スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

認知症タイプ分類質問票

認知症の種類を判別するためのチェックリストです。(下記青字部分)
考案者は、群馬大学大学院の山口晴保教授(週刊朝日 2014年7月4日号掲載)

注 byしば:分類が重要なのは、認知症の種類によって治療(薬の種類や量など)
対応(ケア)を変えなければ、更に悪化するからです。(→レビー小体型の場合
しかし認知症は、2〜3種類合併することも多いので注意と各認知症の知識が必要です。

レビー小体型認知症では、アルツハイマー型の症状や脳血管性の症状(やる気がない/飲み込みにくい)が出ることがあります。→詳細(レビー小体型の3タイプ)
物忘れはなく、注意力の低下(計算間違い等)だけが出たり、「非常にしっかりしているのに、たまにおかしなこと(ありえないこと)を言うのが始まりだった」という家族も少なくありません。

追記:前頭側頭型認知症は、ピック病を含みます。
………………………………………………………………………………………

    認知症タイプ分類質問票(考案:山口晴保教授)

 ご本人の日々の生活の様子から、当てはまるものに丸つけて下さい。
 (1つでも丸がついた場合は、疾病を疑います。) 

<軽度認知障害>(記憶障害があっても日常生活は送れる)詳細

    しっかりしていて、一人暮らしをするのに、手助けはほぼ不要
    買い物に行けば、必要なものを必要なだけ買える
    薬を自分で管理して飲む能力が保たれている

<せん妄>(意識障害の1種で症状が変動する) →詳細

    この1週間〜数ヶ月の間に症状が急に進んでいる

<アルツハイマー型認知症>(物忘れが多くなる) →詳細

    お金など大切なものが見つからないと、盗られたと言う
    最初の症状は物忘れだ
    物忘れが主な症状だ
    置き忘れやしまい忘れが目立つ
    日時がわからなくなった
    できないことに言い訳をする
    他人の前では取りつくろう

<レビー小体型認知症/パーキンソン病に伴う認知症 →詳細 →漫画集

    頭がはっきりしている時とそうでない時の差が激しい →詳細 →具体例
    実際には居ない人や動物や物が見える        →詳細 →具体例1 2
    見えたものに対して、話し掛ける・追い払うなどの反応をする 
    誰かが家の中に居るという             →漫画 →具体例
    介護者など身近な人を別人と間違える        →漫画 →具体例
    小股で歩く                    →詳細 →動画
    睡眠中に大声や異常な行動をとる          →詳細 →漫画
    失神(短時間気を失う)や立ちくらみがある     →詳細 →対策
    便秘がある                    →詳細 →対策
    動作が緩慢になった                →詳細 →動画
    悲観的である                   →詳細 →具体例

<脳血管性認知症>(意欲がなくなり、反応が鈍い)詳細 具体例

    動作が緩慢になった
    悲観的である
    やる気がない
    しゃべるのが遅く、言葉が不明瞭
    手足に麻痺がある
    飲み込みにくく、むせることがある          →詳細
    感情がもろくなった(涙もろい)           →具体例
    思考が鈍く、返答が遅い

<前頭側頭型認知症>(性格が変わり、社会性がなくなる)→詳細

    最近嗜好の変化があり、甘い物が好きになった
    以前よりも怒りっぽくなった
    同じ経路でぐるぐると歩き回ることがある       
    我慢できず、些細なことで激高する
    些細なことで、いきなり怒り出す
    こだわりがある、または、まとめ買いをする
    決まった時間に決まったことをしないと気がすまない  →具体例
    コロコロと気が変わりやすい
    店から物を持ち去る(万引き)などの反社会的行動がある
    じっとしていられない

<正座不能症状>(薬の副作用でじっとしていられず動き回る)

    じっとしていられない

<正常圧水頭症>(物忘れの他、尿失禁や歩行障害になる)詳細

    尿失禁がある
    ボーッとしている
    すり足で歩く                    →動画

<失語症>(言語障害が起こる)

    言葉が減った
    ものの名前が出ない

<関連記事>
*「認知症Q&A」(認知症の疑い!受診は?治療は?介護は?まず何をする?)
*「抗認知症薬アリセプトが徘徊や暴力の原因になることも」(長尾医師の本から)
*「認知症の種類別 本人と家族の体験談集」(貴重なヒント満載)
*「親の認知症に気づいて!」(日経新聞から)
認知症の種類別 解説講義動画集(治療やケアの注意点も詳しく分かり易い)
*「認知症の種類別 口答知能テスト(長谷川式スケール)の答え方
*「認知症の種類別 外見や言動の違い」(医師の解説)
*「アルツハイマー型認知症の進行の仕方(FAST)(大きく違えば他の認知症の可能性)
*「認知症の種類別 早期発見チェックリストと症状」(認知症以外で物忘れの出る病気も)
パーキンソン病、レビー小体型認知症との関係に関する重要リンク集(必見)

