スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「認知症=記憶障害」ではない

最近、新聞にはさまって「単なるもの忘れと、認知症は違います。」と大きく書かれたカラーのちらしが来ました。
ちびまる子ちゃんが、描かれています。
監修は、公益社団法人「認知症の人と家族の会」となっています。

こういうものを配布することは、素晴らしいことだと思いますが、1つ気になることがありました。

ここには、「認知症(病気によるもの忘れ)」としか書かれていません。
けれども以前にも書いた通り(記事はこちら)、認知症症状の出る病気は多数あり、症状は、病気によって全く違います。
初期には、もの忘れが目立たない病気もあります。
レビー小体型認知症もピック病もそうです。
(これらの病気でも人によっては、初期から記憶障害が強く出る場合もあります。)

「認知症=もの忘れ」と思っていると、レビー小体型認知症やピック病の発見を遅らせてしまいます。

実際に私自身、もの忘れの目立たない母が認知症とは、長い間思い付きませんでした。
母の通ったデイケアの職員から「○○さん(母)は、”認知”じゃないですよ」と言われたこともあります。
母を見舞う親戚の人達からも「(ちゃんと覚えているから)認知症じゃないよ」と言われました。

「アルツハイマー」という病名を知らない人がいないように、「レビー小体型認知症」「ピック病」という病名も広く誰にでも知られて欲しいと切に願い続けています。

追記:レビー小体型認知症は症状の個人差のとても大きい病気です。
   人によっては、パーキンソン症状が出なかったり、アルツハイマー病にとても
   似ていたり、幻視(幻覚)がほとんどなかったりと多様です。ご注意を。
  
  <サイト紹介>(繰り返しご紹介していますが)

☆レビー小体型認知症を知らない人が、どんな病気かを知るのに良いサイトは、
 こちら。(「healthクリック」というサイト。以前より少し見難くなりました。)

「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」は、私が、頼りにしている家族会です。

☆私は、NPO法人認知症フレンドシップクラブが認知症の方とその家族をサポートする活動を応援しています。

認知症の方とその家族を支援する活動ならどんな団体でも(勿論きちんとした所に限りますが。)個人でも応援したいと思っています。小さな力にしかなりませんけれども。


P1040496.jpg
イベリス・常盤薺(ときわなずな)だそうです。
春咲く花のようですが、「季節の花300」という
サイトの写真も1月に撮られていました。








関連記事

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

No title

うちにもそのチラシが入っていました。
チェックリストは、まるで母を知っている人が作ったように、全て当てはまっていました。

認知症状=認知・記憶の障害(物忘れ)ということだと思います。
つまり認知症状(物忘れ)のない認知症とは、肉なし肉団子のように言葉の矛盾になってしまうのでは?
以前にも書きましたが、「認知症」という言葉自体が、病気の名前には相応しくないと思います。(単なる1症状にすぎないので)考えようによっては広義では、うつ病や統合失調、先天的・後天的脳障害まで含まれてしまいますよね。定義を厳密に定め、誤解を出来うる限り排除する法律の世界からすると、医学とは なんとアバウトで危うい分野なのだろうと思います。(使う人によって言葉の意味が微妙に違うので。生き物相手なので仕方がない部分もありますが)

昔の呼び名、(老人性)痴呆症の方が、まだ本質を捉えていた気がします。
広辞苑では「痴呆」=「いったん個人が獲得した知的精神的能力が失われて、元に戻らない状態。ふつう感情面・意欲面の低下をも伴う。脳の腫瘍・炎症、中毒・血液循環障害などに由来。加齢によることもある。」とあります。

「認知」の第1義=「事象について知る事、ないし知識をもつこと。広義には知覚を含めるが、狭義には感性に頼らずに推理・思考などに基づいて事象の高次の性質を知る過程」とあります。抽象的な言葉を用いて、より定義を曖昧にしていると感じませんか?因みに認知の第2義は民法の法定認知のことです。

