ビタミンE 取り過ぎで骨粗鬆症(新聞記事)

母が、骨粗鬆症から腰椎圧迫骨折(背骨が押しつぶされた状態)を起こしたのが、2年前の3月。
痛みも訴えないまま、突然、動かなくなり、失禁するようになった。

神経を圧迫する危険な骨折とわかって入院、手術をすると更に激変し、汚れたおむつを外して投げ、ベッドの柵を乗り越えて落ちるので拘束されるようになった。
(レビー小体型認知症と診断されたのは、入院中の5月。)
3月までは、自分で車を運転して買い物にも行き、主婦として(辛うじてではあるが)家庭を支えていた人がだ。

母は、その後も圧迫骨折を起こし、その度に生活の質(QOL)が格段に下がった。


骨粗鬆症の原因は、運動不足、ダイエットによる栄養不足、閉経、糖尿病、バセドウ病、喫煙、過度の飲酒など、かなり多いようだが、原因不明のものもある。
治療で簡単に治る病気ではなく、栄養と運動による予防が何よりも大切と言われている。

2012年3月5日の毎日新聞に「ビタミンEの過剰摂取が骨粗鬆症の原因になる」という記事が載った。

サプリメントの国内市場規模は、2009年で1353億円。(出典は、こちら。
食事や運動不足などの生活習慣を変えないままに、サプリメントだけで健康になるだろうか。
サプリメントの過剰摂取による悪影響は、他にも色々あるのではないかと想像する。


以下、青字部分は、毎日新聞の記事のコピー。(原文のまま)


  <ビタミンE>取り過ぎると骨粗しょう症の危険

ビタミンEを取り過ぎると骨粗しょう症を起こす危険があることを、竹田秀・慶応大特任准教授の研究チームが突き止めた。ビタミンEは、老化防止に有効とされる抗酸化作用があり、最も人気のあるサプリメント(栄養機能食品)の一つ。4日付の米科学誌ネイチャーメディシン(電子版)に発表した。

健康な骨は、骨を作る細胞と壊す細胞「破骨細胞」がバランス良く働いて維持される。ビタミンは骨の強度に関わり、特にビタミンDは骨粗しょう症の治療に活用されている。しかし、ビタミンEの働きは謎だった。

チームがビタミンEを取り込めないマウスを作って調べたところ、破骨細胞の働きが弱く全身の骨量が多いことに気づいた。そこで、破骨細胞を培養し、ビタミンEを加えると、破骨細胞が巨大化することを発見。詳細に解析すると、ビタミンEが破骨細胞の巨大化に必要なたんぱく質の合成を促していることを突き止めた。

さらに、正常なラットに毎日10ミリグラムのビタミンEを含んだ餌を8週間与えると、骨を壊す細胞の活動が高まり、骨粗しょう症になった。10ミリグラムは、人が1000ミリグラム摂取するのに相当し、主に海外で同量程度を含んだサプリメントが流通しているという。

厚生労働省が定めるビタミンEの摂取上限は年代、性別で異なるが、最大は30~49歳の男性で1日当たり900ミリグラム。食品では魚卵や植物油、ナッツ類に豊富だが、例えばアーモンドでも100グラム当たり約30ミリグラムで日常の食生活では問題ない。

竹田さんは「サプリメントの量ならば、骨がもろくなる可能性はある。骨の健康を維持するために摂取量を再検討してほしい」と話す。



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椿(ツバキ)
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No title

中学時代の家庭科の先生が「ビタミンEは老化防止に良い。自分は毎日肝油を飲んでいる」と言っていた事を思い出しました。

我々よりも上の世代は、滋養強壮の特効薬として子供の頃毎日肝油を飲まされたという人も多かったとか。う~ん、今になってね~。

やはり医食同源!栄養はなるべく食物で摂るのが一番ですね。

No title

ビタミンEは抗老化の代名詞ですよね。やっぱり過ぎたるは及ばざるがごとしということですか。恐いですね。

私はナッツ(アーモンド、クルミ、カシュー)を瓶に入れ、ちょっとお腹が空いたときなどに食べています。あと、ゴマを必ず料理に使います。こんな量じゃ不足だろうと思っていましたが、それで正解だったかしら。

老化に抗うには、運動やら読書やら努力があってこそで、サプリを飲んでラクしようとすれば、こういうしっぺ返しがあるかもということでしょうか。うちの両親もビタミンEのサプリを飲んでいますが、しょっちゅう飲み忘れるので、摂りすぎの心配は無さそうです。

Kimiさん  クリちゃん

私も栄養は、食品から摂るのがベストと読んでから、意識的に摂るもの、摂らないもの、ありますよ。
クリちゃんと一緒で、ナッツ、ゴマ。他に大豆製品、ゴマ油、オリーブ油など。止めたのは、マーガリン。動物性脂肪もできる限り摂らないようにしています。

長生きしたいわけではなく、晩年を入退院の繰り返しやベッドの上で長く過ごしたくないので、できる努力は、しっかりしておこうと思います。自分のためでもあるし、私の世話をするはめになる人たちのために。

No title

義母が昨年骨粗鬆症で腰椎圧迫骨折を起こして入院しました。今までの薬はカルシウムの流出を予防するためのものでしたが、母が治療に使用しているのは「フォルテオ」という、人工的に骨の芽を作り出す注射です。毎日自分で注射するのですが、2ヶ月で10%も骨密度が増えました。一生のうちに2年間しか使用ができません。聞いたときは疑念もありましたが、副作用も今のところ重篤なものはなく、次の骨折を防ぐ手段としては良いのではと使用を続けています。

sarusanさん

久しぶりです!どうされていらっしゃるかなぁと思っていました。

フォルテオですか!劇的効果が出て、特に副作用も出てないということで、ほんとうに良かったですね!

フォルテオは、母も医師から勧められたのですが、「本人か家族が毎日打つ」ということがネックになりました。グループホームでも特別養護老人ホーム(特養)でも「職員は打てない」と言われ、制度上は可能な(注:病気によります。)訪問看護による注射も受け入れられず断念しました。

お母様、2度と骨折を起こさずに健やかに過ごされますように!
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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