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レビー小体型認知症とパーキンソン病の関係

(冒頭部分は、2013年7月に書いたものです。)2014年4月に書いた最新情報

パーキンソン病(或は、アルツハイマー型認知症、うつ病、統合失調症など)と診断後
幻覚(幻視・幻聴)」「注意力や記憶力の低下」「現実ではないことを言う」等が
起こった場合は、レビー小体型認知症である可能性が、極めて高いです。診断基準
…………………………………………………………………………………………………………
レビー小体型認知症
「発見チェックリスト(医師作成2種+1種)で確認し、主治医にご相談を。 

        (更に詳しい情報・診断基準などは→こちらのカテゴリを」)

完全版:レビー小体型認知症の症状詳細 リンク集
               (全症状の解説。ネット上で最も詳しいです。)
 
注:パーキンソン症状幻視出ない方も居ます記憶力低下が目立たない方も


     < パーキンソン病や他の認知症とレビー小体型認知症の違い >

1.「薬剤過敏性”は、パーキンソン病や他の認知症ではあまり見られず、レビー小体型
 認知症に特有
」(レビー小体型認知症の発見者・小阪憲司著「第二の認知症」P.92)

2. 河野和彦医師は、立った時の左右の足の開き方が、パーキンソン病では狭くレビー小
体型認知症・正常圧水頭症・脳血管性認知症
では広い患者が多いと説明→こちら

3. 河野和彦医師は「認知症薬アリセプトを飲んで歩きにくくなった患者は、レビー小体型
認知症
」と2013年6月の講演(→内容)で話しています。

追記:レビー小体型認知症患者の中にはパーキンソン症状の出ない方幻視の見えない方もいます。認知機能がほとんど低下しない症例もあります。(→関連サイト

注)神経内科医の中には、レビー小体型認知症という病気自体を認めていない方あり。
2013年現在、有名大学病院に通院するパーキンソン病患者に対し、レビー小体型認知症の可能性を無視した例をレビー小体型認知症介護家族から直接伺いました。(記事

追記:「少なくとも病理学的にはほとんどの PDD(パーキンソン病)は、DLB(レビー小体型認知症)であることを臨床家は知るべきであ る」小阪憲司医師の論文(「老年医学Update 2006-07」P.133)から。

追記:「認知症を伴うパーキンソン病」とレビー小体型認知症の違い等、パーキンソン病と認知症の関係は、この記事のコメント欄にこちら

<関連動画・記事>
*「レビー小体型認知症 初めの一歩 まずここから読もう!」(最重要リンク集)
*動画「パーキンソン病とレビー小体型認知症の関係」齋藤正彦医師

*「レビー小体型認知症を理解するための動画」(この病気の発見者の講義)
*家族会のサイト→<レビー小体型認知症 体験談集>
*→「知識ゼロからでも良く分かるレビー小体型認知症講座」(レビーに精通する)
*カテゴリ「レビー小体型認知症について

************************************
(以下、2012年5月に書いたもの)

介護家族必読とご紹介した「第二の認知症 増えるレビー小体型認知症の今」(小阪憲司著)。(記事はこちら
この中に、パーキンソン病とレビー小体型認知症の関係が記されている。

私は、過去の記事で、「母がパーキンソン病と長年誤診されていた」と書いているが、それは、誤りだった。
パーキンソン病とレビー小体型認知症は、ほぼ同じ病気(「レビー小体」という物質が脳内に現われる病気)であり、パーキンソン病の診断は、誤診とはいえないというのが、小阪医師(レビー小体型認知症の発見者)の考え方だ。

以下、青字部分は、本からの抜き書き。


パーキンソン病は、もともと認知機能が損なわれない(認知症にならない)病気だと考えられていた。
しかし1800年代後半に認知障害が起こることが指摘された。
最近では、パーキンソン病の人の70~80%は、早晩、認知障害を伴うと報告されている。(P.55)

パーキンソン病は、レビー小体型認知症と兄弟のような関係にある。
両者ともレビー小体が必ず現れる同類の病気だ。
そのため、特徴的な症状は両者に共通しているものが多く、認知障害もその1つである。
ちなみに日本神経学会による「パーキンソン病治療ガイドライン」では、2011年版より新たに認知障害の記述が加えられた。(P.56)

1996年 レビー小体型認知症の国際的研究グループ(CDLB)による診断基準の発表。
    「レビー小体型認知症」の命名決定。
2005年 診断基準が改訂される。
    「パーキンソン病」「認知症を伴うパーキンソン病」「レビー小体型認知症」を
     まとめて「レビー小体病」とよぶことが記載される。 (P.63)

レビー小体型認知症の場合、レビー小体が大脳皮質に広く出現している。
一方パーキンソン病では、レビー小体が脳幹を中心に現われる。
つまりレビー小体が主にどちらの部位にみられるか病名や症状を決めることになる。
2つは、本質的には同類の病気・スペクトラム(連続性をもつもの)だと考えられ、両者を合わせて「レビー小体病」という。(P.101)

