるのと違っているのですが、画像検索したら、そっくりなのを見つけたので・・

速攻でありがとうございます。
ペンタスにとても似ていますが、ちょっと違うような気がします。
つぼみや花が星になっていない所など。
ここでつぼみが良く見えます。↓
http://www.hana300.com/pentas1.html

ペンタスの親戚でちょっと違うものとか?
品種改良した新種とか?

No title

現在認知症の進行を抑えるには、フェルガードが一番効果があると思われます。認知機能の改善も望めます。
私自身も3年ほど前から飲みはじめ、短期記憶障害の進行抑制・前頭葉の機能改善(同時に複数の業務を遂行できるようになった)を強く感じています。
副作用としては、時に興奮がありますが、ガーデンアンゼリカを少量から徐々に増やすことで、かなり回避できるようです。

フェルガード類には、レビーのパーキンソン症状の改善効果もあります。レビーの方は、ガーデンアンゼリカが少ないフェルガード100で開始し、必要がなければガーデンアンゼリカの増量は急ぐべきではありませんが・・。

フェルガード

フェルガードの名前を初めて聞く方のために、hokehoke先生(認知症専門医。コウノメソッド実践医)のコメントを補足します。

「フェルガード」は、フェラ酸(原料米ぬか)由来のサプリメントで市販品(電話やネットで注文可。)です。種類は色々あります。
7割の認知症患者に効果があると言われています。(母は、7割の中に入っています。)

フェラ酸とガーデンアンゼリカ(ハーブ)成分が含まれています。
ガーデンアンゼリカには、人により興奮作用があり、量は、製品によって違います。

ガーデンアンゼリカの量を半分にした「フェルガードハーフ」という製品やガーデンアンゼリカの代わりにアシュワガンダというハーブを使った「フェルガードA」があり、フェルガードの製造会社から買うことができます。(電話で問い合わせて下さい。)

フェルガードの使用法の詳細についてhokehoke先生が書かれた過去のコメントは、2010年12月14日、12月25日、2011年2月16日、3月20日、9月5日のもの等があります。(他にも多数あります。)
参考になさって下さい。

薬が不安です

はじめまして。
色々情報を求めて、こちらにたどり着きました。
私はつい最近 実父がアルツハイマーと診断されました。幻視と手が少し震えます。記憶障害も少しあります。(アリセプト3、5が出ました)

こちらの記事を読み、薬の服用が怖くなりました。
でも主治医にこの記事を読んで頂くのは、失礼ですよね。
名古屋フォレストクリニックの家族受診まであと1ヶ月あります。
アリセプトは安全なのでしょうか?

アリセプト

くすりさん、初めまして。このブログを書いているしばです。
まず恐怖感を与えてしまったことにお詫びします。

アリセプトは、安全で効果の高い良い薬です。
問題は、量なのです。
レビー小体型認知症患者の場合(個人差は非常に大きいですが)アルツハイマー病患者が飲んで何の問題も出ない処方量で興奮したりする方がいます。
そうなると介護がより困難になります。

しかしレビー小体型認知症でも少量から始めて適量を飲めば大変効果があるとこの病気の発見者である小阪憲司医師も言われています。
小阪氏のこの本にも書かれています。(P.130~133)http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-686.html
もし主治医に見せるのであれば、この本を見せて下さい。

お父様ですが、幻視と手の震えがあるとしたらレビー小体型認知症か、レビー小体型認知症とアルツハイマー病の合併の可能性が高いと思います。
レビー小体型認知症の症状をよく読み確認してみて下さい。
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-619.html

その上でレビー小体型認知症の可能性があると思ったら、それを今の主治医に伝えて下さい。その時も小阪医師の本を持って行くと役に立つと思います。

またお父様が、興奮する(怒りっぽくなる等)ようなことがないか注意深く観察して下さい。あればそれを医師に伝えて下さい。
そういう副作用があることを知らない医師も沢山いますので、小阪医師の本を持って行って下さい。(具体的な副作用は書いてありませんが)

また抑うつ症状があるからと抗うつ剤や精神安定剤のような抗精神薬を出されそうになった時は、医師と話し合って下さい。
もしレビー小体型認知症であれば劇的に悪化する可能性があります。

しかし薬に関して気をつけなければいけないことは、このくらいです。
何も恐れることはありません。
何か質問があればいつでもコメント下さい。
私でわからないことがあれば、専門家に質問してお答えします。

追記:この記事(http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-627.html#cm)のコメント欄にファモチジン(ガスター及びその後発品)などのヒスタミンH2ブロッカーと呼ばれる抗潰瘍剤の副作用について書かれています。

アリセプトのことを記事にしました

http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-786.html をご覧下さい。
この記事のコメント欄に認知症専門医(コウノメソッド実践医)のhokehoke先生が、アリセプトの重篤な副作用、危険性について書かれています。
併せてお読み下さい。

コメントありがとうございました

勉強不足故に しば様にご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
そして、役立つアドバイスをありがとうございます。
アリセプトは量が問題なのですね。
小阪先生の本を早速注文したので 次回診察に持っていきます。
アリセプトはまだ服用していません。父は過敏性腸症候群で下痢も心配ですし、何よりまだ認知症という実感がないし、私はアリセプトが危険だと誤解していましたし。
早く服用すべきなのでしょうか…でも量が心配で、服用せず次回診察まで待つべきか、悩んでいます。
薬の量の調整は やはり先生にお任せしないと不安ですので 勇気をだして 主治医に小阪先生の本130から133ページに付せん付きで見せてみます。認知症の診断以降、不安なことばかりです。しば様のブログで勉強させてください。
この度はありがとうございました。

「くすり」さん

私も母が異常な行動を取るようになるまでレビー小体型認知症という病名すら知りませんでした。知らないことは、少しも恥ではありません。これから知れば良いだけです。

お父様は、レビー小体型認知症の症状を読んで複数当てはまっていたということでしょうか?

アリセプトの量をごく微量から始め、微妙に調整してくれる医師は、特別な医師を除いてほとんどいないと思った方がよいです。
「先生にお任せする」ことは、おすすめできません。

副作用を正確に観察できるのは家族しかいません。
「怒りっぽくなったのでアリセプト減らして下さい」「下痢がひどいので減らして下さい」と訴えることができるのは家族だけです。

ほとんどの医師は、「これ以上減らしたら意味がない」と言うでしょう。
その時は、小阪医師の書いたものを見せて、「小阪医師もこう書いていますから試しに1度減らしてみて下さい。どうなるか観察させて下さい」と訴えます。

くすりさんが受診する予定の名古屋フォレストクリニックの河野医師は、家族が自分で薬の量を調整することを進めています。
その方法等は、コウノメソッドとして著書やネットで公開しています。


写真の花名

『ボタンクサギ(牡丹臭木)』ではないかと。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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