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読者からの質問「幻視が見えます。どうしたらいいですか?」

追記;レビー小体型認知症のパーキンソン症状に、抗てんかん薬・エクセグラン
  (抗パーキンソン病薬・トレリーフと成分同じ。)が使われる場合があります。
   薬価は、極端に違います。→詳細  
注:レビー小体型認知症でもパーキンソン症状幻視出ない方もいます。
…………………………………………………………………………………………………
レビー小体型認知症の幻視については繰り返し書き、既に書き尽くしたと思っていますが、読者の方からご質問がありましたので、Q&A形式にまとめます。
…………………………………………………………………………………………………

Q「虫や人の幻視を見たらてんかん等他の病気ではなくレビー小体型認知症ですか?

幻覚(幻視)が見える/幽霊が見える」→幻視詳細
パーキンソン病認知症統合失調症うつ病と診断され、何かが見えているようだ。
 よく見間違いがある/色々な物が人の顔に見えると言う/時々変なことを言う

という方に、必ず読んで頂きたい重要リンク集は→こちら
チェックリスト・医師がレビーと判断する基準・何科を受診するか、他、重要情報)

幻視が見える病気は色々ありますが、上記リンク集の記事を読んでレビー小体型の疑いければ(誤診の多い病気なので)レビー小体型認知症が分かる医師を選んで受診しましょう。

追記:レビー小体型認知症でも幻視が見えない方もいらっしゃいます
   見えているのに家族が気が付かないことも多々あります。
認知症に至らず、非常にしっかりしている段階から幻視が見える方も珍しくありません。


Q「幻視が見えると、本人が落ち込んでいます。どうしたらいいですか?」

何に苦しんでいるのか、心配は、悩みは何なのか、じっくりと時間をかけて話を聴いて差し上げて下さい。それだけで気持ちが落ち着きますし、解決のヒントが見えて来ます。
黙って、急かさず、決めつけず、相手の言葉を忍耐強く待つことが聴くコツです。)

幽霊が見えると怯えている方/幻視と自覚していて『自分は頭が狂ってしまったのか』と苦しんでいる方/気が変になったと思われるのが怖くて誰にも相談できずに苦しんでいる方…。苦しみの理由は、多様です。→本人が語る幻覚(何がどう見え、どう感じるのか)

またレビー小体型認知症では、症状の1つに「うつ」もあります。(特に初期)
うつ病では『死にたい』という気持ちが強まりますが、レビー小体型認知症のうつでは、それは少なく、気力低下不安が強い方が多いと言われます。→出典/詳細
診断後に将来を悲観して自殺を考えたという体験談は、複数の方から伺っています。)


Q「幻視を消す薬はありますか?」

レビー小体型認知症の場合は、少量の抗認知症薬(貼るタイプがレビー患者には好評です。)で幻視が少なくなったという体験談を多く伺っています。
ただし永久に完全に消える方は稀です。幻視との上手な付き合い方が大切になります。

また抗認知症薬は、規定通りに増量していくと薬に過敏である」というレビー小体型の特徴のために悪化する方が少なくないので注意が必要です。→具体例の1部

統合失調症の幻視に処方されるリスパダールをレビー小体型認知症にも処方する医師が少なくありませんが、パーキンソン症状を著しく悪化させる禁忌の薬です。

追記:抗てんかん薬デパケンを幻視に処方する医師もいますが、同じく悪化

抗精神病薬には、最大の注意が必要です。→詳細と危険な薬一覧

抑肝散という漢方薬(保険適応)もレビー小体型認知症の幻視に効くことが知られていますが、全く効果の出ない方もいらっしゃいます。
抑肝散加陳皮半夏に代えたら効いたという方もいらっしゃいます。
足のむくみの原因になることがあり、量を減らすとむくみは改善します。
最初は効いても急に効かなくなることもあり、漢方医であればその場合、薬を変えます。


Q「幻視を見ている時は、どのように対応したらいいですか?」

まず家族は、幻視を疑似体験してみて下さい→こちら

多くの家族が最初は「ありもしないものをあるとか、居もしない人が居るなんてボケたことを言い、訳のわからないこと(撃退する等)をして困る!」と怒ります。

家族は、本人には、本当に実際に見えているということから理解する必要があります。
一見異常に見える行動は、実際に見えている虫や人に対して、本人が(ある時は必死で)必要だと考えて、自衛のために取っている対応策です。
本人が本物と信じて行っていることを頭から否定されれば、だれでも感情的になります。
異常行動ではなく、当たり前の反応、正常な反応なのです

