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帰省数日目 隣人から見た淋しそうな父

時間が戻るが、数日前に、実家の隣の○○さんの家にお土産を持って挨拶に行った。

ゴミを出しに行く時、偶然兄と会うと、ゴミを持って収集所まで運んでくれるという。
「”いいよ。おばさん、持てるから。○○(通所施設)に遅れちゃうよ”って言っても、黙ってニコニコしながら運んでくれるの。本当に心の優しい子だよ」

脳出血で倒れた妹さんは、そのままずっと入院しているという。
最近やっと会話ができるようになったが、「お父さん、お母さんは?」と繰り返し訊き、とうの昔に亡くなったのだと聞く度に泣くという。
入れる施設もなく、3ヶ月ごとに病院をたらい回しにされている。

「お母さんは幸せよ~。娘さん2人が走り回って情報も集めてくれるし、色々な手配もしてくれるし、何でも上手くさっさと片付けてくれるんだもん。
妹は1人だから、私が支えてあげないといけないんだけど、私自身(70代後半)がヨタヨタしてるから、何するにも時間ばっかりかかって、何にも進みゃしないのよ。
特養なんか何年待っても入れないって皆、言うし・・。最近、あちこちに有料老人ホームができてるでしょ?○○町にもできてね。すぐ近くだから見に行こうと思ってるんだけど、足が悪いから歩いて行くのも大変でね」

「お父さんは、お母さんを毎週ドライブに連れて行くんだってね。この前は、富士山まで行って来たって、お父さん、得意そうに言ってたよ。
”そんな遠くまで言って大丈夫なの”って訊いたら、高速道路の休憩所の(障害者用)トイレは大きくて、一番具合がいいんだって。
”それでお母さんは、嬉しそうにしてるの”って訊くと、”それが、そうでもないんだよ。あんまり表情もなくて”って言って、淋しそうだったねぇ。
”ドライブできるだけで幸せじゃないの!欲張っちゃだめよ”って言ったんだけどね。
お父さん、元気だけど、やっぱり淋しそう・・」
父が私や妹に見せる顔と親しい同世代の○○さんに見せる顔は、いつも少し違っている。

毎月訪ねている伯母には、都合が合わず会えなかった。
電話で長く話した。
仏壇にお参りだけさせてもらい、お土産だけ置いて来た。

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No title

精神的距離が近すぎて、家族には本当の顔を見せられないという気持ちはよく分かります。自分がその立場でも、きっと何年も会わない遠い友人とかの方が本音を吐露できると思います。

亡くなった義父も、親戚の中で私にだけ「今年の冬は越せそうにない。アイツ(義母)より先に逝きそうだな。(子の近くを離れて、田舎に引っ越した事について)今になると考えが浅かったと思う」と漏らしました。絶対に弱音を吐かない人だったのですが・・
一番遠い存在だが似た性格(出身大学・学部学科も一緒)なのと、私が先にうつ病を経験していたので、強がらずとも理解してもらえると感じていたのでしょう。

しばさんのお父様にとっては、お隣りさんは良い相談相手というか理解者なのかもしれませんね。そういう存在が近くにいてくれて良かったです。

お父様も子供には弱音が言えないのかな…。
親が認知症になることより、配偶者が認知症になる方が辛い気がします。

kimiさん レモンパームさん

kimiさん
心配をかけるのが辛いんですよね。
そういえば、夫の祖母が、私にだけ「長生きし過ぎたわ。早く向こう(あの世)に行きたい」と言ったことがありました。距離がある分、本音を言いやすかったんだろうなと思っていました。
伯母もそうですが、本当にそういう理解者がいてくれるということは有り難いです。

レモンパームさん
父は、元々愚痴も弱音も全然言わない人でしたからねぇ。
親は、歳なので仕方がないと思えますが、配偶者は、ずっと一緒に助け合い、支え合い、励まし合い、慰めあって生きていくはずだった人ですからね・・。耐え難い苦しみなのだと思います。

プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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