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認知症の人と周囲の意思疎通を円滑にする手帖

製薬会社のエーザイ(株)が制作・発行している認知症患者のための「わたしの手帖」というノートをのんた2号さんから頂きました。(B6サイズ。A4の半分です。)

認知症介護が楽になるという「センター方式」によって作られ、監修は、認知症介護研究・研修東京センターの永田久美子さん。

これ、本人にも介護家族にも介護施設スタッフにも(上手く使えば)とても役立つと思いました。

わたしの「大切なこと」メモ>と<「今日のわたしメモ」>というページのコピー画像を下に載せて置きましたので、クリックして拡大して見てみて下さい。

  <わたしの「大切なこと」メモ
一緒に書いていく段階で相互理解、深いコミュニケーションが進みます。
それをデイサービスや入居施設の職員が見れば、短時間で深く重要な情報を得られ、コミュニケーションの改善にとても役立ちます。
もし本人が書くことが無理であれば、家族が書いても施設で効果を発揮すると思います。
通常、職員は、長く付き合わない限り、ここに書かれたようなことは、中々わからないものです。

  <「今日のわたしメモ」
気分を○印で表せる所が良いなと思いました。
母をデイサービスに預けていた頃、泣いていないか、怒っていないか、笑顔は出ているのかと、毎日とても気になりました。
連絡帳の文章だけでは、そうした気分の変動(母はとてもひどかった。)がわからないのです。
母の場合は、あまりにも激変し続けるので、「この1週間どうだったか?」と訊かれても答えられない状態でしたが、こうして○を付けておけば、「今週は笑顔が多かった」など、変化を客観的に捉えることができます。
分析すれば、「○○の前にいつも不機嫌になる」など介護の問題点も発見できると思います。

このノートは非売品で、総合病院の物忘れ外来などで無料でもらえるそうですが、取り寄せはできません。
(確認しましたが、エーザイから入手することはできません。)

この手帖の使い方の研修に参加された方のブログ(「認知症の夜明け」)には、以下のように書かれています。(青字部分が原文そのまま引用。)

「わたしの手帳」はセンター方式をもっともっと身近なものにして、本人や家族が日記方式として書いていく。もちろんデイサービスやショートステイ、または、かかりつけ医も記入していく。
要は交換日記のようなもので、支援する人は本人のことをよく知ることが出来て、本人は自分のことをよく知ってもらうことで関係づくりの礎になる。
センター方式と同じように、全て記入しなくとも良い。記入できる範囲で記入する。
(ブログ「認知症の夜明け」からの引用は、ここまで。)


追記:やはり見にくいので、「私の大切なことメモ」の項目だけを書いておきます。

1. 呼び名は(こう呼んでほしい)
2. 住まいは
3. 私の大切な人・存在は
4. 私の大切なものは
5. 私の大切な思い出は
6. 私が行きたい所は
7. 私の楽しみ、喜びは
8. 好きな食べ物・飲み物は(嫌い・苦手な物は)
9. 好きな服装・色・髪型は
10. 好きな一曲、好きな音は
11. 私がリラックスできるのは
12. 私がイライラするのは
13. 不安や心配ごとは
14. 体調の調子や持病は
15. 人にして欲しいことは
16. 人にして欲しくないことは
17. 利用している医療、介護
18. 医療、介護への要望
19. 好きなことば
20. その他、自由に私が伝えたいこと、知ってほしいこと


わたしの「大切なこと」メモ>と題されたページ(クリックで拡大)
IMG_0001.jpg
「今日のわたしメモ」>と題されたページ(クリックで拡大)
IMG_0002.jpg
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これ、いいです!

私も義母専用の手帳を作って、「大切なこと」の項目を少しずつインタヴューしてみようと思います。
なにせ、知り合ってすぐに脳梗塞で倒れたので、相手のことが判らずじまいで・・息子である夫の言うことは結構本人と食い違っていますし・・.
例えば「ピアノ曲が好き」→「あまり好きじゃない」とか「チャイコフスキーやベートーベンが好き」→「そんなことはない」とか・・聞いていたことと違うぞってことがよくあります。趣味が変わったのか、もしかしたら誤解や思い込みもあったのかも。
あまりしゃべらない認知症の人と話す、きっかけ(話題)作りにもいいですね。

kimiさん

役に立ちそうで良かったです!
私がこれを見て最初に思ったのは、特別養護老人ホームでパート職員として働いていた時、これが車いすか何かに付いていたらどんなに良かったかということです。
キャビネットを開けて、その利用者さんの分厚いファイルを出せば、色々情報が書いてはあるんですが、そんなことをしている時間は全然ないんです。いつも時間に追われて。どんな人なのか、何が好きなのか、色々なことをもっと知りたいと思いながら、ほとんど何もわからないままお世話していました。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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