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不潔行為(弄便・ろうべん)

情緒不安定になって泣き止まないということが、初めて起こった翌日。
病院から「便こねをするので、つなぎのパジャマを3枚買って下さい。」と言われたと妹から聞く。
母は、看護師から叱られたのだろう。
すっかりしょげ返ってめそめそと泣き続けていたと言う。

「なんで触っちゃったの?」と妹が訊くと「だって気持ち悪かったんだもん」と答えたという。
私が以前読んだ本の中にも「弄便は、理由なくするわけではない。オムツの中が気持ち悪いので何とかしようと触る。手が汚れるので、きれいにしようとシーツや布団で拭く」と書いてあった。

母は、妹の介助でトイレに行くと(本当は看護師を呼ばなくてはいけない。)ちゃんと排便することができたという。
いつもそばにいて尿意や便意のたびにトイレ(orポータブルトイレ)に連れていく介護者さえいれば、母は、オムツなどせずに済むし、弄便などしない。
しかし、父も妹も仕事をしている。
いや、例え、仕事をしていなかったとしても(父が土日だけでも仕事を完全にやめたとしても)それを日々続けていくことは、どれほど大変なことだろう。
気が短く、細かいことに気が回らない(気が付かない)父に、それが可能だろうか。

父も妹も母の回復に強く期待している。
自宅介護を望んでいる。
その望みを突然揺るがす1日だった。

追記 精一杯冷静にはしているが、この日は、私も動揺していた。
わーっと叫んで、家中のガラスを叩き割りたい・・そんな衝動が、何度も浮かんでは消えた。



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tag : 便こね 弄便 不潔行為

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プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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