スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

胃ろうの報道に対するある医師の意見

胃ろうは、単純に良い、悪いと論ずることのできない問題です。
医師の意識(目指しているもの)、患者の状態、家族の知識と意識、リハビリの体制、施設に居れば施設職員の意識と対応によって胃ろうは、全く違うものになるからです。

家族にできることは、患者が食べられる内から胃ろうについて、良い面、悪い面を学び、深く考えておくことだと思い、「胃ろう・嚥下障害」のカテゴリーを作って記事を書き溜めてきました。

私は、回復のための胃ろうには、心から賛成しています。
そのためには、医師、リハビリ職員、介護職員が、チームとなって患者を支えていく体制が必要でしょう。

しかしリハビリの予定もなく胃ろう作って、意識もないように見える状態で何年も何年もただ生かし続けることを私は、母に望みません。
私たちは、胃ろうについてもっともっと学ばなければいけません。


昨日のNHKの報道に関する記事を読まれた方(医師)から非公開コメントを頂きました。
回復のための胃ろうに真剣に取り組んでいらっしゃる方です。
貴重な意見だと思いましたので、原文のまま載せます。
(青字部分。最後の一文は省略させて頂きました。)


現在胃ろうの造設を行う方の多くは、パーキンソニズムなどによる嚥下障害が原因だと思います。
その多くがレビーではないかと思われます。私の経験では、ほとんどがレビーです。

レビー以外の方で、経鼻径管栄養を行っており、経口摂取訓練を行う事が出来ない方を、2名ほど胃ろうにしました。
経鼻チューブは嚥下運動の妨げに成るため、誤嚥しやすくなり嚥下機能訓練を安全に行う事は難しいと言うことで、胃ろうにし嚥下機能訓練を行い、十分な量を経口摂取可能となり、胃ろうの使用をやめました。

このように、リハビリで機能の改善が期待できる方ほど、胃ろうの増設を私は勧めています。
胃ろうにより栄養状態の改善・維持をはかり、リハビリを行う事で、経口摂取を可能にすることができる場合も多いと思います。

多くの方は、レビーなどの変性疾患により、嚥下障害や運動機能障害・認知機能の低下のため延命を図る目的で胃ろうを増設します。
このような方は、当然生活の質は低下していきます。胃ろうを作ろうが作るまいが・・・。

経口摂取の回復に真剣に取り組んでいる医師にとって、迷惑な報道でしかありません。
嚥下障害があると、誤嚥から肺炎をおこしたり、窒息事故などが起きる可能性があり、経口摂取だけでは安定した栄養摂取うが困難な方に、胃ろうをつくることは、むしろ早く行うべきだと私は考えています。
このような方々が、胃ろうの増設を、この報道で拒否するようになる事が心配です。

変性疾患などで、経口摂取も困難な状態まで、生活の質が落ちた方に、胃ろうを作るべきか否かと言う論議なら理解できますが・・・・。
最近は、尊厳死を望み胃ろうが必要な状態に成っても胃ろうは作らないでほしいと言う方も増えています。
(以下、省略。)


P1040244.jpg
ディモルフォセカ
関連記事

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

写真の花名

『ディモルフォセカ』で如何でしょうか?
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。