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なぜ認知症は誤診されるのか(久山町の調査)合併の患者の多さ

認知症の種類とその割合については、資料によってかなり差がある。
認知症専門医の中には、アルツハイマー型認知症が全体の7割という人もいる。

「認知症=アルツハイマー」のように世間でも思われ、レビー小体型認知症は、ないかのように扱われることが多々ある。(例:2012年2月15日の日本経済新聞社会面にも「認知症はアルツハイマーと脳血管性に大別される」と書かれた。)
記事にも書いたが、レビー小体型認知症と診断される患者は、小阪憲司医師(この病気の発見者)による推定数(50万人)よりも遥かに少ないはずだ。
(推定数の出典は「レビー小体型認知症の介護がわかるガイドブック」P.7)
(追記:小阪医師出演の2013年10月放送の「ためしてガッテン」では、患者推定数80万人と説明。)

なぜそんなことが起こるのか。
なぜレビーに限らず認知症には、誤診があまりにも多いのか。
認知症に関心を持って以来2年間、理解できなかった。

最近、ある論文(平成18年発表)を読んで、初めて納得した。
九州の久山町で行われた65歳以上の全住民を対象とした認知症調査の報告だ。
(これ程大規模かつ長期に渡る調査は、世界的に見ても稀という。)
(論文全文はこちら。)
以下、論文に示された数値(青字部分)。(認知症群で1986年〜2003年までの207症例、非認知症群で1998年から2001年までの68 例の解析)
(追記:多くの医師は、近年、レビー小体型の増加が目立つと言っています。)

 <解剖による病理学的な診断>

アルツハイマー型認知症 53.1%
脳血管性認知症     43.0%
レビー小体型認知症   30.9%    3大認知症の合計=127%
その他       19例      
        

 <127%の内訳>

アルツハイマー 25.6%  レビー小体型認知症5.3%    脳血管性認知症26.6%
アルツ+脳血管性 7.7%  レビー+アルツ  16.9%
              レビー+脳血管性 5.8% 
              レビー+アルツ+脳血管性 2.9%


3大認知症は、赤・青・黄色と明確に区別できるものではない。
その混ざり具合(合併の仕方)によって紫、緑、オレンジ、ありとあらゆる色(脳の状態と症状)があるということが、医療関係者でない私にもはっきりとわかる。
複数の認知症を合併することは多いと読んで知ってはいたが、ここまでとは知らなかった。

脳の中で複数の病理学的な変化(萎縮やレビー小体蓄積等)が起これば、その程度や場所によって、症状にはあらゆるバリエーションが出て当たり前だろう。
認知症の症状は、個人差が非常に大きいと言われるゆえんだ。
医学の教科書通りの症状のみ出る患者の方が、むしろ珍しいということになる。

誤診は好ましくないが、1つの病名にこだわることにもあまり意味がないと思える。
病名よりも、本人や家族がどういう症状に苦しんでいるのかということの方が重要だ。

ただレビー小体型認知症には、薬への過敏性という恐ろしい症状があり、アリセプトで興奮したり、向精神薬で劇的に悪化することがある。
<追記:ファモチジン(ガスター及びその後発品)などのヒスタミンH2ブロッカーと呼ばれる抗潰瘍剤で悪化することもある。>
症状からレビーを合併している可能性があると思う場合、家族は主治医に伝えて欲しい。
処方された薬の副作用をよく観察し、少しでもおかしいと思ったら、緊急に対応を。
でなければ、取り返しがつかないことになる。

もう1点。認知症は、画像による診断すら当てにならないことがある。
画像による脳の変化はなくても認知症の症状が出ることは、決して珍しくない。
(母もだが、「年相応の脳で異常はない」と誤診される例は、後を絶たない。)
逆に萎縮があっても認知症の症状が出ないこともあるという。(河野和彦医師の著書参考)

「脳を鍛えるには運動しかない!」(ジョンJ.レイティ著)にも優れた認知能力を最期まで誇っていた85歳の修道女を解剖すると重症のアルツハイマー病患者の脳と同じ状態だったと書かれている。
彼女は、アポE変異体の保有者(アルツハイマー病になりやすい)でもあった。(P.304)
指導者の立場にあり、精力的に活動し続けた結果、脳の他の部分が損傷を埋め合わせていたとスノウドンという疫学者は推測したと書かれている。

(追記:コメントが充実していますので、是非コメントもお読み下さい。)

