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認知症介護家族のQ&A(Eテレ「名医にQ」から)

2012年4月14日放送のEテレ「名医にQ」。「認知症 あなたの疑問に答えます!」
この中から1部を抜粋してご紹介します。主にアルツハイマー病患者を対象にしています。
詳細は、番組公式ホームページを。→こちら

『実際には、そう簡単にはいかないから家族は苦労するんだよなぁ』と思う部分も多々ありますが、「理想像」として参考になると思います。
とにかく1人で悩まず、人(ケアマネ、家族会など)に相談することを私は、強くおすすめします。

以下の文章は、回答者のニュアンスが変わらないように、極力番組で使われた通りの言葉を書き写すようにしました。


 出演(回答者):東海林幹夫(弘前大学大学院教授)
         川畑 信也(八千代病院神経内科部長)
         大阪市社会福祉研修・情報センター

Q:病院に連れて行きたいが、拒否。怒って手がつけられなくなる。どうすれば?

A:認知症(1部除く)は、自分が病気だという認識に乏しいので受診の動機付けはない。

1.健康診断と誘う。「脳梗塞で寝たきりになると困るから脳の検診に一緒に行こう」
2.「市(行政)から健康診断の通知が来たから行かないといけないよ」と促す。
3.ホームドクターが居れば、相談して往診してもらう。

避けたい方法=「デパートや銀行に行こう」とだまして連れて行く。→トラブルに。
どうしてもだめなら地域包括支援センター(市役所等に行けばすぐわかる。)に相談。

Q:本人が機嫌良く生活してるなら受診する必要はないのでは?

A:遅かれ早かれ徘徊などの症状が出てくる患者もいるので、後々のことを考えれば早期診断早期治療が良い。

Q:告知はどうするか?

A:告知した方が、その後の介護や治療がしやすくなるし、周囲に理解されて自分らしい生き方ができる。
まず主治医に相談。これからどうすればいいかを説明すれば安心する。


Q:本人の自覚がまるでない。自覚させるにはどうすれば?

A:アルツハイマー病は、病識に乏しい。自覚させるのは、良い方法ではない。
本人ではなく、家族が病気を勉強、理解して対応する方が、上手くいく。
正しいことを教えようとしたり修正しようとしないこと。

忘れていることを家族が指摘をしても記憶にないのだから意味がない。
家族には11回目の質問でも患者にとっては1回目の質問。それを理解して上手に接することが大切。時間さえあれば、何度でも傾聴(共感してじっくり聴く)してあげること。
本人は、気になり始めると注意を他に向けることができないので、他のことをさせると良い。(散歩に行く、洗濯物をたたむ等)
予定などは、行く直前に言ってあげるなど、家族が接し方を変える。

Q:ものとられ妄想(お金を盗まれた等と怒って責める)をどうすればよいか?

A:「パーソン・センタード・ケア(その人らしさ中心のケア)」による解決法がある。
本人が何と言っているか。その言葉の本当の(裏側にある)意味を考える。
「お金貸したでしょ!」=孤独感、お金の管理ができなくなってきた不安から出た言葉。
「働きたい」=役割を持ちたいという望み、収入がない不安から出た言葉。
その気持ちに上手くこたえていけば、徐々に落ち着き、妄想も消えてくる。

Q:家族に言われると傷付く言葉は?

A:「忘れないでね。覚えておいてね」。覚えられない病気なので傷付く。
代わりに「私が覚えておくね」と言えば良い。

出来事や事実関係は、脳に残らないが、感情はしっかりと残る。
怒られた理由は忘れるが、嫌だったという感情は、長く残っている。
「そっち行かないで!」(命令)ではなく「こっちに来て下さい」(依頼)と言う。

Q:薬が、効いているのかいないのかわからない。それでも続けるべきか?

A:効いていないように見えても止めると急激に悪化する例が多い。
食べられる限りは、続けた方がいい。


Q:身内がデイケアに反対し、自宅で看るように言うが、行った方が良いか?

A:デイケアに行く方が、良い状態が、長く続くことがわかっている。是非行くべき。

Q:車の運転をやめさせるには?

A:色々難しいが、主治医から止めるように言ってもらうのも良い。

  <番組内で紹介された超早期発見の研究>
アルツハイマー病を発症前に発見する研究が進んでいる。(まだ実用化されていない)
特殊な注射をしてからPETでアミロイドベータの量を見る方法。
正常な人でも20%にアミロイドベータの蓄積が確認される。(病気の発症の10~20年前に溜まり始める。)
将来は、リスクを調べて予防できるようになるのではないかと期待されている。
脳脊髄液の中のアミロイドベータの量を調べる方法も。低下していれば症状の出る10年前から診断できる。


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木瓜(ボケ)。バラ科。
花のアルバムは、こちら


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プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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