レビーフォーラム2015 当事者の講演⑥改善させるもの

⑤(悪化要因)からの続き。 レビー小体型認知症と生きる樋口直美さんの講演。
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適切な治療、つまり薬の種類副作用に気を付けた治療ですが、
それを前提として、更に症状を改善するものです。いくらでもあります。
症状を改善するもの写真 1
          (クリックで拡大)
一番効果が高いのは楽しく笑うことだと感じています。

これに気づいたのは、友人達と一泊旅行に行った時です。
誘われた時、きっと途中で具合が悪くなって、迷惑をかけると思って迷いました。
でも私の病気を知っている友人達です。もし具合が悪くなっても、その時は、別行動すればいいんだと思って、思い切って行きました。    
女ばっかりですから、しゃべるしゃべる。一日中ゲラゲラ大笑いしていました。 
そうしたら1度も意識障害を起こさなかったんです。驚きました。        
レビーは、体調のせいで、出掛けるのに、いつも勇気と覚悟がいりますが、
楽しいことなら是非、行ってみて下さい。

血流を良くするものも、意識障害を改善します
ただやり過ぎるとぐったりしてしまいますし、東洋医学アロマセラピーは、
色々注意事項がありますから、よく調べてから試してみて下さい。
アロマオイルには、血圧を下げてしまうものもあります。         

軽い意識障害であれば、こういうものだけでパッと治ることがよくあります。
漢方薬は、主治医とは別の漢方の専門医その時々の症状に合わせて処方して頂いています。   

ストレッチなどには、即効性はないです。
でも心身をほぐして柔らかくしておくこと、食事生活に気を付けること、
そうして体をできる限りバランスの取れた良い状態にしておくことで、
症状も抑えられると感じています。脳と体は、一体です。

芸術は、元気を与えてくれます。
この数年は、テンポの良い軽快な音楽が、心地よく感じて、よく聞くようになりました。
それに合わせて体を動かすと、とても効果を感じます。     

自然に笑顔がこぼれてしまうもの、心がウキウキ、ワクワクするものなら
どんなものでも効果があると感じます。
例えば、70代でも80代でも、女性なら若くて優しいイケメン、男性なら若い美女
手をつないで、ドレスアップして踊ったら、冗談でなく、劇的に効くと思います。
そういう研究はまだないと思いますが。是非試して下さい!
私もボランティア、募集します。

反対に、歯を食いしばってやるのは、ダメだと思います。
私は、元々計算が苦手なので、計算ドリルをするとストレスで具合が悪くなります。
でも計算ができなくなると言われているレビーでも、昔から計算が大好きという方は、
計算ドリルがとても楽しいそうです。
得意な分野の能力は、あまり落ちないのかも知れません。

(スライド)一番下のものは、うつ病と誤診されていた頃、自分で本を読んでやったものです。呼吸とかイメージとか自然散策は手軽でとても良いと思います。

ただレビーの脳内の状態は常に不安定変動しているので、
こういうものも、凄く効いたり、あまり効かなかったり、その時々で変わります。
一喜一憂しないで、気楽に、試して、楽しむのがいいと思います。

⑦(介護者へのメッセージ)へ続く

注)これは講演原稿です。旅行のエピソードなど原稿の一部は、実際の講演ではカットされています。30分間の予定だったのが、15分経過した時「あと5分」というパネルを突然見せられ、あちこちカットしたそうです。


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アロマセラピーと脳
科学的に証明されている運動の効果 (リンクで認知症予防マニュアル)
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プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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