<関連記事>
レビー小体型認知症の診断が難しい6つの理由(画像診断ではわからない)
認知症の種類別症状とチェックリスト(家族でも誤診を見抜ける)
認知症別 本人と家族の体験談(貴重なヒント満載)
とても役立つ 認知症 動画集(認知症の種類別注意点もわかる)
認知症Q&A 最初の一歩編(認知症を疑ったら、まず何をする?)
*「レビー小体型認知症を理解する動画」(この病気の発見者の講義)

P1040699.jpg
ハナカンザシ(花かんざし)。
オーストラリア原産。
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No title

この調査のでは、アルツハイマーとレビーと診断する基準がかなり厳格に決められているようです。
特にアルツハイマー型の脳内の変化はある程度正常な方にも見られるため、アルツハイマーと言う基準をかなり厳しくしているようです。
同じ久山町の調査では、認知症ではない全住民の40%にレビー小体が認められたという報告もあるようです。
このことから脳血管性認知症の方の中に、経度アルツハイマーや軽度レビーと合併している方もかなりいたのではと推定されます。

アルツハイマーにピック病を合併した方も少なくないようです。久山町の調査ではピック病が少ないのですが、これは60歳以前に発症する方も多く、田舎の町田と、この年代の方の多くは生活のため町外に移り住んでいる事が原因では無いかと河野先生は言っておられます。
最近では、アルツハイマーとレビーを無理して区別する意義はあまりないと言う意見が強くなっています。
しばさんが書かれているように、その方にあった薬物療法を行っていくことです。そのためには、新しい薬を使用した場合、その効果をしっかり検証することが必要になってきます。
また病状の悪化も、レビーなどで起こることが珍しくありません。
私が今度かかわる事になった医療機関の長年地域住民の健康を守ると言う考えで、認知症治療を行っていました。そこの医師が言っていましたが、「認知症の方の中に、薬で悪くなる方がいると思われる。私は認知症の専門でないので良く判らないが、薬で悪化する方がいるのは間違いないので、その辺を理解している専門医を探していた。1年以上探していたけどなかなか居ない」と言っておられました。認知症専門医を含め、多くの医師がこの考えを理解していただけると、認知症の方をめぐる医療環境は、格段に良くなるのではないかと思いました。

hokehoke先生

いつもながら詳しい情報をありがとうございます!

過った認知症治療によって悪化した例がどの位あるのか、大規模なアンケート調査をどこかでして欲しいと思います。
「年だから、病気が病気だから仕方がない」と多くの家族は諦めてきたのでしょうか?

「薬を止めたら治る」という体験談は、今まで3人の介護家族から直接聞きました。
認知症になって、病院でもらった薬を飲んだらどんどん悪くなるので全部捨てたら途端に良くなったという話でした。
聞いた時は「え?!そんなことして大丈夫なの?」と思いましたが、今は、医師を信じて副作用が出ている薬を飲ませ続けることの愚かさを骨の髄まで知りました。

胃薬も危険です

認知症の方にファモチジン(ガスター及びその後発品)などのヒスタミンH2ブロッカーと呼ばれる抗潰瘍剤が悪影響を与えることがあります。
この薬が専門医の間で問題になったころ、講演などで「ある種の胃腸薬」としか表現されていませんでした。
エーザイに遠慮して(エーザイのご機嫌を損ねないように)、具体的な薬品名を言えなかったのでしょう。ファモチジンと言う一般名すら公開されませんでした。他の薬剤は一般名(時に商品名)で公表されていたのに、奇異な感じが聞いたときしました。
私自身DNTCとよばれる症状がレビーに似た特殊なタイプの認知症のい方のファモチジンを中止したことがあります(前の担当医が処方していた)。それまで、机に頭をくっつけて、寝てばかりいた方が、元気になったのです。会話も可能になりましたし、食事も全介助の方が自分で摂取出来るようになったのです。
ファモチジンは、せん妄や嗜眠の原因にあることは、菊池病院の木村先生の講演で聞いていましたが、自分でこのような実例を見ると、かなりの方が影響を受けているのではと思います。
いまでは胃炎などの胃腸症状や、逆流性食道炎による胸やけなどに、よく使用されています。高齢者でも使用される事が多いですが、この副作用についてはメーカー(エーザイ)から何も情報提供がありません。

アリセプトで、BPSDがひどくなったり、逆に活動性が奪われ生命が危険になった方も少なくありません。
それでも、エーザイ本社はこのような副作用はほとんど報告がないので、まれであり問題にすることはないと言う態度を貫き通しているようです。

今「アルツ君は職人」と言うブログで、アンケートを取っていますので、興味があればのぞいてみてください。
http://alzheimers.blog.fc2.com/
がアドレスです。

No title

脳血管性の認知症というのは、ただ「脳血管障害」の後に認知障害症状が見られているために付けられた症名ではないでしょうか?

