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本当の夫婦(テレビ放送から)

2012年4月12日放送のNHK「ハートネットTV」 町永俊雄リポート「若年認知症 妻たちの選択」(2)
<再放送:4月19日(木)午後1:05~午後1:35>
認知症の夫と同じ施設に泊まり込みながら仕事と介護を両立させる妻を紹介していた。
(家族が施設に泊まり込むのは、非常に珍しい。)
「若年認知症 妻たちの選択」(1)もだが、(2)も胸に迫るとても印象的な内容だったので簡単にご紹介。


夫は、52歳で若年性アルツハイマー病を発症。
妻は、家計を支えるため教師(教頭)の仕事を続ける。(夫婦に子供はいない。)
診断から7年で自宅介護が困難になり有料老人ホームに入所。
妻も同じ施設に寝泊まり。朝6時に自宅に帰って洗濯をし、7時から夜9時まで教頭として働き、夫のいる老人ホームに帰る日々。
妻「お父さん(夫)の笑顔を見に行く。介護をしているつもりはない」

入所して3年目。暴言・大声が増え、施設の中で孤立していった。
妻は、職員と解決策を何度も話し合い、本人が何をしたいかに耳を傾けて欲しいと頼む。
しかし入所者20人に対して3~4人の職員では、個別のケアに限界があった。

仕事を辞めて介護に専念すべきか悩んだ末、グループホームに2人で移る。
入所者9人に3人の職員。より家族的なケアが受けられるようになった。
職員全員が「父さん」と呼び、家族のように接することで徐々に落ち着きを取り戻し、暴言もなくなる。

仕事から帰った妻と夜勤の職員と夫(言葉は出ない。)のおしゃべりが続く。
そのことで妻の気持ちも楽になる様子。妻は、それを「家族の団らん」だという。
職員もそこは意識していて、「本人だけでなく、家族ぐるみでケアしたい」という。

町永アナウンサーの「認知症は進行しますよね・・」の言葉に妻は、涙で絶句する。
話の内容を理解していないように見えた隣の夫が、突然優しく妻の腕をさする。
妻「進行したら、一瞬嘆く。でもまだできることを見つけるのも楽しさ。何かあるかもしれない。お父さんのできることを一緒に考える。プラス思考の介護」

妻「この病気にならなければ、別々にね・・。結果を出すこととか、人より早くできることとか、人と違うことができることとか・・。それが良き生き方、勝ちの人生だみたいに思って、別々に仕事をして、時々話して、ご飯を食べて・・そんな生活だったと思う。
今は、いたわり合える。相手の想いを感じ取り、一生懸命感じ取ろうとしてることで、やっと本当に夫婦に近くなってきている気がする。本当の夫婦ってこうなんじゃないですかね」


P1000606_convert_20120414200832.jpg
スノーフレーク(鈴蘭水仙)だそうです。
(彼岸花科)
花のアルバムは、こちら
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No title

その花はスノーフレークです。

ところで、家族の介護の為に、教頭から一教員に格下げ移動する人も沢山いますよ。
今は引退されましたが、うちの近所にも一人います。担任を持たず教科専任で、他の先生方も理解がありました。奥様は7年前から完全な寝たきりで、自宅にいます。

やはり、教頭は一番、職務の重責と責任がある地位だから、介護との両立は大変ですよね。同僚の理解も重要だと思います。番組の人は、周りの啓蒙の為にも頑張っているのではないかと考えてしまいました。
少子化や晩婚、single&dinksの多い時代、親や配偶者の介護は現役サラリーマンの大きな問題にもなっています。

kimiさん

「啓蒙のために頑張っている」というのは、私も感じました。
施設に住み込む許可を得るのも簡単なことではなかったと思います。老人ホームのスタッフを集めて「こういうケアをして下さい」と直接訴えるということも相当な覚悟がなければできないことでしょう。
その行動力は、普通の人にはないものですが、夫婦の姿は、普遍的なものだと思いました。
他人からは「何もわからない人」に見えても、家族の間では、いたわり合いがあり、深いコミュニケーションが成立していることをよく示していました。

介護のために仕事を辞める人は、年間14万人だそうです。
知人の徳田雄人さん(NPO法人認知症フレンドシップクラブ東京事務局代表)は、今月、介護離職を防ぐための会社を日本で初めて立ち上げています。→(株)スマートエイジング http://www.smart-aging.jp/
徳田さんは、元NHKのディレクターで認知症介護、医療問題の番組を作っていたそうです。

こうして介護問題に取り組む人(放っておけないと行動を起こす人)がどんどん出て来たら、介護の未来にも希望が見えてくる気がします。

プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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