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4月の帰省4日目と5日目(1) キャンディーズの歌 兄の白髪

夜になって居間のテレビでキャンディーズの解散コンサート(1978年)をやっていた。
私は、体を動かしたくなって、足踏みでジョギングをしながら兄と見ていた。
私の子供も兄の横に座ってはいたが、携帯電話から目と指を離さない。

私「懐かしい~!(子供に)ねぇ。こういう歌って、どんな風に聴こえるの?」
子「(携帯電話をいじりながら)声、低い。古くさい。”昭和!”って感じ」
(子供は、平成生まれ。)
私「あ、そう・・。・・お兄ちゃん、テレビ(のチャンネル)、変えてもいい?」
兄「ダメ!!」

走っている内に気分が良くなってきて、「年下の男の子」を走りながら一緒に歌う。
ほぼ同時に兄も一緒に歌い出した。
私「お兄ちゃん、歌えるの~?!」

歌詞は、言語障害もありよくわからないが、音程は、それ程ひどく外れない。
兄が歌を歌うのを初めて聞いた気がする。
(兄は、40年近い間ずっとアグネス・チャンの熱烈なファンだが、キャンディーズも好きだったと初めて知った。)
若いスーちゃん、ランちゃん、ミキちゃん、兄、私の不思議な、楽しい(端から見れば奇妙な)合唱だった。


翌朝、兄の髪を切った。(ほぼ毎月切っている。)
帰宅した時から何度も誘って、やっとOKが出た。
剃り残しのひげと鼻毛は、既に切った。
毎月なくなるので隠しておいたすき鋏が、隠し場所になく、探すと台所から出てきた。

兄は、切り落とされた髪を見ると顔をしかめて「シロイ、シロイ」と訴える。
兄の髪の半分位は白髪になっていて、それが気に入らないようだ。
「白い方が、カッコいいよ~」と言うが、兄は、まったく納得しない。
私は白髪がほとんどないのに、兄ばかり白いのは、なぜだろう。

皆で母を訪ねた時、この話を伝えた。
母は、あまり反応しなかったが、子供(母の孫)が、素早く言った。
「染めてあげればいいじゃない!!染めてあげよっか?」


P1020385.jpg
しゃくなげ


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しば
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プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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