つまり、これといって、特徴的な症状があるという訳ではなく・・
何故なら血管の詰まった、その先の脳の組織が死滅した場所によって認知の障害は様々なはずです。右辺麻痺と左辺麻痺の人は認知障害も同じ症状ではありません。その後に脳が萎縮したり、レビー小体ができたからと言って、合併と言えるのかどうか?うちの母も知らない間に脳梗塞を2カ所で起こしていると言われたそうなので、レビーとの合併になってしまうかも・・

厳密に分ける必要性があるのでしょうか?
認知症というのは発熱や発疹と同じく一症状に過ぎず、原因疾患がなんであれ、認知に支障が出る症状ですよね。精神科医は「名医ほど病名に拘らない」と言います。

ところで、脳萎縮がありながら認知症状が見られなかった85歳の方は、修道女という環境を考慮に入れなければいけません。狭い世界で、決まりきった日常に自分を閉じ込め、毎日同じ生活の繰り返しの出家の世界は、認知が悪くても俗世より暮らしやすいと思います。故に、中世の頃から社会生活に支障のある知的障害者や精神障害者は教会や寺に入れたのです。良寛様だって、ちゃんと名主の家督相続者としての能力があれば、出家はしなかったと思います。

hokehoke先生 kimiさん

hokehoke先生
ファモチジンのことは知りませんでした。記事に追記します。

kimiさん
私は、専門家ではないので、認知症の分類に付いてはわかりませんが、脳血管性の認知症というは、どの本にも3大認知症の1つと書かれています。

特徴としては、当然のことならが、できること・できないことが、まだらになるとされています。(他にも色々書かれています。)
合併している場合、厳密に病名を分けることは、困難ですし、意味もないと思えます。

ただ症状を注意深く診ずに、画像だけでアルツハイマーとか脳血管性とか決めてしまう医師は、危険だと思います。レビー小体型認知症を合併していた場合、アリセプトなどの副作用が激しく出る場合があるからです。
逆に病名がよくわからないので単に「認知症ですね」という医師も危険です。(こういう医師もとても多いという印象があります。)

最近もパーキンソン病と診断されていた親が、「認知症ですね」と診断されたという話をある人から聞きました。詳しい症状を聞くとレビー小体型認知症そのものでした。
多くの方には信じられないと思いますが、それが日本中で今日も起こり続けている恐ろしい現実です。

No title

気になるコメントが書かれていたのですが。
母が逆流性胃炎の症状で薬を飲んでいました。
思えばそれから、認知の症状が表に出てきました。
年と共に出たのかもしれませんが。。。
しばさんのご両親はどのような検査をして
今の病名に納得されましたか?
私の母は、スペクトとMRI、長谷川式で
認知症(アルツハイマー型)と診断されました。
医師からは、アリセプトは効かないので
飲むか飲まないかは自己判断で良いですと言われ
飲みだしました。
飲んでから、寝言が多くなり良く悪夢をみています。
日常はさほど変化はないのですが
怒りっぽくなったと思います。
今晩放送のためしてガッテンをご覧になりましたか?
水頭症。この検査方法と判定は
認知症を判断している医師はすべてできるのか
疑問になりました。
しばさんの親ごさんは、検査をされましたか?
検査方法などご存じでしたら教えてほしいです。
病院も何件もみなさんまわっているのでしょうか?

