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手術で治る認知症2種類(ためしてガッテンから)

2012年2月22日の「ためしてガッテン」で2種類の治る認知症症状が紹介された。

1つは、以前にもこのブログで介護家族の体験談を紹介した正常圧水頭症。
(記事は、こちら→「その1」「その2
もう1つは、コツンと頭をぶつけただけでも起こるという慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)。

(追記:以下の青字部分は、番組で紹介された内容ですが、更に詳しく知りたい方は、コメント欄をご覧下さい。)


1. 特発性正常圧水頭症(とくはつせいせいじょうあつすいとうしょう)
  
認知症患者約208万人中、30万人以上と推定されるが、治療を受けた患者は、年間わずか1200人。約29万8800人は、正しい診断も治療も受けずに放置され、治らずにいると番組で解説。

主な症状: 特徴のある歩行障害、認知障害(物忘れなど)、尿失禁(軽い場合は頻尿)
歩き方:  小刻みにすり足で歩く。がに股。足の幅が広い(肩幅くらい)。
      一歩目が出にくい。(動きがとても遅く、ぎくしゃくして、ぎこちない)
      狭い通路や障害物があると歩幅が更に小刻みになる。(足がすくむ)

注byしば:テレビで見るとレビー小体型認知症の足取りにもかなり似ている。
ただ母の場合は、膝も腰も曲がったまま(猫背で前屈み)歩き、更に不安定に見えた。


2. 慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)。

頭をぶつけるなどして、頭蓋骨の内側に血液と脳脊髄液の大きな塊ができ、脳が圧迫されることによって起こる。手術で治る。

高齢者は、脳の構造が若い時とは異なり、そのため本当にごく軽くコツンとぶつけただけでも発症することがある。
ぶつけ方があまりにも軽く、痛みもないことで、本人がぶつけたことを忘れている場合が、2割。

ぶつけた直後には、何の症状もなく、CTなどの画像検査をしても異常は、なかなか見つからない。
1か月~2か月ほど経ち症状が出始めると、わずか数日の間に急速に悪化するのが特徴。
症状(頭痛。認知障害。手足の麻痺。吐き気)が出てから病院(神経内科や脳神経外科)に行っても間に合うが、そのまま放置すると命にかかわる。


P1040572.jpg
デイジー

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治る認知症??

正常圧水頭症
歩行障害・失禁・認知症が大きな症状です。
手術可能な場合は、歩行は劇的に良くなることが大部分と聞いています。失禁もかなり改善するようです。全2者に比較して、認知症の改善はやや遅れるのと、場合による十分でない方もいるようです。
発症から手術まで時間がかかると、回復は良くない。
65歳以上の高齢者に多い病気なので、基礎にアルツハイマーやレビーが存在する場合がある事も、認知機能の改善を不十分にしているようです。
ただ問題は手術で改善が望める方の割合がどの程度か、最近のデータが公表されていません。
改善が望めるか否かは、タップテストと言って、背中から脳脊髄液を30ml程度抜いて、症状の改善が認められれば、手術で改善することが期待できるようです。陰性(タップテストで改善がない)の場合でも、改善することはあるようですが、改善しない場合の方が多いようです。
以前はタップテスト陽性(改善が望める)の方は、数%と聞いています。現在は画像の特徴が判ってきており、画像診断での誤診が少なくなっているので、タップテストの陽性率は化増えていると思いますが、その数字は高くないと推定されます。
タップテストが行われるのは、無駄な手術を防ぐことと、簡単にできることから行われています。陽性率が非常に高ければ、陰性でも改善する症例もある事から、タップテストなどぜず、画像診断で正常圧水頭症と診断された方全員を手術対象にすれば良いと思えるのですが・・・。やはり画像による診断精度が上がっても、手術で改善が期待できる方はそれほど多くはないのではないかと思えます。