 <パーキンソン病の主な運動症状>(P.50)(レビー小体型認知症にも共通)

 1. 振戦(しんせん)。 手足が震える。
 2. 筋固縮(きんこしゅく)。 筋肉がこわばる。
 3. 無動・寡動(かどう)。 動きが少なく鈍くなる。
 4. 姿勢反射障害。 姿勢バランスがうまく保てない。

注byしば
レビー小体型認知症では、出る症状の種類・出る順番に非常に大きな個人差がある。
パーキンソン症状幻視まったく出ない方も少なくない。認知機能の低下が殆ど見られない例もある。記事(発症10年経過の若年性レビー小体型認知症Kさんの例)

86s.jpg
↑ 著者:小坂憲司医師(レビー小体型認知症の発見者)。
全般的な知識を網羅。同著者の「レビー小体型認知症の介護がわかるガイドブック」も。
28241.png
↑ 著者:河野和彦・名古屋フォレストクリニック院長(講談社発行)
「ドクターコウノの認知症ブログ」に書かれたことが、介護者にも分かり易く整理されている。極めて実践的、実用的。
薬の副作用と気付かずに苦しんでいる多くのレビー介護家族の強力な助けに。(→詳細

<関連記事>
パーキンソン病とレビー小体型認知症について書いた記事の重要リンク集
レビー小体型認知症の疑い/診断 → 初めの一歩 まずここから読もう!
パーキンソン病とレビー小体型認知症の関係を説明したTBS「駆け込みドクター」の内容
5種類の認知症別 本人と家族の体験談集
とても役に立つ認知症 無料動画集


この講演の動画
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No title

レビー小体の意義と生成原因が判らないため、パーキンソン病とレビー小体型認知症と同じ病気と言う考えは、必ずしも適切ではないかも知れません。
一般の方に理解しやすいように、私も小坂先生と同じように、最近パーキンソン病+レビー小体型認知症をレビー小体病として説明するようにしていますが・・・。
小坂先生のこの考えに、神経内科医の反発が強いように感じます。
パーキンソン病とレビー小体型認知症では、基本的にレビー小体ができる場所が違うようです。河野先生によると、多数の剖検例をまとめたデータで、認知症のある方は、レビー小体が大脳半球にも存在する。ない方は、脳幹部に限局している。パーキンソン病では認知症が来ないのではないかと言っています。
このへの問題は剖検例を積み重ねるしかないのですが・・・・。

神経内科医は、レビーを、「パーキンソン病+認知症」とか「多系統萎縮症+認知症」などと診断する傾向にあるようです。
レビーの神経学的特徴(固縮や振戦などの症状)は、パーキンソンと良く似た方も珍しくない反面、従来の錐体外路症状(パーキンソン病様の症状)からは、理解しがたい症状の方まで様々と言うのが私の印象です。
パーキンソン病で手の変形が見られることは有名で、母指の変形を「ペンの手」と言うようですが、パーキンソン病の治療が進歩し、このような指の変形をとのなう方が減ったため、若手の医師はペンの手を見たことがないと言う医師も多いようです。
パーキンソン病は薬剤が良く効きますが、パーキンソン病以外のパーキンソン症状を呈する疾患では、抗パ剤が効果があまりない場合が多いようです。レビーもこちらに入る場合が多いようです。

最も錐体外路症状(広い意味でのパーキンソン症状)以外は、パーキンソン病とレビー小体型認知症では共通するところが大きいのですが・・・・。


No title

hokehoke先生へ

「レビー小体の“意義”」というのは「意味」「内容」という意味で使われていらっしゃるのでしょうか?「価値」だと違った意味になりそうですし。。。文脈では「定義」という意味でお使いのようにも感じられます。

「同じ物体でも、場所が違うと違う病気と捉える」ことの方が変な気がします。恐らく、パーキンソン症もレビー小体型認知症も、その物体が原因とは証明されていない、と仰りたいのだとは思いますが・・

肺ガンも大腸ガンも血液のガンも大枠ではガンですよね?
結核菌は胃の壁以外の全ての組織で病巣を作ると言います。でも、肺結核もリンパ腺結核も結核は結核ですよね?
ヘルペスも色々な場所にできますが、どれもヘルペスと呼びますよね?
素人考えでは、原因となる物が同じ病気は、せめて名称の一部だけでも統一してくれ~~と思ってしまいます。(紛らわしいじゃん!)

つまりは分類の方法が統一されていないのが混乱の原因ではないでしょうか?症状から見た分類(認知症とか難聴とか)と、原因で分けた分類(外傷or老化orストマイ難聴等)があるのだと思います。
(あくまでも全て素人の考えですので、プロからすると笑っちゃうかも知れませんが)

hokehoke先生 kimiさん

コメントありがとうございました。
医学の世界でも考え方は統一されていないということですね。

「パーキンソン病で認知症を発症したと言われた」という話は、度々耳にします。症状を尋ねてみると明らかにレビー小体型認知症なのです。「なぜ?!」と思います。


プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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