脳の変化に気付くのは難しい(1)認知症

認知症でもうつ病でも脳の病気は、ある日突然始まるわけではない。
(脳内が、怪我や出血などの理由で急激に変化した場合などを除いて。)

突然のように見えても、診断後に振り返れば、前兆は次々と思い浮かぶはずだ。
脳の変化は、10年、人によっては20年という歳月をかけて少しづつ起こると言われている。
(うつ病ならもっと短いだろうが、それでも発症まで長い時間がかかる人が多いと思う。)
ほんの少しづつしか変化がないため、本人も家族も脳の病気とは中々気が付かない。
物忘れ外来を訪れる多くの患者は、既に重症だと医師から聞いた。

母(パーキンソン病と診断されていた。)にも長年に渡って色々な変化があった。
しかし調べるとすべてパーキンソン病の症状に当てはまっていたので、それ以上疑おうとはしなかった。同時にレビー小体型認知症に当てはまっていたのに。
(母の症状:動きや頭の回転の極端な遅さ。小刻み歩行。転倒。小声。無表情。感情がないように見える。不安やうつ。睡眠障害。便秘。夜中に何度もトイレに起きる。幻視など)

思いやりの深い母が、たまに人が傷付くようなこと(暴言)を言うようになったのも、今、思えば症状だった。
振り返れば、明らかにおかしかったのに、年のせいなのかと思っていた。
私は、母のもの忘れがひどくなったとは感じていなかったが、父は、「そういえば、しょっちゅう鍋を焦がしていたなぁ」と後になって語った。

『こんな人ではなかったのに』『こんなこと今までなかったのに』と家族が思うときは、認知症を疑うべきだと、以前ネットで読んだことがある。
母の前の主治医は、「家族がおかしいと思えば、その人は、認知症。家族は医師よりも正確」と言った。


P1000205_convert_20120321100549.jpg
椿(ツバキ)
撮った後、喜んで子供に見せたら、一言。
「カメラが良いと何でも良く写るんだよ」





関連記事

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR