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新聞記事 「アルツハイマー病患者のiPS細胞で神経細胞作製」

2011年9月9日の日経新聞にアルツハイマー病研究関連の記事が載った。
それがどの程度画期的なことなのかは、素人の私にはわからない。
しかし研究がどんどん進んでいることは、本当に嬉しい。

先日、同新聞に載った「若年性アルツハイマー病と遺伝子の関係」に付いて書かれた記事を紹介した。

遺伝性があると聞くと、その可能性は、限りなく高いものに感じてしまうけれど、9月9日の記事によると家族性アルツハイマー病は、アルツハイマー病患者のたった3~5%に過ぎないとわかる。

(レビー小体型認知症の場合は、遺伝性はないと河野和彦医師が著書「レビー小体型認知症 即効治療マニュアル 」に書いている。)
(2012年10月追記:希に遺伝の例はある。小阪憲司・池田学著「レビー小体型認知症の臨床」)

以下(青字部分)は、新聞から全文抜き書き。
その下にNHK NEWS WEBに載っていた同じ記事で内容が詳しい部分を抜き書きした。



日本経済新聞 2011年9月9日の朝刊記事

 <家族性アルツハイマー病患者 iPS細胞で神経作成 慶大教授ら 新薬研究に期待>

慶応大の鈴木則宏教授と岡野栄之教授、エーザイの研究チームは、家族性アルツハイマー病患者の皮膚細胞から、あらゆる組織に育つ新型万能細胞(iPS細胞)を作り、神経細胞に帰ることに成功した。
病気の原因とされる異常たんぱく質が神経細胞にたまることを確認。
ここに治療薬の候補物質をふりかけ、異常たんぱく質が減る様子も観察できた。
これにより新薬候補物質の効果を試したり、失った神経を再生したりする研究が進むことが期待される。
成果は、9日、英科学誌「ヒューマン・モレキュラー・ジェネティクス」(電子版)に発表した。
家族性アルツハイマー病は、アルツハイマー病患者の3~5%を占めるとされる。
特定遺伝子の変異で比較的若くから認知機能の低下などの症状が表れる。
研究チームは、2人の患者の皮膚から、京都大の山中伸弥教授が開発した作製法でiPS細胞を作り、神経細胞に育てた。
神経細胞に育て始めて約2週間で、異常たんぱく質の中でも毒性の強いアミロイドベータが、別の神経病患者の細胞に比べて2倍蓄積した。
アミロイドベータは、アルツハイマー病の原因物質と考えられている。


NHK NEWS WEBに載っていた同じ記事で内容が詳しい部分。

 <アルツハイマー患者からiPS> 2011年9月9日 5時47分

研究グループでは、さらにiPS細胞を基にした神経の細胞を使って、アルツハイマー病の新たな治療薬の候補物質の絞り込みを進め、「ベータアミロイド」を3分の1にする物質を見つけたとしています。
岡野教授は「患者に由来するiPS細胞を使うことで、これまで直せなかった病気の治療法の開発に一歩でも近づきたい」と話しています。


P1030464_2.jpg
ストレプトカーパス(イワタバコ科)
挿し木の苗を義母からもらいました。
長さ9cmの極細の茎がスルスル伸びて(葉っぱは付かない。)
その先に直径2cmの花が付きます。
不思議な姿です。
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No title

生きた人間から神経細胞を貰う訳にはいきませんし、治験の前段階、開発の段階で人間への効き目を絞り込めるというのは画期的ですね。これで新薬の開発に加速がかかることを祈ります。

ところで、パーキンソン病の遺伝性は日本のある家族で認められていると、読んだことがあるのですが・・ レビーの原因物質とパーキンソンは同じですよね?
誤診も多い現状で、認知症全体における割合も確定せず、発見から40年で遺伝性を論ずるのは尚早ではないでしょうか?

No title

しばさん、
そうですね。精神科では病名自体があやふやで、医師の一存で変わりり得るものです。認知症の医師ではありませんが、ある精神科医の言葉に「名医であるほど病名には拘らず、患者と症状を診る」とありました。

うつ症状のある統合失調症と妄想や幻聴のあるうつ病、どちらの病気であれ、本人の苦痛を減らすことが目的で処方する薬は同じですものね。

No title

こんばんは。
この辺の問題は、
神経心理学コレクション
「レビー小体型認知症の臨床」小坂 憲司/池田 学
に載っています。

家族性アルツハイマー病の場合は若年性がほとんどです。しかし、症状の進行は孤発性とほとんど同じと考えられています。不思議ですネ。
「アミロイドカスケード仮説」は揺らいでいて、
「アミロイドは脇役で、主犯は別にいるのでは」とも言われています。
まだまだなような気がしています。

kimiさん  のんた2号さん

う~ん。脳っていうのは、宇宙みたいに、まだ人類にとって未知なものなんですね、きっと。

「レビー小体型認知症の臨床」は、以前にもこのブログのコメントで勧められ、買おうとしたんですが、品切れでした。今回、アマゾンで探したらあったのでさっそく注文しました。
ちょっと高めの本ですが、それだけの価値があると期待しています。
それにしてものんた2号さん、奥様は、若年性アルツハイマー病でいらっしゃるのにレビー小体型認知症の本まで読まれるのですね。頭が下がります。
私ももう少し視野を広く持って、認知症の問題について広く知って行きたいと思いました。

(このコメントの位置は、移動しています)

(これは、kimiさんの2つのコメントの間に書き込んだものです。)

パーキンソン病の遺伝について探したら以下のサイトに情報がありました。斜線部分は、そこからのコピーです。

順天堂大学医学部付属順天堂医院脳神経内科
http://www.juntendo-neurology.com/n-hensei2.html

パーキンソン病の5-10%くらいは、血縁者に発症者があり家族性に起こってくると言われ、家族性パーキンソン病と呼ばれています。
家族性パーキンソン病には、いくつもの種類があることがわかってきています。

パーキンソン病は全人口の1000人に1人くらいの割合で患者さんがいると考えられていますが、加齢も危険因子になり、60歳を超えると1%(100人に1人)以上の人がパーキンソン病で年齢とともに多くなってくるとも言われ、高齢化社会においてますます頻度の高い疾患となってきています。

年齢とともに起こってくる遺伝子の働きの変化がわかってきていることからも、家族性パーキンソン病のみならず、一般にパーキンソン病で発症や進行具合に遺伝的因子が関わっている可能性が指摘されてきています。


確かに、レビーなのに「パーキンソン病患者が認知症を発症した」とか、アルツハイマー病とか診断されている患者が膨大な数にのぼると容易に想像できる状況の中で、レビー小体型認知症患者の全体像を正しく掴むことは、困難かと思われます。

(「レビー小体型認知症とアルツハイマー病は、”親戚関係”にある。2つの病気は一緒に起こりやすい」と小阪憲司医師は「レビー小体型認知症の介護がわかるガイドブックに書いています。)
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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