スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

7月の帰省4日目(1)主任との話し合い レビー診断 感情失禁

朝、母を訪ねると、ぼんやりしていて、あまり反応がない。
しばらくしてから母が、ポツリとつぶやく。
「動物園、どうだった?」
「うん。良かったよ」
「そうでしょ?・・みんな、そんなもの、ないって言うんだよ」
「みんなって誰?お父さん?」
「お父さんも、ここの人もみんな・・。そんなの、ないって言うよ」

午後、再び特養に行くと、主任が居る。妹から特徴を聞いていたのですぐわかった。
初対面だ。
仕事のできそうな人なので、気にしていることを率直に伝える。
(私は、月1回しか母に会わないので、先月との比較しかできないことも言う。)

私: 先月までは、押さえればかなり伸びた膝が、90度で固まっているよう。
主任:来週、介護計画を立てるので、その中に対策のリハビリを入れたい。
私: 「動物園などないと皆が言う」と母は言うが・・。
主任:職員は皆、妄想を否定してはいけないことを知っているので、それは有り得ない。
私: 部屋に1人で居ることが淋しく、不安になるようだ。
主任:入所時に寝たきりと聞いていたので、そのように対応していたが、見ていると寝た
   きりとも少し違うようなので、もう少し長くこちら(共有スペース)に居てもらお
   うかと考えているところ。

明確な答えを即座にもらい、安心する。

寄贈したレビー小体型認知症に関する本のお礼も言われた。
「あそこに置いて、(職員の)誰でも読めるようにしてあります。職員は、皆、レビーのことも知ってはいますが、本を読むと、”あぁ、じゃあ、あの人もレビーかしら?”なんて、話したりもしたんですよ」

母が入所するまでの間、レビー小体型認知症と診断された利用者は、半年前に入所した人1人のみだと相談員の○○さんから聞いていた。
施設の規模から言えば、何十人と居ておかしくない。
(全認知症患者の20%がレビー小体型認知症と言われている。詳しくはこちらを)
この街にレビーの診断ができる医師がいかに少ないかということなのだろうと思う。

主任にお礼を言って別れ、母の部屋に行くと、泣いている。
「どうしたの?」
「いつまで経っても帰って来ないから、あんた、もう死んじゃったかと思った~!」
激しく泣きじゃくる。
「大丈夫だよ。心配させてごめんね」
ベッドにおおいかぶさって抱きしめる。

泣き止むと、また眉間にしわが寄り、否定的なことばかり言う。
なんとか気分を変えようとするが、トイレに行くと言い始め、怒り出す。
「さっさと連れてってよ!何回言わせるの?!私は、いつもトイレに行ってるの!トイレに連れてってくれたら自分でちゃんとできるって言ってるでしょ!」
妄想になっている。
妄想は、何をどう言おうと修正することはできない。


50620005_convert_20110727182101.jpg
我が家のベランダで咲いたサボテン。
(3年前の6月)



関連記事

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

No title

フェルガードは特養は受け付けてもらえないのでしょうか。
フェルガードAなど。NEWを朝一本だけとか。。
以前とはまた状態も違うから試してみる余地あります。
せっかく特養側が「寝たきりとはちがうみたい」と言っていることに
希望がいっぱいあります。
動けないからって終末期にされてたまるかって思います。ほんとに。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。