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「薬以外の方法で劇的改善」Rさんの介護体験

レビー小体型認知症のお母様を介護するRさんの体験談です。この記事からの続き。

(追記:なぜレビー小体型認知症に薬以外のケアが、高い効果を上げやすいかを
   コメント欄で説明しました
。)
………………………………………………………………………………………………

気分がすぐれない時などに20分程度、手や腕をさするようにマッサージしている。
いつもありがとう。すぐ良くなるよ」等と優しい言葉をかけ、愛情を込めながら。
体調が悪く、ぐったりしている時は、それだけで劇的に回復することが多い
どんよりしていたがくっきり開き、元気になる。表情は温和に変わる。

…………………………………………………………………………………………………

2014年7月20日放送のNHKスペシャル「 認知症800万人時代 認知症をくい止めろ
~ここまで来た!世界の最前線〜」で紹介されたマッサージと似ているものだそうです。
(→番組内容詳細
P1030452_convert_20140722105651.jpg
P1030453_convert_20140722105828.jpg
(番組中で紹介された「優しく触れるケア」の実際。撮影:しば)

このマッサージは、タクティールケアといいます。(文献→朝日新聞記事
(タクティールケアを紹介した記事→こちら。2012年9月の新聞記事)

番組では、浜松医科大学の研究で、週5回優しく触れるケア(タクティールケア)を6週間行うと患者の7割で攻撃的な行動が減ったり、徘徊が治まってきたと伝えていました。

これは、何も驚くことではなく、心地よさ気持ちよさを感じること、笑い楽しいこと、喜びやすらぎ安心劇的に良くなったという体験談は、色々な方々から直接伺っています。

それは、本当に薬よりも遥かに効く印象があり、副作用もありません。

体操、ストレッチ、スロージョギング、ヨガ、気功、呼吸法のような運動系でも、
ダンス、和太鼓のような音楽に合わせた芸術系でも大きな効果があると思います。

友達と会って楽しくおしゃべりすること、大好きな音楽を聴くこと、美術などの芸術を見ること、舞台映画を見てったり感動したりすることで体調が良くなると言う方もいます。

マッサージ、指圧、鍼灸足湯や熱いおしぼりで体を温めること、アロマセラピー
書き出すと切りがありませんが、本人が「あ〜!気持ちいい〜!」「あ〜!楽しい!」「わ〜!素晴らしい!」と思うことは、何でも効果があると私は考えています。

と楽しくおしゃべりする、孫に何か教える赤ちゃんを抱く、と遊ぶ、家族と家事を手伝って感謝される、若いイケメン(美女)と握手をする、…。どれも効きます。
「ありがとう!大好きだよ!」と心を込めて言うだけでも違ってくると思います。

追記:浦上克哉(鳥取大学教授)著「新版 認知症 よい対応・わるい対応」P141
「(認知症になりにくい生活習慣について)いろいろ述べてきましたが、結論としては、楽しいと感じたり楽しみながらできることが、脳を一番活性化させます
2014年8月にこの本を読んで『やっぱり!』と思いました。 

追記:パーキンソン病に太極拳が効果ありという研究→こちら →こちらも
   レビー小体型認知症のパーキンソン症状にも効果があるはずです。

追記:医学的にも証明されている運動笑顔で明るい生活の効果→アピタル

追記:絵画音楽の美しさを感じて脳の血流が増加するという研究結果→日経新聞

追記:足湯などで体を温めると人により、体調により、だるくなったり、ってしまう方がいます。

追記:小型の柔らかいペットボトルにお湯を入れて首、肩などに当てるのは、簡単で気持ちが良い方法です。

<関連記事>
5種類の認知症 種類別 本人と家族の体験談集(若年性も)必読!
ユマニチュード(介護術)(「報道特集」の内容)接し方で劇的改善
アロマセラピーと脳(副作用もあるので注意。効果は証明されている)
認知症、パーキンソン病に効果のある鍼灸のツボ(押す等の刺激でも効果)
ネコを飼って症状が改善した介護体験談 魚ロボットセラピー
レビー小体型認知症に熱めの足湯が効果?(温泉旅行で改善した体験談も)
本格的な漢方薬治療の体験談(若年性レビー小体型認知症本人)
計算ドリルに効果はあるか/ドリルで傷つく人たち
頭と体を同時に使って記憶力改善(リンクに認知症予防マニュアル)
臨床美術が認知症を改善(新聞記事)絵を描く等の芸術療法
証明で睡眠と認知症を改善証明(新聞記事)
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No title

しばさん、いつもブログを拝見しています。今回も役立つ情報をありがとうございます!