Sさん

母を見ていて「歳だから。歳と共に」ということは有り得ないと、私は思っています。
急に悪化した時は、必ず原因があります。母の場合は、腰椎圧迫骨折、そのための大手術、その後のリスパダール(薬)が致命的でした。

母は、入院中、検査なしでレビーと診断されました。症状は、その随分前から揃っていました。しかし「脳のCTに異常がない。正常だ」と言われ、「レビーでは?」の質問に医師は怒りました。

父は、CTと長谷川式とロールシャッハテスト(心理検査)です。脳の萎縮と脳室の拡大、長谷川式の高い得点と問診のいい加減な返事、「我が道を行く心理傾向」がピック病にぴったり当てはまると説明されました。でもそれは誤診だったと今は思っています。

アリセプトを飲んで怒りっぽくなるのは、典型的な例です。
それまでなかった徘徊が始まったという例も読みました。
医師は、5mg以上処方しますが、それでは多過ぎる場合が多々あります。
本人に合った量まで減らせば、副作用を抑えて、良い効果を得られるようです。しかし多くの医師は、薬の減量を拒絶します。「それが決められた量で、それ以下では効かない」と言うのが決まり文句です。

「ためしてガッテン」、見ました。また記事に書きます。
正確な診断も治療もされない人が大量にいるというのが、認知症を取り巻く現実です。
母は、急激に悪くなった時(歩行困難。失禁など)画像を撮って、水頭症ではないと言われました。
水頭症については、以前2回にわたって記事を書きましたので、ご覧下さい。
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-230.html

医師の診断や治療がおかしいと思って複数の医療機関を訪ね歩く人は、少なくないと思います。私もそうしました。
けれども認知症に色々な種類があることを知らない人も多く、「年をとってボケたらもう仕方がない」と思って疑問を抱かない人も大量にいると思います。そういう人の方が多いから認知症をとりまく現実が変わらないのかも知れません。

Sさんへ

逆流性食道炎の場合、少なくとも最初はPPIと呼ばれる胃潰瘍飲薬が使用されます。4~5年前に、胃潰瘍の半分の量で、再発性逆流性食道炎に長期使用が認められてから、ヒスタミンH2ブロッカーへ変更になる事は少なくなりました。最もヒスタミンH2ブロッカーが全く使用されていない訳ではありませんが・・・。

>飲んでから、寝言が多くなり良く悪夢をみています。
>日常はさほど変化はないのですが
>怒りっぽくなったと思います。
とアリセプト服用後の変化が書かれていますが、
寝言が多い・悪夢が多いと言うのは、REM睡眠障害の存在が疑われます。
怒りっぽくなると言うのも、アリセプトで良く生じる副作用です。
そう考えると薬剤過敏性があるのかも知れません。

長谷川式認知スケールで、アルツハイマーは桜・猫・電車を後で言えるか確認する遅延再生の障害の有無を調べる項目で0点なことが多いです。やさいを沢山答えてもらう項目で、同じ野菜を何度も言うなどが特徴です。
レビーは計算が苦手と言う傾向があるようです。

正常圧水頭症は、CTやMRIで特有の変化を示しますので、この特徴を知っている医師は間違う事はないと思います。
正常圧水頭症や慢性硬膜下血腫・脳腫瘍など手術で改善する可能性がある認知症のことを、脳外科的認知症と言いますが、この場合は、画像診断をしないと判りません。最初と急に症状が重くなった時画像診断を行ったほうが良いでしょう。
画像診断は、認知症の原因を確定する助けになりますが、認知症か否かは判りません。
改定長谷川式認知スケールやMMSEなどの簡易知能検査や時計描画テストなどの認知機能検査を行う必要があります。

No title

hokehokeさんへ
お返事ありがとうございます。
PPIとは?調べたのですがわかりませんでした。
教えてください。
母は、パリエット10とガスロンN4ミリを飲んでいます。
かなり長い間飲んでいます。
医者は減薬してくれないのですが本人も
症状がでたら怖いようで飲んでいます。
REM睡眠障害ですが、1度典型的な事がありました。
恐ろしい夢をみたそうで逃げて逃げまくりついに
起きて逃げてソファーに激突して目が覚めたという。。。
まだ行動として出たのは1度だけなのですが。
その話をかかりつけ医に話したら
もうひとつの認知のお薬を上乗せすると言われて
薬の上乗せという響きが怖くて断りました。
代わりにクラシエ83番がでました。
夜4回もトイレに起きるというのもあるので処方されました。
4回が2回に減ったのですが
トイレに間に合わないとと思うと夜のトイレも増えるようです。
うちは、検査は検査を行っている病院で、そこの脳神経内科の先生が
町のかかりつけ内科にお手紙を書いて
お薬をかかりつけ医からいただくという形になっています。
常に脳神経の先生に見てもわないとやはり難しいのか
不安になってきました。
アリセプト5ミリから3ミリに減らせるものでしょうか?
減らす時も副作用があるのかと思うと恐ろしくなります。