認知症チェック
認知症タイプ分類質問票(クリックすると拡大します。)
関連記事

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

No title

しばさん、こんにちは!
認知症の種類についての細かい分類の記事をありがとうございます。

認知症と言うと、アルツハイマー病の症状がまず第一に思い浮かぶため、私はいまだに夫が認知症であることがピンとこないときがあります。

私より、記憶力がしっかりしているときがありますし(笑)、受け答えもしっかりしていて、特に介護認定のときなど、いつもよりしっかり答えます!(笑)

しかし、その一方で、認知の変動(ぼーっとしているときとしっかりしているとき)は以前より頻繁になりました。前は一か月ごとだったのが、最近では一日の中で変動が起きます。

介護者(私やデイサービスのスタッフのみなさん)にお礼を言ったり、ねぎらいの言葉を掛けてくれたりするので、ありがたいことだと思っています。

今、リハビリ入院中です。ずっと一緒にいるとうっとおしいのですが(どの夫婦でもそうですよね!)、たまに離れると、なんだか、楽しかった想い出だけが甦ってきます。不思議ですね。

先日、25年ほど前に住んでいた場所のそばを通る機会がありました。あの頃は、子どもたちも幼く、それなりに悩みやあせりもありましたが、わたしたち夫婦は二人とも若くて一生懸命でした。曲がり道や遠回りもありましたが、それなりに二人とも頑張ってきたのです。

なんだか、ごくろうさま、良く頑張ったね~、と言ってあげたい気持ちでいっぱいになりました。

これからはゆっくり過ごしましょう。そんなにリハビリ頑張らなくても大丈夫だよ~って。

でも、リハビリが夫の支えで、念願の「リハビリ三昧」の日々を病院で頑張っているので、やはり、「リハビリ応援しているよ~」のエールでしょうね。




No title

MKさん、素敵なコメント、ありがとうございました。

こうした質問票、ずっと必要だと思っていました。
レビー小体型認知症の質問票
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-1000.html
を自分で作った後、試作しようかと思ったんですが、
各認知症の最も特徴的な症状を選んで、的確に表現するのは、
想像以上に難しいです。

認知症は、種類によって全然違いますから、
全部を熟知するのは、認知症の専門医でも大変だろうなと思います。

アルツハイマー型でも高齢で発症するものと若年性では、まったく違うそうです。

同じレビー小体型でも、その中に更に型(タイプ)があり、
型によって、症状も、大きく違っていますしね。
同じ型でも、各症状の強さや進行の速度など、全然違います。

アルツハイマー型は、世界中に患者数が多いので、盛んに研究されていますが
レビー小体型や前頭側頭型(ピック病)などは、研究も少なく
まだわかっていない部分の方が遥かに多いと、(知れば知るほど)思います。

記憶力は、レビー小体型認知症の純粋型
(パーキンソン症状で始まりパーキンソン病と最初に診断されるタイプ)
では、長く保たれているという体験談を聞きます。

高齢で発症する通常型でもアルツハイマー型の記憶障害とは違うようです。

私の母もずっと記憶障害が目立たず
調子が良いときには、まったく正常に会話ができますから
親戚、知人はもちろん、介護職員すら
この人は、認知症じゃない!」と言いました。

父も「見えないものが見えて、歩けなくなる病気だが、認知症ではない」
と理解している風です。

この傾向は、最期まで続くと家族会の方から伺っています。
進行して、中々反応しない状態になっても、調子のよい瞬間に
感謝やねぎらいや労(いたわ)りの言葉が出るそうです。

レビー小体型は、脳がどんどん萎縮する病気ではありませんから
一見、何もわからないように見えても、実は、全部わかっている
(全部聞いて、理解も記憶もし、考えている)
というのは、本当だと思います。


ご夫婦の人生を振り返ったお言葉には、感動しました。

河合隼雄氏が、本の中で、こんな風に書いていました。
「子育て中の夫婦は、時代劇で、(コンビを組み)背中を合わせて、二人で大勢の敵を相手に戦っている侍に似ている。
子供が巣立って、ふと正面から向き合うと、これが長年一緒に戦ってきた同志だったのかと愕然とすることがある」

そこで熟年離婚する方たちも大勢いますよね。
私も、MKさんのように、(色々なことはあったけど)
「ご苦労様。よく頑張ったね。これからはゆっくりすごしましょう」
と言える人になりたいです。

No title

しばさん、コメントありがとうございます。

うちは純粋型ですから、症状がゆっくりなのかもしれないです。

物事の段取りが悪くなる、簡単なメールが途中から書けなくなる、話が一貫していなくて、聞いている側がいらいらしてしまう、ということは初期からありました。

今、考えてみると、やはり、パーキンソンではなくて、レビーだったのですね。(幻視、睡眠中の叫び声なども初期からありました。)

河合隼雄氏の言葉、言い得ていますね!
うーん、名言だ!