タクティールケア、実行してみます!簡単にできて大きな効果が期待できそうですね。肉体的、精神的心地よさで、思った以上に体調が改善することがあるのですね。

夫はテレビドラマを観ることが好きで、そういえば、好きな番組を観ているときは、具合が悪くなることは少ないようです。

しかも、つけっぱなしにして観させているのではなく、一緒に観てあげるといいみたいです。「半沢直樹」とか、すっごく盛り上がりました。テレビでのスポーツ観戦なども良いみたいです。なんだかんんだ、一緒に応援したり感想を言いながら観るのが楽しいようです。一体感がよいのでしょうね。マッサージと同じですね。

また、夫は音楽療法が大好きです。今、リハビリプログラムに参加するため入院中なのですが、そこの音楽療法の一環で、先日、ロビーコンサートで皆さまの前でコーラスをしました。コンサート前から終わった後まで、何度もその話をします。

もともと声が通るほうで、数少ない男性パートなので、お姉さま方にちやほやされるのが良いようです。褒められたり、頼られたりするのが心地よいのでしょうね。

そういわれてみると、病気になると、褒められたり頼られたりする体験が激減しますよね。いつもそばにいる家族が、心して誉める数を増やしてあげると、どんなに効果があることでしょう。

夫の通うデイでは、誉め上手な職員さんがいっぱいです。髪を切ると誉められ、新しいシャツや新しい靴下を身に付けていくと目ざとく見つけて誉めてくださいます。見習いたいと思います。

No title

MKさん いつもコメントありがとうございます。

アルツハイマー型の方には、理解しがたい思うのですが、
なぜレビー小体型認知症は、そんな簡単なことで
そんなに劇的に良くなるのかを説明させて下さい。

レビー小体型認知症の場合は、
1. 脳内の神経伝達物質(アセチルコリンやドーパミンなど)が常に不安定
2. 薬剤(脳の神経伝達物質に直接作用する薬)に過敏
という特徴がありますよね。

他にもレビー小体型認知症の大きな特徴として、
しっかりしている時は、健康な人のように話すのに、
調子の悪い時」は、体調も悪いし、顔つきも変わって、ぼんやりする。

この「調子の悪い時」というのが、ドーパミンなどの神経伝達物質
少なくなっている時なのだと、私は理解しています。

このドーパミンは、笑ったり、気持ちよかったり、喜んだり、感動したりすると、簡単に脳に放出されるようです。
(ドーパミンだけではないと思うのですが。)

レビー小体型認知症は、神経伝達物質の少量の変動に過敏に反応しますから
そうやって少し脳内に放出されるだけで、劇的に改善する
(=「調子の悪い状態」から「調子の良い状態」に変わる)
ということが起こるのだと思います。

逆に、心身へのストレス(不快感、疲労、悲しみ、孤独感など)を受けた時も
レビー小体型認知症は、劇的に悪くなります

(他の種類の認知症でも同様と言われていますが、特にレビーは。)

ストレスによって脳内で放出された物質に過敏に反応するからだと
私は考えています。

音楽療法も(比較研究はないと思いますが)レビー小体型認知症では
他の種類の認知症よりも効果が高いのではないかと思っています。

(以前、リズミカルな音楽を聴くだけでパーキンソン症状が改善される
という音楽療法の記事を書きました。)
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-1047.html

つい最近、高齢ですが、非常に良い状態を長く保っていらっしゃる方の
ご家族にその秘訣を質問してみました。

奥様が、御主人(レビー)に対して、常に明るく話し掛け、
愛情と尊敬と信頼を示しているのだと伺いました。
「パパ、これやって〜」
「わ〜、ありがとう!助かるわ〜!」
「パパは、本当に頼りになるわ〜!」
「パパが元気でいてくれて、私は、本当に幸せだわ〜!」
と常に「パパ、パパ」と呼びかけているそうです。
御主人も毎日ニコニコ嬉しそうに、幸せそうにしているということです。

誰にでもできることではないのですが、
一緒に笑うのが薬、「ありがとう!」の一言が薬、
叱るのは毒、馬鹿にするのは毒

と知っているだけで、少し違ってくるのではないでしょうか。

病気になって、誰からも誉められず、何もさせてもらえず、信頼されず、家族の邪魔者だと思いながら生きるというのは、
(レビー小体型認知症は、そう考える思考力があります。)
想像を絶する苦しみだと思います。

介護する方も、確かに、本当に苦しいのですが、
立場を置き換えて考えてみると、少し違って見えてくるかも知れないですよね。

できる範囲で、少しつづ、決して無理せず
1日1笑」「1日1誉」にトライしてみたいと思います。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

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