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有酸素運動がうつ病を治す(1)

スロージョギング講座で田中宏暁教授が勧められた「脳を鍛えるには運動しかない!」―最新科学でわかった脳細胞の増やし方―(ジョンj.レイティ著 2009年NHK出版発行)を読んでいます。
ハーバード大学医学部の准教授が書いた厚い本ですが、平易な文章で、読み出したら止まらない面白さです。

目次は、章ごとに学習、ストレス、不安、うつ、注意欠損障害、依存症、ホルモンの変化、加齢、鍛錬。
豊富な研究例や臨床ケースを紹介しながら、有酸素運動が、脳をどう変化させるのかをわかりやすく解説しています。


「うつ」の章は、私が今まで読んだどんな本よりもうつ病の仕組みについて納得でき、希望が持てるものでした。
スロージョギングで気持ちが明るくなる、前向きになる、自分に自信が持てるようになる、意欲が出て行動的になる等の変化を実感していましたが、それが気のせいではなく、科学で証明されたことなのだとわかりました。

驚いたことに、運動が、抗うつ剤よりも効果があるという研究結果(デューク大)は、2000年10月に既にニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたのだそうです。
(私は、過去にうつ病で6年間に9人の精神科医に診てもらいましたが―公立病院は主治医がどんどん変わるからです。―「運動しなさい」とは誰からも1度も言われませんでした。)

病気ではない抑うつ気分から重いうつ病までが、有酸素運動によって大きく改善したり、治る(緩解。症状が消える)ことが、多くの研究から明らかにされています。
適度な運動ならば悪影響も、薬に付き物の副作用も一切ありません。
(もちろん重症患者の場合は、運動させること自体が困難という問題はあります。)

有酸素運動によって脳内で増える物質は、(私が聞いたこともないものも含めて)数多くあり、それらが脳を修復、保護、発達させる仕組みは、複雑で、まだ完全には解明されていないそうです。

それでも脳細胞の変化によって起こる(以下に書くような)様々な症状が、有酸素運動によって改善される(或は消失する)というのは、何年薬を飲み続けても中々治らない多くの患者や家族にとって大きな希望です。

こうした症状は、うつ病を体験したことのない人にとっては、ほとんど理解できない、けれども本人にとっては、耐え難いものですから。

   <この本に書かれたうつ病の症状の1部>

 自己嫌悪の否定的な堂々巡りに陥り、そこから抜け出すための柔軟性も失われる。
 むなしく感じられる。何もできない気がする。希望が持てなくなる。
 学習能力、集中力、エネルギー、やる気が低下する。
 睡眠障害。食欲、性欲の低下。
 身の回りのごく基本的なことさえできなくなる。(P.164から)

続きは、(2)を。

*誰にでもできる有酸素運動、スロージョギングの過去の記事は、こちら。(走り方や効果など詳しく書いています。最も体力のない人は、10cmの歩幅でも良い無理のない走り方です。)

P1010428_2.jpg
こんな鳥を見かけました。
スズメ目ツグミ科のジョウビタキ(ヒタキの一種)だそうです。
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この鳥は

スズメ目ツグミ科のジョウビタキです。
(ヒタキの一種)

kimiさん

鳥も詳しいんですかぁ?!
ジョウビタキって名前は知っていましたが、これなんですね。
ほんとだ。ネットで見ると白い小さな模様も一緒。
でもこの子は、まん丸ですね。寒いから羽を膨らませているのか、太っているのか???

野鳥の名前も覚えたいと思っています。

No title

本に書かれているのは、軽いうつ症状(抑うつ気分)ですよね。

私の経験ですと、初期の数ヶ月は運動どころかベッドから起き上がることすら難しかったです。家の中でトイレに行って帰ってくるだけで、フルマラソンをした後みたいにグッタリで手も上がらなくなりました。筋肉を自分で動かす事がすごく困難で、まるで糸が切れたマリオネットになったみたいで、ずっと寝たきりで筋肉も減衰して体重も10kg減りました。

有酸素運動ができるのは、病気の回復期・(調子の良くなる日没以降に)外に出て家の周りを歩く事ができる状態になってから だと思います。
実際、私が有酸素運動を始めたのは(しばさんと同じく)罹患して7年経った頃。もちろん気持ちが上向きになるのは即実感し、既に7年間続けています。(始めて10分くらいすると、フッと身も心も軽くなり、幸せなうきうきした気分になりますよね!)

kimiさん

本に効果があったと書かれているのは、抑うつ気分(病気ではない。)から重症のうつ病患者までです。

kimiさんのいう「初期の寝たきり状態」というのは、私も経験したのでよくわかります。

重症の定義や運動のさせ方までは書いていないのでよくわかりませんが、2006年のテキサス大学の研究で、重度のうつ病患者17人に週3日平均55分のウォーキングをさせたそうです。9人が脱落。(これは予想の範囲。)12週間続けた8人の内5人が寛解(症状が消失)。数週間続けて止めた人は、症状が改善したそうです。
(これは重症患者の研究例で、他の研究例は色々書かれています。)

「起き上がることすらできない患者こそ是が非でも体を動かす(散歩程度から。)べきだ」と書いてあります。
もちろんうつ病患者にとって運動(散歩であっても。)は不可能に思えることなので、家族や友人が一緒に歩いたり、グループに入ったり、経済的余裕があればトレーナーを雇ってもするべきだと書いてあります。

慢性化した患者の場合、一応普通の生活はできているのだけれど、常に元気がない状態、倦怠感、自尊心のなさ等、色々な症状が消えません。でもスロージョギング程度の有酸素運動ならできると思います。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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