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退院カンファレンス 怒鳴る父

母を囲んでの退院カンファレンス(会議)があった。
妹が出席して、父は、予想通り、仕事を理由に欠席した。
ずっと続いていることだが、母は、珍しい人達(医療や福祉のスタッフ等)と接すると突然元気になる。
カンファレンスの間も笑顔を振りまき、おどけて見せては、皆を笑わせようとしていたという。
その間にも始終、幻覚(幻視)に向かって話しかけていたという。
「元気!(幻覚の子どもに付けた名前)そんな所に隠れてないで早く出ておいで!」などと大きな声で呼ぶのだ。

カンファレンスでも母の運動機能の悪さは、話題になったというが、
「どうしちゃったんでしょうね。もっとちゃんとできていたはずなのに・・・」
から話が進むことはなかったらしい。
いつから?!どんな風に?!薬の副作用の可能性は?!その他考えられる可能性は?!
私は、ただこの遠距離から、頭の中で繰り返している。

カンファレンスが終わって、「さぁ!今から家に出発だね!」とはしゃぐ母に
「退院は21日だよ」と伝えると(毎日何度も伝えている。)「今日じゃないの?」と言って泣いていたそうだ。

妹は、今、母よりも人の話を聞かない父に疲れている。
一時帰宅では、妹が買い物に出掛けている間に父が母を風呂に入れたという。
「素人には、非常に危険。退院しても絶対に入れるな」と病院から禁止されていることだ。
「うるさい。俺ができるからいい」と父は、完全無視だ。

カンファレンスで必需品と指定された介護ベッドも
「邪魔だ。布団でいい。断っておいてくれ」

母の一時帰宅中、妹が料理をしている間、父がソファーに座る母から少し目を離した。
戻ると母は、床に転がっていた。妹の話では、立ち上がって転んだ可能性は低く、ソファーからズルズル滑り落ちたのだろうと言う。(バランスが悪く、椅子にきちっと座っていることができない。)
大事はなかったが(私は、再び骨折かと思った。)父も(後で聞くと)『骨折だ!また手術だ!1から全部やり直しだ』と思いすっかり気が動転したらしい。
「動くなって、あれだけ言ったのが、わからないのかー!!!」と怒鳴り散らしたそうだ。

幻覚(幻視)への絶え間ない話しかけも、もう半年以上続いているのだから父はただ聞き流せば良いのに
「見えないやつに向かって声をかけるな!居ないもんは居ない!どうしてそんなことがわからない?!」
なんと今回、母は、それに反撃したのだという。
「私だって、時々おかしいこと言ってることくらい、わかってるよ!でも、そんな風に一々否定されてたら、私だって嫌になっちゃうの!!」
まったくまともだ。私の方が、頭が混乱してくる。

妹「お父さん、あれだけ心が優しいのに、怒鳴るのだけは、一生直らないのかなぁ。お母さん、退院して、毎日お父さんに怒鳴られてたら認知症、進んじゃうよね・・・」
父は、記憶力もだが、理解力、判断能力も落ちてきている気がする。
頭が痛くなる。
・・いや、大丈夫だ。21日には帰省する。帰りさえすれば、色々なことができる。詳細も掴める。
大事なのは、情報収集(実家にPCはない)と自分の体調管理だ。

P1000959.jpg



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遠距離介護

何かあっても遠く離れていると歯がゆいものですね。心中お察し致します。
お父様はきっと奥様の認知症を心の中で受け入れることができないのだと思います。親子、ご夫婦、ケースはいろいろありますが、相手が自分と異性で長いこと一緒に生活してる人ほど受け入れにくいように思います。本来優しいお父様であればなおさら、奥様の認知症を受け入れたくない気持ちが強いのでしょう。自分が長いこと持ち続けてきたイメージを壊されるようで、それが怖い(やり切れない?)のかも知れません。なかなか素直になれず、怒鳴ったりするのは、そうした気持ちの裏返しなのかも知れません。

私も母に対しては随分辛く当たりました。その度にやり切れないもどかしさを感じ、苦しくて苦しくて何度泣いたことか分かりません。頭では理解していても、実際に接していると、つい態度に出てしまうのです。恐らく一番苦しんでいるのはお父様だと思います。

妹さんの言葉
お母さん、退院して、毎日お父さんに怒鳴られてたら認知症、進んじゃうよね・・・

怒っても決していいことはない。相手の立場に立って優しく接すること。
認知症の介護を説明してるところでは、こんなことどこにでも書いてあります。
たとえ頭では理解していても、現実にはそれができないからみんな困っているのです。
今日は一冊の本を紹介します。

認知症治療28の満足―後悔しないためのベストの選択 河野和彦著
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4789551296/

認知症のことを受け入れて、少しでもいい方向へ持っていくには、病気のことを理解するのが一番だと思います。お父様は奥様が認知症と診断されて、もう治らない病気だという思いもあるのか、もどかしさで一杯でしょう。今の精神科医が認知症に対して不勉強なことは以前にもお伝えしたので解るかと思いますが、認知症(特にレビー)は医者まかせにしておくと悪くなる一方です。少しでも今の状態を維持していくためには、まず家族が病気のことを正しく理解する必要があります。

家族が認知症になって最初に読んで頂きたい本が、今回お知らせする河野先生の本です。たとえ認知症になってもあきらめてはいけない。やれるだけのことはしよう! そうした気持ちにさせてくれるのがこの本です。自分は何をどうしたらいいのか? 単に医者に頼むだけしかないのか? 今のお父様は自分がどうすればいいかという方向性が何も見えてこない歯がゆい気持ちでいることでしょう。最初はお父様が自分からこの本を読もうとしなくても結構です。妹さんが真剣に読んでいれば、きっとお父様も気になるはずです。

