私の脳の変化(うつ病について)その1

気持ちが軽く、晴れ晴れとした状態が続いています。
気が、体中に満ちていて、やりたいことが次々と浮かび、どんどん行動に移せます。
楽しいです。

これは、私には、8年振りにやってきた状態です。

8年前にうつ病と診断され、6年近く薬物治療を続けました。
既に慢性化していましたが、日常生活に困ることも少なくなり、自分の意志で治療を止めました。
この「体質」と一生上手く付き合っていくのだと心に決めていました。

母が急激に悪化して寝たきりになったのは、その3ヶ月後でした。
最近、初めて気が付きましたが、この8年間、心が晴れて、軽やかな状態が続いたことはありませんでした。
あまりにも長い間、そうだったので、それが「普通」になっていました。

2度と思い出したくない辛い思い出が、際限なく頭に浮かんできては、自分を責め立て続けるという症状が、うつ病にはあります。
思い出そうとして思い出すわけではなく、脳を何者かに乗っ取られたかのように、コントロールが利かなくなります。
その苦しみ・恐怖から逃れたい一心で、発作的にとんでもないことをしてしまう気持ちはわかります。
(うつ病のひどい時期は、自分の意志で感情や思考をコントロールすることはできませんから「闘病」とか「克服」という言葉は、的外れに感じます。ちなみにこの病気には、「完治」という言葉も使いません。「緩解」と言います。)

思い出したくないこと(自分の大失敗など)をふいに思い出してしまうということは、頻度は減っていましたが、ずっと続いていました。
ここ数年は、慣れたものといえば、慣れたもの。
『おっ。また出たな』という感じです。
そうなれば、思考の回路を大きなハサミでバチッバチッと切ることをイメージをします。
それについて何も考えないように。自分を責めないように。
嫌な感情に飲み込まれないように。

ところが、最近、気が付くと、嫌な出来事を思い出すことがなくなっていました。
代わりに、昔の楽しかった思い出が、突然、ふっと浮かんでくるようになりました。
驚きました。
8年間で初めてです。

その脳の仕組み(どういう物質やメカニズムが、記憶を勝手に操作しているのか)を私は、まったく知りませんが、とにかく私の脳に8年間居座っていた「お化け」は、ひとまず退散したようです。


―その2に続く―

(良くなった原因は複数考えられますが、一番大きなものはスロージョギングです。)


P1040257_2.jpg
ツタのとても小さな実。
小さ過ぎてピンボケですが、クリックして見てみて下さい。
チョビひげをはやしたアンパンマンです。



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No title

こんにちは。
>2度と思い出したくない辛い思い出が、際限なく頭に浮かんできては、自分を責め立て続けるという症状が、うつ病にはあります。

母が寝たきりになってもう治らないってわかったときから、この症状がはじまりました。責め続けると体も疲弊してきました。今は浮かんだら考えないようにすることができるようになって、体が楽になってきました。
しばさんのブログで気づいたんですが、今まではこういうこと、何か嫌な事や辛い事がなければ起こらなかったけど、四六時中この状態なのは、やっぱり脳が変だったんですね。

だいぶ良くなってきましたが、どんよりと曇った日にこの状態になりやすいです。
そんなとき、スロージョグをすると、頭がなんとも言えないくらいすっきりします。これは本当に不思議です。
その後は、あまり変なこと考えなくなりますね。

みやさん

この症状は、私が読んだ色々な本の中には、ほとんど出て来ませんでした。
うつ病というと、ただ沈み込んでいるとか、メソメソ泣いている(「ツレがうつになりまして。」の中のツレさんは、そう描かれています。)と思われていることが多いですが、実際には、激しい症状が色々あります。
凶暴なけだものが体の中を暴れ回っているような感じがして、居ても立ってもいられないという症状もあります。

私もずっと天候に影響を受けてきました。雨、台風がだめです。
気分もですが、頭の重い感じ、疲労感や倦怠感が出ます。

スロージョギングで健康になる方が1人でも出ればいいと思って記事を書きましたが、みやさんが、その1人になって下さったのなら、それだけでも満足です。
でも本当に、介護家族の皆さんには、おすすめしたいですね。脳に、体に、心に効きますから。

しばさんには感謝です。

うつの症状が出始めた頃しばさんのブログに出会って、温かい言葉をかけてもらいました。
うつって自分では全く気づいてなかったですが…。
そして、やっと自分で立ち上がれそうになってきたころ、ちょうど良いタイミングでスロージョグを紹介してもらいました。本当にありがとう。

きょうはとっても気持ちよいので、もう少ししたらスロージョグしてきます。

うつ病の自覚

少しでもお役に立てたならこんなに嬉しいことはありません。

何割かは知りませんが、うつ病患者は、病識(病気だという自覚)がないことが多いそうです。私にもありませんでした。
物忘れがひどくなったという自覚はあり、「認知症ではないか」と受診することも珍しくないようです。私も自分は認知症なのだと思いました。

逆に、認知症患者が、うつ病と誤診されることも珍しくありません。認知症患者が、うつ病治療薬によって症状が悪化する場合も少なくないようです。


プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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