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4度目の転倒骨折入院 1~3日目

母が入院した日、過労が限界を超えた父は、精神的におかしくなってしまったのではないかと妹が心配していた。
忘れ物を病院まで届けに来た父に、母と少し話をしていくように頼むと
「イヤだ~!!俺は、もう倒れそうなんだ~!!イヤだ~!」
父は、聞いたこともないような怯(おび)えた悲鳴を上げて逃げるように帰って行ったという。

その後、何度も父とは電話で話しているが、落ち着きも元気も徐々に取り戻している。
精神科の問診のようなことを訊いてチェックもするが、ひとまず父に緊急性はなさそうだ。

母の件で、救急車を呼ぶ前、用事があった妹は、すぐには実家に行けなかった。
その間に、父は、伯母(母の兄の妻。一番信頼できる親戚)を家まで呼んでいたという。
「緊急性はないから大丈夫。○○(妹)が来るまで絶対動かさずに待っていて」と伝えてあったのだが、父は、不安で不安でいても立ってもいられなかったのだろう。
「またあの手術か、またあの繰り返しかと思ったら、俺は泣けて来たよ」と妹に何度も本気で言ったという。

翌日の午後妹が見舞いに行くと、母は、ひたすら眠り続けていたという。
睡眠導入剤1錠で、これほど眠るものだろうか?昼もデイサービスで起こされ、夜も興奮して寝ない生活を続けていた母は、疲労を溜め込んでいたのか?妹と色々に推測するが、素人が考えても結論は出ない。
夜、父が見舞った時には、変わった様子はなく、食後にフランクフルトと団子をペロリと食べたと嬉しそうに言う。(前回の入院中、父が毎日買って行ったものだ。毎回全く同じ内容。「食べさせ過ぎ」と私と妹で何十回も言っているが聞かない。)

入院3日目の夜に父が訪ねると「だだこね状態」で手がつけられない。
(前回の入院の最後の数週間は、毎日そうだった。)
母「私、手術なんて絶対にしないんだから!」
今回は手術の必要はないのだと何度説明してもまったく理解しない。
母「みんなして私に嘘ばっかりついて!もう嫌だ!!帰る!!」

私「じゃあ、帰る時も”行くな!一緒に連れてけっ!”って泣きわめいたんだ?」
父「いや。帰る頃は落ち着いてたな。握手しろだの、ほっぺにチューしろだの言ってなぁ。してやったら笑って”バイバイ”って手を振ってたなぁ」
私「良かった・・。認知症には、スキンシップが凄くいいんだよ。毎回してあげて」

気になるのは、父が、看護師から聞いたという話。
母が、日中(食事時か?)コップを隣のベッドの人に向かって投げつけたという。
それ以上の詳しい情報はない。
妹「夜だけじゃなく、昼まで人格が変わっちゃったのかな?」
私「わからない。投げたらたまたまその人の方に行っちゃったのかもしれないし」
妹「今夜あたりから、また始まるのかな。魔の夜が・・。転院しろって言われそうだね。明日、病院に行く気が萎えるなぁ・・。だだこねられると、一気に疲れる・・。」
半分は沈黙が占める長電話を「明日のことは、明日考えよう」と切り上げる。
明日の母が、穏やかなのか、怒っているのか、泣いているのか、誰にも予測はつかないのだから。


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No title

>私「良かった・・。認知症には、スキンシップが凄くいいんだよ。毎回してあげて」

しばさん、よくご存知ですね!
これはタクティールケアとかタクティールセラピーと呼ばれています。
詳しいことは以下のサイトに出ています。

認知症の介護の仕方 タクテイール・マッサージの効用
http://fukushi-sweden.net/welfare/kaigonosikata/index.html

スキンシップ 母の拒否

ちゃわさん、私もそこまで詳しくは知りませんでした。
過去の経験として、見習いたいと思う人は、皆、患者さん(それが認知症患者でも癌の末期患者でも。)と目の高さを同じにして、手を握ったり、体をさすったりしながら笑顔で話すのを見てきました。

私も帰省中、母にはそうするように心がけていましたが、そうされてニコニコしている時もあれば、「何、この手は?!余計なことしないで!」と突然不機嫌に手を払いのけられることもありました。
この予測できない変化が、レビーの特徴であり、介護者を苦しめる原因の1つですね。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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