  具体的な幻視への対応方法こちら(注意点・接し方・声の掛け方他)

幻視を完全に消すことは、難しいと言われています。
幻視は、本人が、恐怖を感じたり、生活上困らなければ、(副作用のリスクを冒してまで抗精神病薬で)無理に消す必要はないとも言われています。

家族も本人も幻視を理解し、受け入れれば、幻視と共に穏やかに生活できます。
(慣れれば、の話を聞くように、家族で一緒に幻視を楽しんでいる方々も。→例
幻視を異常視することから、まず止めましょう
幻視は、知能とは無関係に起こる視神経系統の1症状に過ぎません。

<関連記事>
レビー小体型認知症の種類と特徴(病気の発見者・小阪憲司医師の著書から)
アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症の幻視の違い
*必見。幻視が見える仕組みについて語る動画(世界的に著名な医師が説明)
マンガで分かる!レビー小体型認知症の幻視
幻視を医師に訴えない(何がどう見えるか、私の母の言葉)
認知症のない若年性レビー小体型認知症の方本人が語る幻覚の種類と気持ち
レビー小体型認知症の幻視を詳しく紹介したテレビ番組(全内容)

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萩(ハギ)
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No title

お返事ありがとうございます。

わかりやすくしていただいてありがとうございました。

最初に書いた母の今までの経緯と症状ですが、レビ―だと思います。(もう1度見ていただけますか?)
最初はてんかん幻視、レビ―幻視があるのかなと思いましたが、
てんかんの1割がレビ―になりやすいとかそういうことなのではないかなぁと思いましが、そこはどう感じられますか?

てんかんの専門医もレビ―の専門医も専門以外はわからないようでした。でもその仮定ならこれからもレビ―の専門医に行けばいいのかなぁと判断に迷っていました。

ご意見うかがえれば助かります。再度よろしくお願いいたします。

No title

いろいろ何度も読ませてもらいました。
レビ―は認知症というより機能障害に近い?というような記事を見た時に思ったのですが、だからうちの母のようにてんかんが過去にあったような脳もレビ―になりやすいということなのかなぁ?と思いました。

脳の血流の検査で少し血流は悪いと言われたようです。
そういうのは姿勢や呼吸で改善しないものでしょうか?(姿勢が悪く呼吸が浅いと酸素が脳にも行きわたらず血流も悪くなるとかそんな簡単な問題でもないのでしょうか?

幻視がはじまる前から(17年前)寝言があったのですが、若い頃から市販のセデスと大正漢方胃腸薬を長年頻繁に飲んでいました。
そういう物質があわなかったというには時期が違うのでしょうか?

たくさんの質問すみません。
わかられる範囲でこちらもあわせてお願いいたします。

レビー小体型認知症とてんかん、けいれん発作

はじめに:私は、医師ではありませんので、
診断や処方についてアドバイスをすることは避けています
ご理解頂けたらと思います。

●お母様が一度てんかんと診断されていらっしゃるのであれば、
「てんかんはある」と考えるのが自然ではないでしょうか。

てんかんの症状は、レビー小体型認知症と似ている部分があります。
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-605.html

てんかんに加えて、更にレビー小体型認知症も発症しているかどうかは、私にはわかりません。
心筋シンチグラフィー検査を受ければ、9割の精度で確定します。

ご質問に関して
●てんかんの方が、レビー小体型認知症になりやすいという文献は、
 読んだことがありません。
(てんかんとレビー小体型認知症の関係について書かれたものも。)

●検査で青く映る脳の血流低下は、血のめぐりの問題ではなく
脳の機能が低下していることを示している」と専門医から聞いています。

●レビー小体型認知症では、普段から脳の血流が不安定になりやすく、
血流が悪くなった時(意識障害を起こす。)に脳の血流を改善すること(体を温める/鍼灸や漢方薬/マッサージ等)を行うことで改善できたことがあると複数の当事者から伺っています。
(常に必ず効果が出るとは伺っていません)

頭痛薬(鎮痛剤)は、長期間常用すると脳にダメージを与えると医師から聞いています。
光や音などに過敏になることもあるそうです。


いくらネット上で情報を集められたとしても、私たちは、やはり素人ですので
勝手な判断は大変危険だと思います。
なるべく多くの情報を得た上で、専門医と十分に話し合う
(疑問は質問する)ことが大切だと思います。

「専門医に全部お任せすれば、(家族は何もしなくても)
症状は、みな改善する」というのは、幻想だと私は思います。
症状や薬の知識、症状と作用・副作用の観察、報告、医師との話し合い
なしに改善は難しいと思います。

