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寝たきりの瀬戸内寂聴さん(日経新聞エッセイから)

今朝の日本経済新聞の文化欄に瀬戸内寂聴さんがエッセイを書いていた。
「人縁という宝物」というタイトル。
「奇縁まんだら」の連載が終了した感想を綴っている。
(「奇縁まんだら」は、本にもなっている人気連載エッセイ。
瀬戸内さんが人生で出会った136人を描写してとても魅力的だった。)

震災後も寂聴さんは、被災地を訪ねて、多くの人を元気に励ましていた。
テレビで見るその姿は、「健康、エネルギッシュ」のイメージのままだった。

けれども今朝のエッセイで、あの寂聴さんも圧迫骨折で寝たきりの日々を過ごしていたことを初めて知った。
89歳。
当たり前といえば当たり前かも知れない。
でもイメージ(固定観念)というのは、恐いもので、寂聴さんや日野原先生のような人は、元気いっぱい百年以上生きて、ある日、軽やかに鮮やかにあの世に羽ばたいていくように、漫然と思っていた。

母と同じように圧迫骨折で寝たきりになり、トイレにも行けなかったという寂聴さんが、急に頭上10メートルから下りて来て、私の横に座った気がした。

母は、寂聴さんよりも20年早くそうなったが、今、その年数は、気にならない。
あれだけ元気で、火の玉のように活動してきた人が、母と同じ経験、同じ思いをしているということに、私は、「救い」を感じてしまう。
(決して、寂聴さんの不幸を喜んでいる訳ではない。)
寂聴さんが、母と同じ仲間として、同じ地点まで来て、母を慰めてくれているような気がする。
「あなただけが特別じゃないんですよ。誰でもそうなるんですよ」と。


以下、新聞からの抜き書き(青字部分)。


 「人縁という宝物」             2011年10月2日 日本経済新聞 

(略)
そして三冊めが出た昨年、私は十一月から背骨圧迫骨折で寝こんでしまった。
元気という病気ですなど、健康を誇示していたのに、寄る年波には敵わず、ついに、足が動かなくなってしまった。
体が痛くて仕事が出来ず、もの書きになって六十年、はじめて休筆をしてしまった。
病床にいたのは半年だったが、「奇縁まんだら」を休んだのは六回だった。

今年一月九日から再開した。体は動かず、ベッドに寝たっきりで、トイレにも行けないし、食事も運んでもらう。
それでも食事用の、ベッドに具えつけの机をひきよせて、その上で書いた。



P1030635.jpg
野菊。好きです。
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No title

ノコンギクかもしれません。

紺、紫、ピンク、白といろんな色と花びらの形があるけど、普段、総称して野菊と呼ばれてますね。

私も大好きな花です。

そうだったんですね

寂聴さんの本はよく読んでいますし、いつもお元気で活躍されている「イメージ」でしたので驚きました。
母も骨粗しょう症による圧迫骨折で現在もリハビリ中なので尚更です。

イメージ、思い込み、そういったものが自分が思うよりもたくさんあるのでしょうね。

お母さまの動画の記事は、色んなことを思い出してしまい思わず涙がこぼれました・・・。

Aquaさん

コメントありがとうございました!
お母様のリハビリ、順調に進んでいらっしゃいますか?
色々大変だと思いますが、一緒に(ボチボチ)がんばりましょう!

私も寂聴さんの本は、結構読みました。元気がでますよね。
図書館で借りてCDも聞いたことがあります。お話が面白くて、ゲラゲラ大笑いしながら聞いて、色々教えられました。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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