第1回認知症治療研究会に参加した感想

追記:毎日発信している認知症情報は→twilogをご覧下さい
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2015年3月1日、品川で行われた第1回認知症治療研究会に行きました。
(医療関係者でなくても会員になり、参加費を払えば参加できます。
レビー小体型認知症研究会も同様に、以前参加しました。)

平川亘医師(誠弘会池袋病院)の発表されたリバスチグミン(リバスタッチパッチ・イクセロンパッチ)のせん妄意識障害への効果は、素人の私でも興奮しました。
全国に普及すれば、どれほど多くの高齢者や家族が救われるだろうと思いました。
せん妄とは→3種類のせん妄の具体例 入院中にせん妄を起こしやすい人

発表を伺いながら、私の母が、手術後のせん妄で、車いすに縛り付けられてナースステーションの隅に放置されていた姿を思い出し、涙が出ました。
せん妄は、医療者にとっても厄介でしょうが、家族の心痛は、計り知れません。
言葉にして伝えることもできない本人の苦痛は、どれほど深いでしょう。


認知症医療をどう改善していけば良いかと13人(医師、介護福祉士、ケアマネ)が発表したこの研究会を、私は、とても興味深いと思いましたし、希望を感じました。

レビー小体型認知症の治療は、まだまだ手探り状態で、全ての患者を救う正解はまだないと介護家族としては感じます。
同じ病気とは思えないほど個人差の大きな病気ですから、同じ薬で良くなる方もいれば、悪くなる方もいます。量によっても違う結果が出ます。
治療が成功してとても良い状態になる方もいれば、同じ医師の治療でまったく改善しない方もいます。
「例外」が多いのもレビー小体型認知症の特徴のように感じます。

だからこそ、皆で、知恵経験を集め、治療が、一歩でも二歩でも改善されるよう、
「例外」を一人でも二人でも救えるよう、全力を尽くして頂きたいというのが、
介護家族の悲痛な願いです。

薬剤過敏性の非常に強い方、急激に進行する方、どの治療でも改善しない方、慢性的にせん妄を起こしている方、パーキンソン症状がひどく薬の調整の難しい方などを救う道を一日も早く、見つけて頂きたいです。

何度か書いてきたように、レビー小体型認知症研究会の会員も認知症治療研究会の会員も大学病院の医師も開業医も皆集まって、患者を救う方法討論して頂きたいです。
何よりもまず、患者を救うこと、ただその一点だけを考えて頂きたいです。
そうすれば、今まで絶望しか味わうことのなかった患者家族にも、きっと希望が訪れるはずです。

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プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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