高齢者に敬意を示す社会

最近、韓国人(韓国在住)の方と初めて友達になりました。
大学生なのにとてもしっかりしていて(徴兵制により既に2年間兵役に就いた経験があります。)、礼儀正しく、バイタリティーに溢れていて(自転車で北海道から九州、ソウルまで走ったそうです。)とても驚きました。
優秀な青年だとはいえ、日本の若い世代と比べると、色々考え込んでしまいました。

私は、韓国のことはほとんど知らず、色々と無知な質問を彼にしました。
丁寧に言葉を選んで返されるその答えにも一々深く考えさせられたのですが、1つ、ちょっと衝撃を受けたことがありました。(正確に言うと、戦争のこと等色々と衝撃は受けました。)

韓国の時代劇で見る韓国式の深々としたお辞儀(その動画は、こちら)。
現代でもする機会があるのかと質問しました。
「久しぶりに祖父母と会った時。もっと丁寧にするのは、先祖に対して」という答えでした。

日本にも「敬老の日」という言葉だけは、残っています。
しかし老いることに何の価値も置かない今の日本では、後期高齢者でも「敬老」などという言葉を喜ばないのではないでしょうか。

私たちの社会は、高齢者に敬意を払わない社会なんだなと思ってしまいました。
(韓国の高齢者事情について、このこと以外に何も知りはしないのですが・・。)
ネット社会は、それを加速させているでしょう。
人は、「おばあちゃんの知恵」よりもネット情報を頼り、PCを使えない高齢者は、情報弱者と呼ばれています。

今、介護が、深刻な社会問題となっている背景には、そうした意識の変化もあるのだと初めて思いました。
高齢者が尊敬と愛情の対象ならば、介護は、もう少し違う語られ方をするのかも知れません。

むくげ
ムクゲ(韓国の国花)



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プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

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認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

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’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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