パーキンソン病とレビー小体型認知症

純粋型(主にパーキン症状から始まり、パーキンソン病と診断されるタイプ。若年性が多い)だから「進行が遅い」ということはないようです。

純粋型でも一気に進行する症例を色々聞きました。

でも逆に、10年進行しない
認知症(生活に困る程の認知機能の低下)が出ない
何十年もかけてゆっくりゆっくり進行している
といった症例も珍しくないと聞いています。

進行速度の違いが何によるものかは、まだ解明されていないと思います。

レビー小体(全身に溜まるたんぱく質でできた丸い物体。顕微鏡で見られる)
には、毒性の強いものと弱いものがあるためではないかという
ネイチャー掲載の論文を以前、ご紹介しました。
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-1232.html

レム睡眠行動障害
(睡眠中、夢に合わせて大声で寝言を言ったり、叫んだり、暴れたりする)
は、パーキンソン病でも見られます
(レビー小体型でもパーキンソン病でも出ない方もいます。
この症状が出る頻度は、レビー小体型認知症の方が大きいです。)

パーキンソン病の症状があり、初期から幻視がある場合は、
レビー小体型認知症の疑いが強いと小阪憲司先生(病気の発見者)
は、書かれています。
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-1019.html

私は、NHK「きょうの健康」で、薬が効いてスタスタ歩くパーキンソン病の
方を見た時、母の歩き方と全く違うことに驚きました。

パーキンソン病と診断された母は、きちんと治療をしていましたが
歩行もほとんど改善しないどころか、数年かけてどんどん悪化しました。

医師でないのでわかりませんが、パーキンソン病とレビー小体型認知症では
抗パーキンソン病薬の効き方に、違いがあるのではないかと感じました。

注)レビー小体型認知症には、禁忌の抗パーキン病薬があります。
http://lewyoshaberikai-yuruyurugumi.jimdo.com/2013/08/30/家族と医療-1-まず処方箋をチェック/

パーキンソン病の方に「あなたは、レビー小体型認知症になる可能性が大きい」
と伝えることは残酷だという意見があります。

しかし早期からレビー小体型認知症のことを知って、気をつけなければ
パーキンソン病の治療で悪化していくということが、多々あります。
http://nonohana7.blog134.fc2.com/blog-entry-1247.html

レビー小体型認知症は、脳の萎縮が小さく、長く良い状態を保つことも可能です。
認知症は、特別な病気ではありません。
認知症=絶望ではないです。

それを私は、知って頂きたいです。
プロフィール

<しば>

Author:<しば>
私は認知症について希望を持てる情報を集め、共有している一介護家族です。医療・福祉の従事者ではありません。

特定の医師・治療法等へのこだわり、信仰する宗教はありません。
認知症に関連するビジネスもしていません。
掲載する情報は正確・公正であるよう努めています。

このブログ内の記事は、出典さえ書いて頂ければ、自由にコピーして資料等として使って頂いて構いません。リンクもご自由に。

’13年5月から「レビー小体型認知症介護家族おしゃべり会」(全国に広がる家族会)公式サイトに「しば記者デスク」「体験記」というコーナーを頂き記事を連載中。(こちらの記事は会に著作権があります。)

ツイッター:しば@703shiba

*レビー小体型認知症の症状やチェック方法は、カテゴリの一番上「症状チェック」を。


母 '05パーキンソン病と診断。’10.3月要支援2→要介護4へ激変。5月レビーと診断。2度の転倒骨折入院の後、自宅介護が困難に。8月末グループホーム入所。’11年3月に圧迫骨折で寝たきりに。7月特養入所・要介護5に認定。'12年要介護4に回復。’14年なぜか要介護5になるが穏やかで普通に会話が可能。
S13(1938)年生まれ。

父 ’10年9月ピック病(前頭側頭型認知症)と診断。
昭和2桁生まれ。

私 ’60年代生の女性。300km離れた所に住む。日々の介護はきょうだいに頼り’10年から月1回、’12年から1〜2ヶ月に1回帰省。

好きなこと:読むこと・書くこと・草花の写真を撮ること等々。

*記事に付けた花の写真は私が撮影したものです。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。