慢性硬膜下血腫は、発生するメカニズムが今だに解明されたとは言えないようです。ただレビー小体型認知症やアルツハイマーなどで、脳の萎縮が進行された方に起こり易いようです。また一度血腫が形成された後、血液成分が吸収され、跡に水だけ残る場合も有るようです。前者と合わせて慢性硬膜下水腫と言いますが、水腫があると血腫となり易いと思われます。クモ膜と硬膜の間に水がたまっていると、その端で何かの衝撃などで、二つの膜が引きはがさえれクモ膜から硬膜に流れ込んでいる静脈が切れ、徐々に出血すると考えられます。私の知っている限り、止まった後時間がたって同じことが起こり再出血して血腫が徐々に大きくなる場合もあるようです。
これは高齢の場合、脳の萎縮があり、脳と骨との間に余裕があるため、血腫がかなり大きくならないと症状が出ない場合が多いようです。
一度症状が出始めると、早期に手術をしないと、血腫の圧迫による脳へのダメージが進行し、改善しない場合もあるようです。
あと問題なのは、全身麻酔による脳のダメージの問題です。レビーではより影響が大きいと言われていますが、慢性硬膜下水腫を伴いやすいレビーの場合、手術時の全身麻酔により脳のダメージが起こり、認知機能の低下が急に進行する場合もありますので、手術をするか血腫が吸収さえるのを待つ方が良いか、考える必要があると思われます。

正常圧水頭症・慢性硬膜下血腫・脳腫瘍などによる認知機能の低下は、脳外科的認知症と呼ばれています。それは手術により治る可能性があるので、他の認知症と区別する意味があるからです。
しかし、すべての症例が手術で改善する訳ではなく、場合により悪化したり、特に正常圧水頭症のシャント手術では、術後のトラブルも皆無だはないようです。
このような手術に精通した脳外科を受診する必要があるようです。またすべての方が手術で改善する訳ではないようです。
正常圧水頭症は、改善する方はそれほど多くはないと私は聞いています。手術適応(手術で改善が望めない)がない方も多いことが理由なようですが・・・。

この辺の問題があるにもかかわらず、「治る認知症」と言うタイトルは、少し無責任な印象を否めないと私は感じます。私が書いた事について正確な情報がされ、題名も「手術で治る認知症」とでもすれば、多くの人に誤解を与えないと考えられますので、問題はないと思います。
正常圧水頭症の患者が三十万人おり年間1200人しか手術を受けていないのは事実でしょう。でも正常圧水頭症で、専門医を受診した方の数字も公表すべきだと思います。1500人受けて1200人が手術で来た場合と、一万人受診して1200人しか手術が行われなかった場合では、その恩恵はかなり違ってきます。
最も手術で劇的に良くなる方が多いことも事実ですが・・。特に歩行障害は劇的に良くなるようですから、手術を行う意義は非常に大きいことは確かです。



hokehoke先生

詳細な情報をありがとうございました。

タイトルについては先生の書かれた通りですので直しました。

正常圧水頭症で受診する患者数は、番組では触れていませんでしたが、症状が出ても「(本人や家族が)見過ごしている」と出演の医師が語っていました。
番組からは、本人も家族も「歳だからしょうがない」と放置しているのだと理解しました。
だからこそ症状を知り、症状を見つけたらすぐに受診するように勧めていました。
認知症全般に当てはまることだと思いました。

治る認知症かもしれないけど、そう単純なものではないかも。

久しぶりの書き込みです。一年前84歳の義母、水頭症の手術を受けました。(シャント術)

で、皆に聞かれるのは、
「劇的に良くなったか?」ということです。(笑)
期待を裏切るようで大変申し訳ないのですが、劇的によくなったという感想はないかなぁー。

ただ、絶対にやってよかったとは思うんです。どうも、頭がはっきりしてきたというか、挙動不審で不安気な感じがなくなりました。でも、元々言語がやられちゃってるのでこれはあくまでもこちら側の想像です。

発症から手術まで時間がかかりすぎたのだと思います。手元に平成18年のCTの画像があるのですが、そのとき、先生は気づいてくれなかったということです。

シャント術は簡単な手術と言われていますが、母は術後激しいけいれんを起こし、かなり危険な状態にも陥りました。レビーで薬剤過敏もあってその辺のからみもあるかと。なので、いきなり手術より、タップテストはしたほうがよいかもと思います。

それから、術後の一ヶ月後に、心筋シンチという検査もして、レビーであることが確定しました(多分)。パーキンソン症状も顕著なのでその辺は私もよくわからないのですが。そして、最近わかったのですが、脳腫瘍もありました。その辺が関連して水頭症になったのかもしれません。