No title

しばさんへ
ブログをおかりしてコメントを書いてしまい
申し訳ございません。
水頭症にあたる部分すべてが当てはまらないのですが
水頭症であってほしい望みがあり
アルツマイマー型と診断された時に
水頭症じゃなかったんだ、手術できない(治らない認知)んだと
ショックを受けました。
次の検査で、どう変化がおきるのか?
症状もどうかわるのか?もよく観察してみようと思います。
いつも詳しいお話ありがとうございます。

Sさんへ

PPIと言うのは、薬の作用の仕方をあらわす略語で、プロトンポンプインヒビターと言います。薬としては、お母様が飲んでいるパリエット以外にオメプラールやタケプロンなどが代表的な薬です。

>恐ろしい夢をみたそうで逃げて逃げまくりついに
>起きて逃げてソファーに激突して目が覚めたという。
典型的な、レビー小体型認知症におけるREM睡眠障害に相当します。
他にレビーを考える症状があれば、ほぼ100%レビーと考えたほうが良い症状です。

REM睡眠障害や幻視などに対して抑肝散加陳皮半夏はよく使用しますので、飲まれていたほうが、良いと思います。
夜間の頻尿ですが、高齢者・特に認知症の方は、抗利尿ホルモンと言うホルモンが夜間増えないことが多く、このため尿量が増えることも頻尿の原因のようです。

もしレビーであれば、アリセプトを減量して副作用が出るようなら、アリセプトは使用できないと言う場合が多いです。量が多いほど反動で出る副作用が強い印象です。

正常圧水頭症の方でも、手術で改善が期待できる方のほうが少ないようです。
理由は多くはアルツハイマーやレビーが基礎にあるため、手術しても認知機能の改善は十分出来ない場合が多いと聞いています。歩行障害や失禁には効果が高いようですが・・・。
手術で改善が望めるか否かは、タップテストと言って、背中から30ml程度の脳脊髄液を抜き取り、改善するか否かで判断します。タップテストは、本人の協力が無いと出来ない検査なので、実施できない方もいるようです。

Sさん

まったく構いませんよ。気になさらないで下さい。
Sさんと似た経験をされている方は、全国に沢山いらっしゃると思いますから。

レビー小体型認知症の症状は、こちらにまとめてあります。
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-619.html

アリセプトを減らした副作用というのは、読んだことも聞いたこともありません。薬で上がっていた認知機能が元に戻るだけだと思います。それよりも(本人にとって)多過ぎるアリセプトで家族が非常に困ったという話を頻繁に聞いています。
小阪憲司医師もそういう患者には、量を減らして処方すると言っています。河野和彦医師は、この問題についてネットでも詳しく書いています。

治らない種類の認知症であっても治療と介護が上手くいけば、本人も家族も穏やかに幸せに生活していくことができます。認知症=絶望ではありません。希望を持って下さい。大丈夫です。

No title

hokehokeさんへ しばさんへ
 ありがとうございます。
 レビ―を診断、治療できる病院をさがしたら
 下記をみつけました。
http://www.dlbf.jp/documents/doctors.pdf
 こちらに記載されている千葉の病院の医師に
 検査してもらい
 アルツハイマー型でした。
 でも、脳も変化しているので
 再度検査が必要なのかもしれませんね。
  アリセプトを飲んでから
 2カ月位は猛特訓でしたが
 簡単携帯がつかえるようになったり
 フォルテの注射が一人で打てるようになりました。
 しかし物忘れと計算、買い物の力が乏しくなりました。
 (スーパーで何を買っていいかわからなくなる様子です)
 

Sさん

お母様は、アルツハイマー型認知症であり、レビー小体型認知症を合併している可能性が高いということだと想像します。
記事にある通り、そういうタイプは、17%近く居るのです。決して珍しくありません。

レビー小体型認知症は、検査ではわかりません。問診です。
家族が、患者の症状を正確に伝えて初めて医師も正しい診断ができます。
(それでもダメな医師もいますが。)
そのためにもレビーの主な症状を知っておく必要があります。
REM睡眠障害をただの寝ぼけだと思って医師に伝えない家族も多いようです。
注意深くお母様を観察して下さい。そしてそれを医師に伝えてみて下さい。それでもダメなら医師を変えればいいだけのことです。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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