スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

9月3回目の帰省3日目(2)母の心労 孫の辛さ 

夕食後、父と一緒に再び母のグループホームへ行く。
母は、あまり表情はないが、落ち着いていて、泣いたり、怒ったりはしない。
ただ父が事故を起こして大けがをしたと言っては心配している。父は、上半身裸になり「どこに怪我(けが)がある?」と胸を何度も叩いて見せるが、ほとんど効果はない。

母「高校の友達や色々な人が来たよ」 私「本当?良かったね!楽しかった?」
母「・・・あんまり会いたくないの」 私「どうして?」
母「お世辞を言わないといけないから」私「・・・気を使っちゃうっていうこと?」
母「そうだよ」           私「疲れちゃうの?」
母「うん。もうちょっと治ってから会いたい」

母は、サルにもいつも話しかけてやらなければと思って疲れると言う。
猿「ボクは、お母さんが、話したい時だけ話して欲しいの。お母さんが話したくない時は、一人で大人しく遊んでるから大丈夫だよ!ボク、すご~くお利口さんなんだよ~!」
母「それならいいけど・・・」

母は、毎日「どこかに食べに行こう(外食しよう)」と言うので、妹に電話して都合を訊く。
大学生の子どもが帰省するという。それなら皆一緒に行こうと誘うと、子ども(母の孫)が「ばあばと一緒に食事をするのは辛過ぎる」と言ったという。
私の祖父母(私と一緒に暮らしてはいない。)が、衰えた時、その姿を見るだけで涙が出て来たことを思い出す。
でも今は、なぜオムツを代えてあげなかったのか、なぜもっと介護をしてあげなかったのかと後悔している。

私の子ども達は、悪化する前の母しか知らない。
夏休みに「会いに行きたい」と言ったが、実家は、あまりにも混乱していて受け入れられる状態ではなかった。
今度母を見たら、私の子ども達は、何を思うのだろう・・。

母は、何度か「いつ退院できるの?」と訊いてきた。グループホームを病院だと思っている。
とっさに「もう少し良くなってからかなぁ」と答えたが、残酷な答えだと思った。
私「でも、お母さん、今日は、調子がいいよね。自分でも感じる?」
母「自分では、調子がいいとは思わない」
私「気が沈む?」(母は、このところいつも暗い顔でいる。)
母「沈む時もある。今日はそうでもない。弾むような気持ちにはならないね」
私「気が沈むのもお母さんの病気の症状なの。お母さんが悪い訳じゃないよ」
母「・・・嫌な病気だね・・」

夜、父は、トランクスと肌着という格好で駐車場の車の中で探し物をしている。
仕事の大切なカバンを探していたという。
私「お父さん、最近、物忘れ増えたと思う?」
父「思わない。全く思わない。物忘れなんか全然ないな」
関連記事

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。