内科を受診する多くのうつ病患者

うつ病と認知症は、症状が似ています。
(追記:甲状腺機能低下症(橋本病)にも良く似た症状が出ます。)

高齢者のうつ病は認知症に、若年性認知症はうつ病に誤診されることが多いので注意が必要です。


以下は、うつ病に関して、2012年6月14日「日経メディカル オンライン」に掲載された記事の一部を抜粋(青字部分。調査結果は黒字)。

************************************

うつ病の生涯有病率は7~10人に1人と高く、多くの患者が身体的な症状を訴えて内科を受診する。

「胃痛、動悸、疼痛などを主訴として内科を受診する患者の中には、うつ病を抱えている患者が多く存在する」と語るのは、信愛クリニック(神奈川県鎌倉市)院長の井出広幸氏。

しかし、ほとんどのうつ病患者は、自分自身がうつ病であることに気づいていないか、認めようとしない。そのため、うつ病に起因する何らかの身体的不調のみを訴えて内科を受診する患者が少なくない。

実際、抑うつ症状を有する患者の6割以上が、まず内科を受診するという国内の調査結果もある。
   <後に心療内科を受診した抑うつ患者の初診診療科>(三木治 心身医学2002)

   内科 64.7% 婦人科9.5% 脳外科8.4% 精神科5.6% 
   心療内科3.8% 耳鼻科3.8% 整形外科2.8% その他1.4%

また、内科を受診する患者の約1割は、うつ病患者ともいわれている。

厚生労働省はこれまで、医療計画上の重点対策を必要とする対象疾患に癌、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病を指定してきたが、昨年これら4大疾患に「精神疾患」を加えて5大疾患とした。

08年の患者調査によれば、精神疾患の患者数は約323万人と、4大疾患で最も患者数が多い糖尿病(約237万人)を大きく上回り、次いで多い癌(約152万人)の2倍以上。
厚労省は、「うつ病や認知症の増加により、精神疾患が国民に広く関わる疾患となった」としている。

この記事は日経メディカル2012年6月号特集「うつ病・認知症診療 15のコツ」の転載です。


*うつ病・躁うつ病に関するこのブログの今までの記事は、こちらを。

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うつと認知症

ついうっかりしていたことがありました。

「うつ病・認知症コンソーシアム」というのがあります。
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プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
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’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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