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塗り絵 リハビリ開始日決定 孫から見た父

父が、今日、母を訪ねると、母は、ホールで一人で塗り絵をしていたという。
「線からはみ出しもしないで、濃淡まで付けて、見事に描いてたぞ。まったく正常だな!」
父は、喜びで興奮しながら言う。私も塗り絵を送ろうかどうしようか迷っていたところだった。(興味を示すかどうかわからなかった。)てっきり妹が届けてくれたものと思っていたら、妹は違うと言う。誰だろう?

私「じゃあ、今日は、お母さん、調子良かったんだ?」
父「そうでもないな。”家に帰りたい”ってずっとしつこく言ってたな」
私「絵を褒めてあげなかったの?」
父は、返事をしなかった。塗り絵を誰からもらったのかも訊かなかったようだ。

「リハビリも金曜日から始まるぞ!金曜日っていえば、すぐだよなぁ?」と本当に嬉しそうに言う。
これは、今日、妹が、リハビリの先生に事情を説明して一日も早く始めて欲しいと懇願した成果だ。その後、グループホームに連絡し、職員の誰が父に訊かれても「金曜日から始まります」っと言ってもらえるように手配してあった。

父「隣の○○市に、最近、睡眠外来っていうのが出来てなぁ。お母さんを一度連れて行ってみようと思ってるんだ」
認知症の不眠は、脳の障害で、睡眠導入剤(睡眠薬)も効かないし、簡単には治せないのだと説明した。
「治せるか、治せないかは、行ってみなきゃわからないだろ!」

父は、今日、早朝にグループホームを訪ね、「今後、金の管理のことは、全部自分がやるから、私に言ってください」と分厚い財布の中身を見せながら言ったらしい。グループホームから妹に連絡があった。
妹が、先日の喧嘩のことを話すと、「大丈夫ですよ~。”はいはい”って言っといて、ちゃんと娘さんの方に連絡しますから」(グループホームには、勿論、父がピック病であることを伝えてある。)
何も知らない父が可哀想な気もするが、仕方がない。

父に電話をした時、私の子供(大学生)が側に居た。「代わって」というので、受話器を渡した。
早寝の父が起きている時間に子供が家に居ることは、滅多になく、電話で話すのも何ヶ月振りかだ。
以前なら「元気か?学校は面白いか?困ることはないか?体に気をつけろよ」と1分位で一方的に切っていたのに、今回は、随分長く話していた。

内容を訊くと、母は、調子の良い日は8割位正常なので、「あと数年は大丈夫だ!」とか、「色々な病院に連れて行ってみれば、夜、寝ないのも治るかもしれない」とか、母のことばかりをずっと話していたらしい。今までになかったことだ。
子供「じいじ、相当参ってるのかな・・。弱音とか愚痴とか、困ったこととか、全然言わない人だったよね?あんな風にばあばのことを話すなんて・・。じいじも必死なんだろうな・・」

昨日、妹から初めて聞いたが、妹の子供も「じいじ、変わったよね」と言ったそうだ。
私の帰省時、父、母、兄、妹、妹の子供2人と私でビュッフェ(バイキング)のレストランに行った時、洗面所で父と一緒になったという。父が、ゴミ箱を蹴飛ばしたので(恐らく偶然)「じいじ、ゴミ箱、蹴飛ばしてるよ~」と言うと、突然、激怒したという。
あの時、父も妹の子供もそんな素振りは全く見せなかったのでわからなかった。
帰省時、父は、すっかり落ち着いたと思い込んでいたが、そうではなかった。

郵便局や銀行でも相変わらず、訳のわからないことを言って怒鳴り散らしているようだと妹も言っていた。
(妹は、兄の通所施設の一泊旅行の準備などで実家を訪ねた。)
妹「でも、どうしようもないよね。やらせておくしかないよね。見守るしかないんだよね。」
その通りだ。
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塗り絵

伯母もデイサービスに通っていた頃、よく塗り絵を持って帰りました。リハビリ用に開発された物のようで、その年代には懐かしい題材や、私も知っている「きいちのぬりえ」や、最近流行りの癒し系キャラクターまでありました。
でも、手の震えがあるので、結局は職員に全部塗ってもらっていたようでした。上手くできない伯母にとっては、逆に苦痛だったようです。
実は、塗り絵が出来るというのは、素晴らしい能力なのですよ。適切な色を選び、はみ出さずに塗るというのは、結構難しいことですから。発達障害の娘は、今でもまともに出来ません。
いろいろな趣味を持っていたお母さんにとって、塗り絵はリハビリになりそうでしょうか。楽しんで続けられるといいですね。

クリちゃん

母は、レビーによるパーキンソン症状が何年も前からひどくて、今は、一歩も歩けない程ですが、手の震えはまったくありません。これは、最初からずっとそうです。お陰で、お箸を使えたり、字を書けたりします。
絵手紙なども楽しんでいた母ですので、塗り絵は、楽しめるのだと思います。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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