また医療と同じくらい大切なのは、接し方(ケア)です。
ブログの中にカテゴリがありますので参考になさって下さい。

レビー小体型認知症のけいれんについて少し調べました。
http://apital.asahi.com/article/kasama/2014020600019.html
「アルツハイマー型、レビー小体型認知症で
ピクピクするけいれん発作(ミオクローヌス)が認められることがある」
と書かれていました。
「アルツハイマー型では進行すると10%にけいれん発作が見られる」とも。
レビー小体型認知症でアルツハイマー型の脳の病変
起こる方は多いです。

幻視デパケン(抗てんかん剤)を処方された方を何人か知っていますが、
「レビー小体型認知症の症状を悪化させるので、てんかんでないならば直ちに中止を」
という医師のアドバイスがありました。
http://www.chihou.net/cgi-bin/view.cgi?startview=760&endview=770

レビー小体型認知症以外に持病があると、
主治医も薬の種類も増え、治療は、より難しくなります。
薬の組み合わせで副作用が出たり、
似た成分が何種類かの薬に含まれているために副作用が出ることもあります。

薬のことは、自分で十分に調べ、副作用による悪化にくれぐれも気をつけて下さい。

No title

お返事ありがとうございました。

てんかん(発作はでていませんが)とあわせてレビ―も発症しているんだなぁと思いました。

心筋検査のほうは確定が逆に心配でしていないようです。

はじめに~を読ませてもらい、その中でも調べたりわかりやすく回答(お返事)をくださり感謝致します。

随分理解できてきました。とても参考になるので今後も読ませてもらいます。

幻視と実際の映像と

しばさんとってもお久しぶりです。
最近幻視についてちょっと不思議に思っていることがあります。
義母はベッドで寝ている時に天井を見ながら目をあちこちに
動かしています。おそらくその時に幻視が見えているのだろうと
思っています。
義母の幻視は人の顔の他に、魚や海とか船、風景のようなものも
見えたりするようです。
普通に考えると、NHKの試してガッテンで示されていたように
天井に映像が映っているように見えるのかな、と思うのですが、
もしそうなら、それが天井にあるはずのない映像なら、
おかしいな、と気づきそうな気がするのですが。。。
それとも、背景となっている天井のようなものは消えてしまって、
幻視だけが見えているのでしょうか。
目をあちこちに動かしている時の義母を見ると、私が目の前に
手を出しても、手のほうに目がいかず、(おそらく)幻視のほうを
じっと見ているという感じです。
ほんと、一度どんなふうに見えているのか見ることができたら
いいのになあと思います。


風景の幻視

しいさん
本当にお久しぶりです。うれしいです。

私の母も風景を見ますよ。
滝、海、港、プール、動物園……。(水関連が多いですね)

そこにが飛んでいたり、があったり、人がシンクロをしていたり…。
窓の外を見て
「あー!ビルから子どもが落ちた!」
「あー!とバイクがぶつかった!大怪我してる」
というのもあります。

「幻視は透けない。窓一面の幻視が見えたら窓の向こうの景色は見えない」
という本人の体験談がありますから、
幻視の向こうにある天井など、そこに実際にあるのものは
見えないのではないかと思っています。
(透ける、或は、ぼやけた幻視が見えるという方もいらっしゃいます。)

若年性レビー小体型認知症の方々は、
こんな所にそんなものが居る(ある)訳がないから、自分で幻視とわかる
と言われます。

(そのため虫は、本物か幻視か、見ただけでは分からないそうです。)

でも病気が進んだ方は、段々そうした判断力(?)を失っていかれるように思います。
私の母も最初は、幻視は幻視と理解して、人に隠していたのですが
徐々に幻視を常に本物と信じ込み
『もしかしたら幻視かも知れない』とは思わなくなりました。
(同時に私も「あれは、幻なんだよ」とは、あえて伝えなくなりました。)

どんなメカニズムで、いつ、どんな風に、そう変わっていくのか、
私もとても興味を持っていますが、
そうしたことについて書かれたものを見た事がありません。

幻視を本物と信じていれば、
夢と現実が、ごちゃ混ぜになったようになるでしょうし
妄想を言っているとしか思えない発言が多くなると思います。

レビー小体型認知症の場合は、言っていることが、
見た幻視のことなのか、妄想なのか、記憶の混乱なのか、
なんだかよくわからないことが、頻繁にありますね。
現実にありえない、不思議なこと、妙なことをよく言います
(家族は、全部「妄想」と呼ぶことが多いですが、私は違うと思っています。)

妄想が起こる仕組みも知りたいです。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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