ところで、その花はイベリスだと思います。宿根で、うちにもありますが、開花期は通常4月です。

kimiさん

言葉は難しいですね。
「認知症」という言葉自体が、曖昧なのが問題なのでしょう。
楊逸の(確か)「金魚生活」という小説の中に「認知できなくなる病気なのに、なぜ認知(できる)症と呼ぶのか」と主人公が不思議に思う場面があったのを思い出しました。
「初期には認知症状(物忘れ)が目立たないレビー小体型認知症やピック病という病気もある」と言えば良いでしょうか。

確かにチェックリストを1つ1つ見ていくと母にも当てはまるものが沢山ありました。
それでも(要介護5になった今でも)同じことを何度も言うことはありません。今でも記憶力は、比較的保たれていると思います。

パーキンソン病と診断されたけど(或は、うつ病と診断されたけど)何かおかしい、何か変だと思った時、「でも同じことを何度も言わないから認知症じゃないよね」とは思って欲しくないです。
そのためにレビー小体型認知症(ピック病も。)という病気の症状を多くの人に知って頂きたいと願っています。

No title

もうこのコメント見てらっしゃらないかもしれませんが。

私の父は去年6月頃より体調崩し11月に亡くなりました。
なくなる10日ほど前にすべての症状がレビーに当てはまること
に愕然としました。もう手遅れでした。

82歳を過ぎていたし、自律神経の症状、運動機能障害(それが
パーキソニズムとは知りませんでした)が強く出ていたので、わけがわ
からないけど寿命なのかなと思っていました。

食欲不振が強く出て、便秘、転倒、傾眠 失禁、失神(起立性低血圧)、
あっという間にねたきりに。肺炎入院敗血症。。

幻視、妄想等の症状はほんのわずかなもの、もちろん記憶障害もありま
せんでした。

寿命だと思っていますが、症状がはっきりしてからも何年も生きている方
のお話を聞くと少しうらやましく感じてしまいます。

ちびまるこちゃんのパンフレット最近手にしましたが、父に当てはまるのは唯一
「さびしがるようになった」だけでした。

アルツハイマー以外の認知症を思い浮かべるのは知識がない
とほぼ無理なのが現状です。わたしもだからこそ寝たきりに
なっているにも関わらず、父を認知症だとは思っていませんでした。
グレーゾーンに近づいているかなぐらいでした。
まさかど真ん中それも急激に進行していたとは。

もちろん今も生きていればそういう障害も少しずつは出てきていただろう
と思います。

つい愚痴を書いてしまいました。

寒い日が続きます、ご自愛ください、

zzzさん

貴重な、お辛い体験を書いて頂き、本当にありがとうございました。
心から感謝いたします。

zzzさんのお父様も私の母もそうであったように、レビー小体型認知症と診断してもらえない(誤診される)患者は、あまりにも多いと思います。私の聞くほとんどの患者はそうです。

レビー小体型認知症のチェックリストを読めば、しっかり当てはまっているのに、医師がそれを知らず、誤診されます。
そんなバカなことが、一日も早くなくなって欲しいと切望しています。
このブログを書いている理由の一つでもあります。

認知症かどうかを判断するのは、医師でも難しいといいます。
80を過ぎると家族でも「歳のせい」と思う方が多い気がします。

「ある程度の年齢以上になれば、誰でも同じことを繰り返し言うのでは?」という非公開コメントも頂きました。
私は、アルツハイマー病の方と生活したことがないのでわかりませんが、私の知る軽度(と思われる。)のアルツハイマー病の方は、1時間の間に同じことを3回位言うという感じでした。正常な人にはないことです。

「え?何かちょっと変じゃない?」「こんな人じゃなかったよね?」と家族が思った時、その人は高率で認知症だと、以前、ある医師から聞きました。
でも実際には、家族は「もう80過ぎてるから」と気にせず、病院に連れて来る時には、ほとんどの方が、重症患者になっているそうです。

そうしたことも常識として広がって欲しいと思っています。
(何度か記事には書いています。)


プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。