アルツハイマー病患者はがんになりにくい

2012年3月28日「日経メディカル オンライン」に載った興味深い記事。(注:記事全文は、会員のみ読むことができる。)

アルツハイマー病の患者は、がんにかかり難く、がんにかかったことのある人は、アルツハイマー病にかかり難いことが米国の研究でわかったという。
もちろん可能性が低くなるというだけで、「両方の病を同時に得ることはない」ということでは決してない。
しかし言われてみれば、2人に1人が、がんになり、3人に1人が、がんで亡くなる時代に、がんとアルツハイマー病の両方にかかった方のことは、まだ聞いたことがない。

研究が進み、原因がはっきりすれば、アルツハイマー病のまったく新しい治療薬や予防薬が生まれるのかも知れない。


以下(青字部分)、記事の一部をそのまま転記。


  アルツハイマー病(AD)と癌の罹患に逆相関(BMJ誌から)
  癌サバイバーはADリスクが低く、AD患者は癌リスクが低い

高齢者の癌サバイバーは、癌の既往がない高齢者に比べてアルツハイマー病(AD)の罹患リスクが33%低く、AD患者の癌罹患リスクもまた、ADでない患者に比べて61%低いことが、米Brigham and Women’s HospitalのJane A Driver氏らがFramingham研究の参加者を対象に行った前向きコホート研究で明らかになった。
論文は、BMJ誌電子版に2012年3月12日に掲載された。



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梅 (クリックでちょっと拡大します。)
ずらずら並べてすみません。
もう季節遅れになってしまうので・・ご勘弁を。
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No title

おもわず、コメントしちゃいました。
私の母は、アルツハイマーで、腎臓癌でした。
父は70代に腎臓癌で、後にレビー発症してます。
高齢者の癌は良く聞きますが、認知症も発症している方も
多いと思ってたので、この記事を読んで、へ~~と。

ygraciaさん

コメントありがとうございました。
そうでしたか。それでは、がんとアルツハイマーが一緒に発症するものだと当然思ってしまいますよね。

私は、両親の親類にがんになった人がほとんどいないんです。
でもかなり高齢になった晩年にアルツハイマー病になった人は、ちらほらいます。(長寿が多いです。)
「家系」という言葉が使われることがありますが、この記事の通りの「家系」なのかなぁと思ったりしました。

コメント、本当に有り難いです。
私も自分の経験から距離を置いて、自分とは違う経験をされていらしゃる方たちのことも視野に入れなければとあらためて思いました。

統計のパラドックス

水を差す気はないのですが、このような統計は慎重に考えた方が良い気がします。
ガンでサバイブできるようになって高々20余年。
アルツハイマーという言葉が一般的になったのも同じくらいです。
正確なガン統計は、半世紀以上追っかけて、煙草、酒、運動、日に当たる、睡眠、食事等の条件を加味しないと。
今の高齢者対象だと、生きている人だけでなく、途中リタイア組も重要な要素です。

ガンのリスクを抱えていた人は、昔は認知症になるまで生きる可能性が少なかった。認知症の人たちは、元々ガンを発症しにくい体質を持っていたので高齢まで生き延びた、ということかもしれません。
認知症がガンになりにくいのではなく、ガンになりにくいから認知症まで辿り着いた、ということが この結果から想像できるのですが・・

しばさんはアメリカ滞在歴がおありなので、日本の高齢者と同じに考えられないということも良くご存知だと思います。例えば、心臓疾患との比較とかも見ると、同じような結果が出て来たりして・・

因みにロシア人なんて、日本の女性の平均寿命が80歳を超えていると説明しても、「嘘だ」「間違いだ」と絶対に信じませんでした。彼等の頭の中では、今だに人生60年なのです。

kimiさん

それも一理ありますね。論文を読んでいる訳ではないので、判断は控えます。

私も30年近く前のこと、東南アジアの人達と介護問題について雑談したことがあります。
「そんな問題はない」と言われて「ないはずがない」と反論し、話し合った末に分かったことは、当時の東南アジア諸国の平均寿命は、60年にいくかどうかという水準で、70年も80年も生きる人はなく、寝たきりで生き続ける人も認知症の人もほとんどいないということでした。
「そんな風になる前にみんな死ぬ」と言われ、頭を殴られたような気がしました。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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