新聞記事「電気治療,アルツハイマーにも有効」

2011年8月4日の日本経済新聞に掲載。見出しは、
<うつ病に使う電気治療、アルツハイマーにも有効 マウスの実験で効果>。

ここでいう「電気治療/電気刺激療法」とは、「電気痙攣(けいれん)療法」と呼ばれている(いた?)ものだと思う。
「頭部に100ボルトの電圧を与えて痙攣(けいれん)させることで、理由はわからないが、なぜかうつ病などの精神疾患に効く」と10年程前に放送大学で学んだ。
しかしその後、「修正型電気けいれん療法」(全身麻酔と筋弛緩剤を使用。)では、苦痛なく効果的に治療できると書かれたものを何度か目にした。

とはいっても、電気ショックで痙攣(けいれん)させるというこの治療に対するイメージは、一般的に非常に悪いのではないだろうか。
本当に安全で優れた治療ならば、まずこうした負のイメージを完全に払拭することが必要だと思う。


日経ウェブ版では、2011年8月3日21時57分掲載。
以下、青字部分は、ウェブ版からのコピー。


  <うつ病に使う電気治療、アルツハイマーにも有効 マウスの実験で効果>

 重症のうつ病患者らの治療に使われる電気刺激療法が、アルツハイマー病にも有効であるとするマウスの実験結果を、加藤伸郎金沢医大教授と国立病院機構宇多野病院(京都市)の山本兼司医師らのチームが、3日付の米科学誌ジャーナル・オブ・ニューロサイエンスに発表した。

 病気の進行を遅らせることに主眼を置いた現在の治療薬とは異なり、アルツハイマー病の主な原因物質のタンパク質「ベータアミロイド」の作用を直接抑えるのが特長という。

 研究チームは、細胞の内外を出入りする複数のイオンの通り道のうち、細胞を死滅から守るカリウムイオンの通り道が、ベータアミロイドの影響で必要な時に開けなくなっている現象に注目。

 ベータアミロイドが細胞内にたまるよう遺伝子改変したマウスの耳に電極を付け、電気刺激を与えたところ、通り道が開きやすくなる別のタンパク質が発現。道が開くようになったといい、細胞の死滅を防ぐことができると考えられる。

 将来の人への応用の可能性について加藤教授は「細胞の死滅が進んでいない初期のアルツハイマー病患者への適用が有望だが、倫理的な手続きを慎重に進める必要がある」と話している。〔共同〕



追記:非公開コメントの指摘により、一部訂正。(8月4日9:20am)
   (映画「カッコーの巣の上で」の主人公ジャックニコルソンが廃人にされたのは、
   電気ショックではなく、ロボトミー手術でした。
   ウィキペディアにも誤った情報が掲載されていました。)

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<しば>

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’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

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