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うつ病の新しい診断法と治療法(NHK番組から)

2012年4月4日のNHK「あさイチ」は「うつ病治療の新常識」と題した特集。
「うつ病は、心の病気ではなく、脳の病気」と番組に出演した木村真人氏(日本医科大学千葉北総病院メンタルヘルス科病院教授)。
「心が弱いから発病するわけではなく、心の持ちようで変わるものでもない」と説明。
(この番組は、今年2月12日のNHKスペシャル「ここまで来た!うつ病治療」の内容に基づいている。2月22日には、「うつ病治療 常識が変わる」も放送された。)

「あさイチ」の放送内容は、大きく分けて次の2つ。

1. 今まで問診で診断していたうつ病が、光トポグラフィー検査【NIRS(ニルス)】という先進医療(保険外)によってより正確に診断できるようになってきた。

2. アメリカでは、経頭蓋磁気刺激(TMS)という治療によって7割のうつ病患者に効果を上げている。しかし日本では、杏林大学医学部付属病院で臨床試験が始まる予定があるだけで治療を受けることはできない。

更に詳しい内容は、以下の通り。(「あさイチ」の公式サイトと放送から。)

1. うつ病と診断されている患者の4割は、双極性障害(躁うつ病)という海外の論文がある。
2つの病気は、治療法(薬)が違う。
間違った治療法(薬)では、効果がないだけでなく、衝動性を高め、思わず自分や他人を傷付ける行動を起こしてしまう場合もある。

脳内の血流量を調べる光トポグラフィー検査では、うつ病と双極性障害の区別が波形として出る。
現在、この検査を受けられる病院は、以下の14カ所。費用は、多くの施設で13000円。

群馬県 群馬大学医学部附属病院
東京都 東京大学医学部附属病院
東京都 国立精神・神経センター病院
大阪府 近畿大学医学部附属病院
鳥取県 鳥取大学医学部附属病院
山口県 山口大学医学部附属病院
栃木県 自治医科大学附属病院
東京都 東京都立松沢病院
福島県 公立大学法人福島県立医科大学附属病院
新潟県 医療法人楽山会 三島病院
千葉県 学校法人日本医科大学 千葉北総病院
京都府 独立行政法人国立病院機構 舞鶴医療センター
島根県 島根大学医学部附属病院
東京都 東京警察病院


2. 全米400カ所で行われている経頭蓋磁気刺激(TMS)は、うつ病患者で機能が低下する脳のDLPFC(背外側前頭前野。判断力や意欲に関係する部位)に磁気を当てる治療。
(1回40分間を毎日1ヶ月以上続けた患者を紹介。費用は保険適用で80万円)
抗うつ剤の効かない患者(3割というデータもある。)や長期化している患者にも有効。

DLPFCは、扁桃体(へんとうたい。不安・恐怖・悲しみの発信源と考えられている。)を抑制する機能がある。
うつ病患者は、この機能が低くなり、扁桃隊が暴走し、強い不安・恐怖・悲しみをに襲われると考えられる。
磁気の刺激でDLPFCの機能が上がると扁桃体を再びコントロールできるようになり、精神的苦痛も消えると考えられている。

この治療で良くなっても再発の可能性はある。その場合は、再び同じ治療を受ける。
この治療によって意欲がわき、自ら運動を始められるなど、良い循環は生じやすい。


*うつ病に関するこのブログ内の記事は、こちら。
*うつ病にも効果があるスロージョギンングの記事は、こちら。
*うつ病と有酸素運動の関係を書いた記事は、こちらを。


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雪柳(ユキヤナギ)。バラ科。
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<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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