食事より運動療法が効果(新聞記事)

21012年5月8日日本経済新聞夕刊に掲載の記事全文(原文通り)。
以下、青字部分は、Nikkansports.comからの転記。


 アルツハイマーには食事より運動療法

アルツハイマー病の記憶障害の改善には、食事療法よりも運動療法がより効果的と、京都大の木下彩栄教授(神経内科学)のグループがマウスを使った実験で明らかにし、4日付の米科学誌電子版に掲載された。

アルツハイマー病はタンパク質「アミロイドベータ」が脳内に蓄積して神経細胞に障害を与えることが一因とされる。マウスに高脂肪の餌を与えると記憶力が悪化し、アミロイドベータが多く蓄積するとの報告がある。

木下教授は「高脂肪食でも、運動をすればアルツハイマー病を防ぎやすく、進行も抑えやすい」と話している。

遺伝子操作でアルツハイマー病にしたマウスに約5カ月、脂肪分60%の高脂肪の餌を与え続け、後半約2カ月半は回し車で運動させた。

実験では、マウスの記憶力を確かめるため、あらかじめ覚えさせておいた水槽の中のゴールへ泳いで到達できる時間を測った。

運動をしなかった高脂肪食マウスが約35秒かかったのに対し、高脂肪食で運動したマウスは約16秒だった。運動させずに脂肪分10%の普通の餌を食べたマウスは約25秒、運動と普通の餌を組み合わせたマウスは約17秒だった。

また運動をした高脂肪食マウスは、アミロイドベータが、運動しなかった高脂肪食マウスと比べて約50%減り、運動と普通の餌を組み合わせたマウスと同じだった。(共同) [2012年5月7日21時40分]



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No title

よく読むと、改善というよりも悪化を遅らせるというのが正しそうですね。
比較母体全てがアルツハイマー病で、運動をせずに5ヶ月過ごしたものより、後半運動したものは高脂肪食でも普通食でも同じくらい判断力が低下しなかったということですよね?
悪くなった認知能力が改善したという結果ではないようです。

ところで、ネズミを泳がせたのですか?それってちょっと拷問のような・・

kimiさん

まぁ、この数値が何を表しているのかは、私もよくわかりません。
私は、単純に「運動せよ!それしかない」と受け止めて、走らなければと思いました。

春先に久保田競(京都大学名誉教授)の「バカはなおせる」(脳科学の本)を読みました。この方は、スロージョギングの提唱者の田中教授と共著の本も出しています。
色々書かれていますが、走ることが脳の健康のために絶対に必要だと書かれています。
ちょっと過激な方で、「端的に言うと、(ヒトは生物学的歴史から見ても)走らなくなったら終わりです」(P.98)とか「意図して走るようにすべきです。歩くだけでは不十分です」(P.98)と断言しています。

全国で3千人位の中年被験者を集めて、走る人、歩く人、運動しない人が、20年後、30年後にどんな病気になったか調査できたら良いと思いませんか?
久保田氏の言葉が数値で証明されたら、将来は、健康のために走ることが国民の常識になるかも知れませんね。

(スロージョギングを知らない方のために:始めは歩くより遅い位の速度で走りますが、続けている内に息が切れずに走れる速度が徐々に上がって、楽にジョギングの速度で走れるようになります。高齢者でも、です。)

追記:ネズミを水の中に突き落とすのは、完全に拷問です。
人間のためとはいえ、「実験用動物さん、ごめんなさい」です。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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