本当に日々変わる母の具合、薬の加減、通院、いろんな症状の複合その他もろもろ、この人の世話はホームでは無理だなあと。そのことだけはよくわかりました。だらだらと長文ですみません。

実際に手術をした患者のレポートなどがもっと広く世の中に配信できればとも思いますが、症状は人により違うので、あくまでも参考ということになると思われ「治る認知症」というタイトルは、結局、家族の中に認知症で困っている人のない方が安易につけたのだろうと想像します。

雪さん

コメント本当にありがとうございました。
お一人おひとり違うとはいえ、やはり体験者の言葉には、重みがあります。
大変な状況の中、あたたかい介護を続けていらっしゃるご様子にいつも頭が下がります。
お体にくれぐれも気を付けて下さいね。
(今日は、帰省で時間がなく短いコメントでお許し下さい。)

レビー小体型認知症と正常圧水頭症

私の父親も色々な病院を回って正常圧水頭症ではないかと言われ、東大病院で看てもらいました。
タップテストから始まり、体の方は動くようになったのですが頭の方が戻らないので心筋シンチを受けました。
結果レビー小体型認知症と判断され、シャント手術はやりませんでした。尿失禁と歩行は大分よくなったのですが、認知症は変わらなかったと思います。
アスペクトを今3mg~5mgに増やしてもらいました。
医者には2~3年後には施設も考えておかないといけないと言われとても気が重いです。
とにかく病気を遅らせるように心がけています。
直らないにしろこれ以上悪くならない薬が出ると良いのですが・・・



修一さま

初めまして。貴重なコメントありがとうございました。
心痛む日々を送っていらっしゃることと想像します。

読者の誤解を防ぐために。「アスペクト5mgに増量」というのは、認知症の進行を遅らせるアリセプトのことでしょうか?

認知症研究は、どんどん進んでいるとはいえ、まだ認知症を治したり、進行を止めることはできません。
進行していくことは、家族にとっては、耐え難い苦痛であり、恐怖でもありますが(とくに初期の頃は。)、進行して行くからこそ、今を大切にすることもできるようになるという一面もあります。
今、一緒に食事ができる幸せを噛みしめる、今、一緒に笑えることの幸せを噛みしめる、そうしたことは、母が健康な時には、できませんでした。

先のことはわかりません。進行しないように努力しながら、あまり悲観的にならず、今を一緒に楽しんで下さい。

個人の選択ですが、サプリメントを利用するという方法もあります。
記事に何度も書いていますので検索して頂ければわかると思いますが、母の認知機能・運動機能には、確かに効果があったと思っています。
7割の方に効果があると言われています。
(アリセプトのように興奮する作用が人によって出ます。その場合は、興奮させる物質を半分にした「ハーフ」という製品があります。)

サプリメント

しばさま、貴重なアドバイス有り難うございました。
サプリメントのフェルガードを試してみます。
私は東京に、父は実家(埼玉と群馬の県境)で父の面倒は普段妹が看ています。
月に4..5日実家に行って病院まで連れて行きますが、行くたびに悪くなってるのがつらいです。
父と面倒見ている妹のためにも、何か自分にできないかと考えてるしだいです。
しばさま、お互いつらいですが頑張っていくしかないのですね。
アドバイス、本当に有り難うございました。

修一さま

アドバイスとも呼べないようなアドバイスでしたが、少しでもお役に立てたなら、ほっとしました。私も母が急激に悪化した頃は、緊張し、悩み、もがいていました。どうすればいいのか、わからなかったです。

レビー小体型認知症でしたら、下記の家族会に連絡を取って通信を送ってもらうことをおすすめします。とても役に立ちます。色々な相談にも親身にのって下さいますよ。私は、何度も救われました。
http://lewyfamilyoshaberikai.web.fc2.com/

レビー小体型認知症患者へのこのサプリメントの使い方のガイダンスをhokehoke先生(医師)が詳しく書いて下さっています。
下記の記事のコメントを参考になさって下さい。
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-483.html

またいつでもコメント下さいね。
私たちは、同じ病気の家族を介護する仲間ですから。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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