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認知症という言葉の意味(1)

情報:「TIP 正しい治療と薬の情報」(別府宏圀医師が代表。2013年日本ジャーナリスト協会特別賞受賞)という薬の副作用情報を発信し続ける優れた雑誌があります。
別府氏は、ディペックス(認知症やがん等の患者や家族の語りを公開)の理事長。

追記:話題違いますが、去年レビー小体型認知症をテーマに放送した「ためしてガッテン」の内容が、遂に書籍化されました。→「NHKためしてガッテン 科学のワザで脳から若返る。」。短いですがコンパクトに重要点が書かれています。
…………………………………………………………………………………………………………

認知症」を表す英語は、「dementia」(ディメンシア)。
語源は、ラテン語です。

mens」は、英語の「mind」と同じです。
精神知性/思考や理解や意志を司る正気」を意味します。

「de」は、「ない」を意味する接頭語。

つまり「dementia」(「認知症」)の語源の意味は、
精神・心がない知性、理解力、思考力、意志がなく愚か正気を失っている」。

衝撃的で、正しくなく、苦痛を感じる内容ですが、辞書にもそう載っています。

英語の「out of mind」は、「正気でない。気が狂っている」という意味です。

レビー小体型認知症の英語名は、「Dementia with Lewy Bodies」(DLB)。
レビー(Lewy。パーキンソン病患者の脳からレビー小体を初めて発見した人の名)
小体(bodies)を伴った認知症(dementia)」という意味です。


「統合失調症」が「精神分裂病」と呼ばれ、
「知的障害」が「精神薄弱」と呼ばれていたことを思い出します。

では、「認知症」という言葉は?
「認知症」という言葉の正確な定義は、何でしょうか?

今、目の前に子供がいて、質問されたとします。
「認知症って何?」「認知症の人ってどんな人?」
みなさんなら、どう説明されますか?

 — 次の記事へ続く —
     
<関連記事>
高齢者の認知症は、脳の病気なのか?認知症症状は何から生まれるのか?
*認知症は病名か?「認知症は病気である」は正しいか?「誤解だらけの認知症」から
*関連カテゴリ:「認知症とは/ケア・介護」
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初めまして

初めまして。
母が、昨日初めて、レビー小体型認知症の診断を受けましたので、いろいろ検索して、こちらのブログにたどり着きました。
母は約30年前に統合失調症の診断を受け、弱い精神薬(薬名は不明)を20年間少量飲んでいましたが、10年前パーキンソンの症状が出始めました。それから、精神科と神経内科を受診しながらの在宅生活。途中精神科で薬の処方が変わったところ、精神症状が悪化して入院、身体機能が低下しました。
今考えると、そのとき処方されたのがエビリファイだったので、薬剤に対する過敏性が現れていたのですね。母はもう79歳。嚥下が困難になり、胃瘻を造設することになりました。これから、退院先を探さなければなりませんが、医師とケアマネとで言うことが違い、困っています。
このブログは、詳しく書かれていて、専門家の意見も、家族の意見も読めるので、とても参考になります。どうぞこれからも宜しくお願いします。

No title

あばろんさん

はじめまして。このブログを書いているしばです。
コメント、本当にありがとうございました。

今よりも更に偏見のひどかった30年前に統合失調症の診断を受けたとは…。
あばろんさんもどれほどのご苦労を乗り越えてこられたことか…。
同じ境遇の方のコメントがありますよ。
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-1321.html#comment3075

診断は、50才前後だったのですね。
若年性認知症(種類は色々ですが。)の平均発症年齢が51才。
50才前後で症状が目立ち始め、受診したという話を
よく読んだり、聞いたりしています。

「医師とケアマネで言うことが違う」というのは、よくあります。
同じ医師でも人により言うことは全く違いますし、ケアマネも人により違います。
私も初めは、その一言一言に、そのたび振り回されていました。
プロが言うことなら本当だろうと思いますからね。

でも実際には、プロも人間ですから、
知識や経験や洞察力、判断力には、限りなく個人差があります。

家族会などに行って、経験豊富な方のお話や自分と似た経験をした先輩の体験談の方が役に立ったということも多々あります。

そして、自分で調べ、学び、考えることが、何より大切だと思います。
何も知らなければ、何もわからないまま、周囲に振り回されて、
右往左往し続ける(苦労ばかり増え、何も上手くいかない)だけだと思います。
(誰より私がそうでした。窮地に立たされて初めて調べ始めました。)

