スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

レビー小体型認知症の母の初期症状(料理ができない・暴言・転倒)

今までの経過を振り返ってみても、母の認知症症状が何年前から始まったのか、よくわからない。
去年から「(母は)認知症だと思わない?」と何度訊いても「70過ぎれば誰でもあんなもんだ」と父は否定していた。一緒に住んでいる父がそう言うのなら違うのだろかと、去年の暮れまでは思っていた。
「そういえば1年位前からしょっちゅう鍋を焦がしていたなぁ」と今、父は振り返る。

私が、最初に違和感を感じたのは、料理だ。
私が、子どもと帰省すると電話をすると、「そう!」と嬉しそうな声を上げるのは一瞬。
その直後から「食事はどうしよう。何を作ったらいい?何を買っとく?」とオロオロし始めたのは、もう5年以上前のような気がする。
「私が3食作るから」と何度言っても母の不安は全く解消されなかった。
普段作っている人数分以上の料理ができなくなるのも認知症の症状だそうだ。

その不安は、年々強くなり、2~3年前からは、帰省の1ヶ月以上前から「居る間のすべての献立とそれに必用な食材を書き出してファックスで送れ」と執拗に繰り返すようになった。
不安でたまらなくなるようだった。

何年も前から、3人分の簡素な食事を作るのに2時間以上かかると聞いていた。
パーキンソン病で、動作も頭の回転も極端に遅くなっていたので、そのせいだと思っていた。
歳をとると心配性もこんなにひどくなるのかと思っていた。


暴言とまでは言えないが、思いやりの深い母の言葉とは信じがたい言葉を聞くようになったのも1年以上前だ。
母の日に送った○○が、封も切られずに放置されていたのを見付け、静かに訊いた。
「どうして食べなかったの?」
「○○の産地に○○なんか送ってくる方が悪い!どうかしてる!」
認知症とは思わず、単なる脳の老化なのだと思ったが、ショックだった。


転びやすい
それはパーキンソン、レビーに共通する症状だが、私は、つまずいて転ぶのだとずっと思っていた。
でも3月に一緒に歩いてわかった。
普通に歩いていて、突然バランスを失って転ぶのだ。
「地面を歩いてる気がしない。スポンジの上を歩いてるみたい。自分の足が、下についているのかいないのか、よくわからない」と母は、言った。

そうかと思うと足の動きを自分では止められなくなって、人形のようにトコトコ進みながら
「止めて~!助けて~!」と叫ぶ時もある。
これも症状だ。
母が、転ばない日はないようだった。

母は、去年の夏、転んで腕を折った。まだ元気だった頃だ。
4月にも転んで激痛を訴えた。
病院に行くと「非常に珍しい、危険な折れ方で、下半身麻痺になるかも」と言われた。
入院した途端に、支離滅裂なことを言い始め、家族は血の気が引いた。

入院4日後に初めてMRIを撮ると「折れていませんねぇ」。
即刻荷物をまとめて帰宅し、その直後にまたひどく転んだ。
その後、父が仕事から帰る(父の仕事は一日中家を出たり入ったりする。)度に、母は、庭で、トイレで、台所で倒れていたと言う。
転んで起き上がれなかったのだ。

腰椎圧迫骨折が、いつ起こったのか、もう知る術はない。
母は、全く痛がらなかったという。神経が麻痺していたのだろう。
母の身体症状も認知症症状も日々悪化していった。
母は、オムツをし、完全に寝たきりになった。

レビー小体型認知症は、転びやすい分、アルツハイマーよりも寝たきりになるのが早いとネットには書いてある。

認知症患者の半数はアルツハイマー。20%がレビー小体型認知症。15%が脳血管性。その他が15%。
レビーの患者は、全国に約50万人いると見られている。
(数字は、2010年のレビー小体型認知症家族を支える会 HPより。)

<関連記事>
レビー小体型認知症 初めの一歩 まずここから読もう!
入院中に「せん妄」(意識障害)を起こしやすい人とは

P1000842.jpg

関連記事

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。