訪問リハビリを受けられる!(2)

何かが起こっている、と思う。

父は、勿論うるさい。黙らせるためには、従うのが一番楽だろうと思う。

けれどもそれだけではない気がする。
「末期で、寝たきりで、先の短い人」という認識から「何かわからない潜在能力がまだ残っていて、”末期で寝たきり”とは、明らかに違う」という見方に変わったのだと思う。

妹が、母の寝返りを見たように、「えっ?!○○さん、こんなことができたの~?!」と職員がびっくりするようなことを、母は、何度もやっているのではないだろうか。
まともな返事などまったく期待せずに話かけた言葉に、認知症でない人のように、ごく普通に答えているのではないだろうか。
(私が7月に帰省した時も私と正常に会話できる時はあったが、主治医や職員の話からは、それを知っているとは思えなかった。)

良かったと思う。本当に良かったと思う。
人間関係は、どの世界でも同じだが、1度ネガティブなレッテルを貼られてしまうと悪循環が起こる。
7月。母が、明るく社交的で思いやりのある人だと受け止めている人は、いないように思えた。
周りの目が変われば、母の良い面も出てくるだろう。
良い循環が始まる。


正直言って、先月の帰省以来『疲れた』と思っていた。
この猛暑と熱帯夜のせいもあるのだろう。
特養との間の関係を修復し、家族の希望を理解してもらうためには、どうすればいいかと、暑さで動かない頭を振り絞って考え続けている自分が、とても嫌らしい人間に思えて、げんなりしていた。
自分はもっとシンプルで、大抵のことは受け入れ、利益のために策を練ったりする人間ではないと思っていたのに・・。

シンプルそのものの父が、母の中に残っているものが、状況を打破した。
私が守っていると思っていた両親に、私は、守られている。


写真
夕べ見た月下美人。(多肉植物らしい)
夕方からゆっくり開いていき、それに連れ、香りも強まる。
これは午後9時。さらに時間が経つと、もっと開くらしい。

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良かったです!

抑なにゆえ、寝たきり&末期と思い込んでいたのか?
何処からそのような誤った情報が入ったのか?

特養付きの医師が断定したのも妙です。
どんなに末期の患者さんでも普通は言わないですよね。

何れにせよ、真の姿を見てもらえて、間違ったレッテル(ラベル)が少しずつ剥がされていくのはありがたい事です。
こればかりは、周りが力説するより、自然の本人の状態で判断される方が何倍も効果あります。

方策を練るのは嫌らしい人間ではありませんよ。
他人を思いやる事ができる人だから、最善を求めて言い方、やり方を工夫しようとするのです。
嘘をついて、他人を貶めようとする人間と同等と考えてはいけません。

諸葛孔明も稀代の策士ですが、とても優しい人でもあり、市民を巻き添えにしないために退却を決断もしました。
人間の盾を作る独裁者と同等に語る事はできません。

本当によかったです。

お母様良いほうに行っているようでうれしいですね。
ご本人とお父様、そしてしばさん家族の力だと思います。

母を見ていて思います。
どんな形になっても、人はコミュニケーションが必要でそれに答える力があるんだと思います。(これは、この前のしばさんのお話に重なりますが)
母の状態でも、ヘルパーさんやデイのスタッフに気を配っているのがよくわかります。

kimiさん  みやさん

ありがとうございます。嬉しいです。

kimiさん
特養に入る前の面接(相談員、介護職員、看護師の3人が来た。)の時、グループホーム職員の言った「(骨折の痛みがあったので、現在は一時的に)寝たきり」が、「病状悪化により常に寝たきり状態」となり、グループホームの「食事は、刻み食(普通食を刻んだもの)」が、特養の「刻み食」(ミキサーにかけたもの)に変化したのではないかと想像しています。
真実はわかりません。

みやさん
コミュニケーションが難しくなっているみやさんのお母様が、「ヘルパーさんやデイのスタッフに気を配っているのがよくわかります」という言葉、「どんな形になっても、人はコミュニケーションが必要でそれに答える力があるんだと思います」という言葉には、とても力があり感動します。
こうしたことを1人でも多くの方々に知って欲しいですね!
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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