「嚥下障害と胃ろう」のこともこのブログ内のカテゴリにあります。
「介護施設の選び方」というカテゴリもあります。
家族会のサイトには、もう少しコンパクトにレビー情報だけを書いたものもあります。
http://lewyoshaberikai-yuruyurugumi.jimdo.com/しば記者デスク/

毎日大変だと思いますが、少しづつ読み進めていって頂ければ、必ずお役に立てると信じています。
こちらこそ、今後ともどうぞよろしくお願いします。
胃ろうのことなど、色々教えて下さい。

No title

自分で調べ、学び、考えること、そして、介護経験者の話を聞くこと> ありがとうございます。このブログからも、また、他の媒体からも、学びつつ歩みます。母の場合は、薬剤過敏性ということを、もっと早く知っていれば別の対応が可能だったのに、と思うと残念な一面があります。また、母の日々の変化について敏感になり、医師に報告していれば、とも。しかし、それはもう終わってしまったことです。これから起こることへの対応に、与えられた知識や知恵を用いていけるといいなあ、と思っています。退院先などについては、これから考えなければいけませんし。
母は、胃瘻造設を終えて、状態が落ち着いてきたので、ゼリー食が始まりました。飲み込みもスムーズなようです。
ではまた時間がある時に書き込みますね。

痴呆症

 しばさん、こんにちは
 
 認知症はかつては痴呆症と呼ばれていました。
痴呆と言う言葉の意味は英語のdementiaと同じく、愚かでアホ。と言う意味です。
 当時もこの呼び方は無いだろう?と問題となり、反対運動が起り、10年前に「認知症」という呼び名に変更になりました。

 「認知症」と言う言葉自体、その言葉自体には、dementia の様な意味はありません。 英語に訳すとdementiaになりますが、日本語としては、愚かでアホと言う意味の「痴呆」と言う言葉は使われなくなりました。
 
 精神分裂病が統合失調症になったように痴呆症が認知症になりました。
 一方英語では統合失調症もいまだに精神が分裂しているという意味のschizophreniaのままです。

 痴呆症と呼ばれていた当時から関わる者としては認知症と言う呼び方はそんなに悪くないと個人的には思っています。

認知症という言葉の何が問題なのか

みるくさん
ありがとうございます。私もその部分の説明が足りないと思っていました。
触れて下さってとてもうれしいです。

そうなんです。
わざわざ痴呆認知症と変え、その単語自体には、罪はないんです。

ただ「認知症とは何か?」「認知症の人はどういう人か?」と質問した時
ほとんどの人から出てくる答えが、実態からかけ離れたものとなっていることが
問題なんです。

どうしてこの言葉が問題なのかは、下の記事のコメント欄に詳しく書きましたので、どうぞお読み下さい。
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-1326.html
12月29日に書いたコメントです。

単語に関してだけ言えば、私は、「脳機能障害」と呼ぶ方が、
実際の病態により近いのではないかと個人的には思っています。

「アルツハイマー型もレビー小体型も前頭側頭型も、病気のために
脳のほんの一部の機能が、上手く働かない状態になる時がある(障害される)」
という説明の方が、「認知ができない病気」より正確だと思いませんか?

は、無数の機能を司り、その内のどの機能が上手く働かなくなる時があるか
病気の種類によっても、個人によっても、場所など状況によっても変わる

私なら、そう説明したいです。
もちろん、もっと正確に表せる言葉があれば、その方がもっと良いです。

追記:言葉には、手あかがついていくものです。
差別的イメージがなかったはずの「認知症」を「ニンチ」と呼ぶ人が増えました。
(医療や介護などの仕事に就いている人に多い印象があります。)

もし「脳機能障害」に変えても、「あの患者、”キノー”だから」と
差別的に使われる可能性は、もちろんあります。
「変えても変えても切りがない」と笑う人もいます。

でも笑われても、私は、正確な情報を皆が知ることで、
認知症への誤解や偏見やあらゆる否定的な見方がなくなっていくと信じているんです。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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