カスタマーレビューに出てくる東京都あきる野市のLEWYさんは、認知症を学ぶ会のフォーラムでも沢山回答を書いているlewyさんのことです。現在この方は訪問診療をしていらっしゃる医師で、私もお会いしたことがあります。自分の入力した文章を推敲しないためか、誤字脱字の多いことが欠点ですが。
・・・って、余計なお世話ですよね(^^;
※フォーラムの運営方針でいろいろとあり、過去にハンドル名を変えていますが、
 「ヒロシ【医師】」も「hokehoke【医師】」もlewy先生と同一人物です。

>バランスが悪く、椅子にきちっと座っていることができない。

レビーはアルツハイマーと違って姿勢の保持が下手になることがあります。体幹傾斜といって、左右どちらかに自然と体が傾くことがあります。少し眠くなってボーッとしたときによく起こりますが、この体幹傾斜が強い人は、意識がはっきりしてるときでも左右どちらかにかしがってる人がいます。もしかすると、お母様は少し眠くなってきて、横に傾いたのかも知れません。椅子から落ちたときも、こうしたレビーの体幹傾斜を知っていれば、「あ、そうだったな」って、優しくしてくれるかも・・・。そうなって欲しいですね!

ちゃわ様

コメント、ありがとうございます。
ご紹介のご本、アマゾンに注文しました。
河野先生のご本、他にも色々あるんですね。読んでみようと思っています。

ちゃわさんのご指摘の通り、父は、母の病気を受け入れることができず、何かをすれば(家に帰れば、薬を変えれば、病院を変えれば、怒鳴れば・・)元に戻るのではないかとあがいています。
そうです。一番苦しんでいるのは、父だと思います。
人生の大半を二人三脚(自営業)で働いてきた夫婦ですから、そうでない夫婦には想像もできない強くて太い絆があるのだと思います。
父が母を心から愛していることも子どもの頃からよく知っています。

私が滞在する1週間の間に何か少しでも変化を起こせればと思っています。

見て頂きたいページ

しばさん、おはようございます。ちゃわです。

お父様は大切な奥様に対して、何かご自分でしてあげられることを見付けたいはずです。奥様が認知症になって、自分にできることがあれば何かしてあげたい。でもそれが見付からないもどかしさ…。
一時帰宅した際に風呂へ入れたのも、自分にできることを見付けたい気持ちからだったのかと思います。単に医者任せにするだけで、自分が何もしてあげられないことに耐えられないのかも知れません。これからどうすればいいのか、その方向性が見えてくれば、お父様も気持ちが穏やかになっていくと思います。前回お奨めした本、是非お父様に読んで頂きたい本です。

もう19日ですので帰省までにあまり時間もないですね。帰省先ではインターネットを使えないようなので、帰省する前に是非見て頂きたいページがあります。

河野先生がご自分で診療所を開いたのは去年です。それまでは愛知県大府市の共和病院にいました。実は共和病院にいる頃、先生は病院のホームページでご自分のコーナーを持っていました。もう共和病院から独立したので共和病院のトップページからはリンクがなくなりましたが、今見たら単にリンクが外されただけで、河野先生が作ってたページはまだ残っていました。

そこでは50週(1年間)に渡って、レビーに関する詳しい説明をしています。今日はそのページを紹介するためにコメントしました。数年前にドクターコウノが作ってたページです。今では更に詳しいことが解ってきましたが、レビーに関する基本的なことはほとんど網羅されてると思います。


特定医療法人共和会 共和病院 http://www.kyowa.or.jp/index.html
 ┃
 ┗認知症相談 http://www.kyowa.or.jp/dr_kouno/index.html
   ┃
   ┗認知症大講義 http://www.kyowa.or.jp/dr_kouno/kouno_lecture/index.html


上に書いたのは昔の構成で、今はもうトップページからのリンクは外されています。
一番下の「認知症大講義」は、レビー小体型認知症について解説したものです。
この「認知症大講義」を見るとレビーがどういう病気なのかはっきりイメージできると思います。

本当はもっと早く気付けばと後悔しています。
遅くなって申し訳ありません。

認知症大講義

ちゃわ様 ありがとうございます。
昨日、アクセス障害があり返信が遅れ失礼しました。

河野先生の認知症大講義は、去年たどり着き、一通り全部読みました。
ですから名古屋フォレストクリニックをご紹介して頂いた時、河野先生の名前を見て、すぐに「あの大講義を書かれた専門家だ」と思いました。

とは言え、読んだのは去年ですから、やはり読み直してみると忘れていることの方が多いです。
あらためて全部読み直すつもりです。
妹にも読んでもらおうと思っています。
(妹の家にはPCがありますから)

いつもたくさんの貴重なアドバイス、心から感謝しています。

今週はいろいろありますね

しばさん

おはようございます。ちゃわです。

妹さんのところにはパソコンがあるのですね。
それだったらいろいろな情報も共有できますから聞いて安心しました。

妹さんが病院で先生と会うのは今日でしたね。
私も遠くから祈ってます。

しばさんも明日はお気を付けていってらして下さい。

ちゃわ様

ありがとうございます!
妹には、ちゃわさんからの情報を伝えてあります。
フォレストクリニックに連れて行くかどうかも父、妹と3人で話し合う予定です。

帰省中は、PCをのぞく機会はおそらくないと思います。

とにかく元気に1週間行って来ます!
お気使い、本当にありがとうございました。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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